シーラーズへの行き方と見どころ

 

シーラーズはペルセポリス遺跡やピンクレイクの拠点として知られていますが、実はシーラーズ自体にも世界的な見どころが2つあり、今ではイスファハーンと並ぶほどの人気になっています(^^)

 

 

「シーラーズ」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

 

 

シーラーズは、紀元前7世紀頃に栄えたアケメネス朝ペルシアの中心地の1つで、有名なペルセポリス遺跡まで車で約1時間の距離です。5月~6月にはバラの花が咲き乱れ「バラの都」と称されます。人口は約120万人。

 

最寄りの空港はシーラーズ国際空港(SYZ)。国内外合わせて18都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

通貨はイラン・リヤル(通貨コード:IRR、記号:Rls)で、現地では「トマーン」と呼ばれています。補助通貨はディナールですが流通していません。1リヤル=100ディナールで、本日のレートはこちら。

 

 

 

空港から市内への移動

 
photo by:Aleksasfi

 

空港は市内中心部から南東に約10km離れています。市内への移動方法は路線バス、地下鉄、タクシーの3つです。

■路線バス:120番のバス
■地下鉄:1号線

 

 

イスファハーンからシーラーズ

■イスファハーンの南バスターミナル
 

 

イスファハーンの南バスターミナルから、シーラーズの「カランディッシュ・バスターミナル」へ直通バスが出ています。

・所要時間:約6時間
・料金:約21万リヤル

 

■カランディッシュ・バスターミナル
 

 

 

シーラーズの見どころ一覧

 

シーラーズには多くの見どころがありますが、ここは外せないという4ヶ所を厳選しました。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。

 

 

マスジェデ・ナスィーロル・モスク

 

 

1888年に建てられたシーラーズのシンボルともいえるモスクです。中庭には美しいイーワーンがあります。

 

 

イーワーンとは「三方を壁に囲まれて一方が空いているイスラム建築特有の門」のことです。街のシンボルとなるようなモスクのイーワーンは、荘厳で権威的なデザインになっているのが常ですが、ここのイーワーンは少し雰囲気が違います。女性的というか少女的というか(*´∀`*)

 

シーラーズへの行き方と見どころ

 

それもそのはず、実は街のシンボルであるバラがタイルにビッシリと描かれているんですΣ(゚∀゚ノ)ノ 門の中に入っても同様で…

 

シーラーズへの行き方と見どころ

 

もはやバラ畑です(,,゚Д゚) こんなモスクは世界でここにしかありません。それゆえこのモスクは「ローズモスク」や「ピンクモスク」とも呼ばれています。絨毯もバラがギッシリで、女の子向けのオモチャの城のようです。

 

シーラーズへの行き方と見どころ

 

そして、ハイライトがこちらです。

 

 

スゴイですねΣ(゚∀゚ノ)ノ ステンドグラスは高い位置にあることが多いですが、ここは低い位置に設置されているため、朝方のみ光が差し込んで幻想的な空間になります。特に冬がキレイに見えるそうです。

 

つまり昼以降に行くとこの光景は見られないので朝一で行ってください。時間とともに人も増えてきて良い写真も撮れなくなってしまいます。営業時間は7時~17時。料金は30万リヤルです。

 

ちなみに、イランの北西に位置する国・アゼルバイジャンの「シェキ・ハーン宮殿」も素晴らしいステンドグラスで知られています。

 

■シェキ・ハーン宮殿
シーラーズへの行き方と見どころ

 

 

シャー・チェラーグ廟

 

 

「シャー・チェラーグ」には「光の王」という意味があります。その名のとおり、中に入ると唖然とするような光り輝く世界が広がっています(,,゚Д゚)

 

 

とんでもないですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 宝石箱や万華鏡の中に入ったようです。造られたのは1130年頃なのですが、その豪華さが知られるようになったのは約200年後のことでした。以降、何度も修復が施されて「世界で最も美しいモスク」と称されるようになりました。

 

 

ただ、このモスクは戒律に厳しくて女性は内部に入ることが出来ません。しかし外観も素晴らしいので、ぜひ行ってみてください。英語の無料ガイドが付きます。24時間営業で入場料は無料です。

 

 

カリムカーン城塞

 

 

1767年に建てられた要塞で、壁は高さが12m、基底部の厚みが3m、四隅に円形の塔が建てられています。刑務所として使われてた時代もありましたが、現在は博物館として使用されています。

 

 

内部はうってかわって美しい庭園が広がっていて、特に夜がキレイです(^^) 営業時間は8時~21時で、料金は20万リヤルです。

 

 

バキル・ヒストリック・バス

 

 

1760年に造られた公衆浴場です。壁画は神話や叙事詩などが描かれていて、モスクや宮殿とはまた違った雰囲気になっています。現在は博物館として使われていて、人形で当時の様子が再現されています。周辺にはバキル・バザールやバキル・モスクなど見どころも多いので、時間があったら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

 

以上になります。世界最高レベルのモスクが2つもあるシーラーズ。ぜひ行ってみてください(^^)

 

 

中東のすごいモスク

イスファハーンなど1つの街にたくさんのモスクやマドラサがある場合は街単位で記載しています。

■シェイク・ザーイド・グランド・モスク(アラブ首長国連邦)

2007年にアブダビに完成した、世界で6番目に大きなモスクです。詳細は下記からご覧ください。

「アブダビ②観光の見どころ」徹底ガイド

■イスファハーン(イラン)

「ここには世界の半分がある」と称されたイマーム広場を中心に、美しい青タイルを基調としたイスラム建築の傑作が並びます。詳細は下記からご覧ください。

「イスファハーン②イマーム広場」徹底ガイド

■スルタン・カブース・グランド・モスク(オマーン)

オマーン最大のモスクで、2001年に完成しました。6500人を収容出来る大礼拝堂は圧巻です。詳細は下記からご覧ください。

「オマーン①アクセスとグランド・モスク」徹底ガイド

■ステート・グランド・モスク(カタール)

カタール最大のモスクで2011年に完成しました。屋根のドームはなんと99個あります。詳細は下記からご覧ください。

「ドーハ②観光の見どころ」徹底ガイド

■クウェートシティ(クウェート)

クウェートの首都で、クウェート最大の「グランドモスク」や、不思議な形をした「シェイク・ファティマモスク」などがあります。詳細は下記からご覧ください。

「クウェートシティ」徹底ガイド

■マスジド・ハラーム(サウジアラビア)

イスラム教最大の聖地です。イスラーム暦の12月8日~12日には「ハッジ」という大巡礼が行われ、世界中から300万人以上といわれる信者が集まります。詳細は下記からご覧ください。

「メッカ」徹底ガイド

■メディナ(サウジアラビア)

メッカに次ぐイスラム教第2の聖地で「預言者のモスク」や「クバー・モスク」が有名です。詳細は下記からご覧ください。

「メディナ」徹底ガイド

■イスタンブール(トルコ)

古代から世界史の中心地の1つで、ブルーモスクこと「スルタン・アフメット・ジャーミー」や、紆余曲折を経てモスクに戻った「アヤソフィア・ジャーミー」など、スケールの大きなモスクが並んでいます。詳細は下記からご覧ください。

「イスタンブール②スルタン・アフメット地区」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的なモスクがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごいモスク総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい38ヶ所を6つのエリアに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ドバイ(約11時間)

・ドバイ-シーラーズ(約1時間半)

ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 イラン
ガイドブック 中東のガイドブック
ビザ ビザ取得が必要
時差 夏:-4時間半/冬:-5時間半
チップ ・ツアーガイドなど:10%程度
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるペルシャ語 ①おはよう。

ソブ ベヘイル

 

②こんにちは。
サラーム

 

③こんばんは。
アスル ベヘイル

 

④ありがとう。
メルスィ

 

⑤さようなら。
ホダハフェズ

 

⑥はい・いいえ
バレ・ナ

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 イラン・リヤル(通貨コード:IRR、記号:Rls)で、現地では「トマーン」と呼ばれる。補助通貨はディナールだが流通していない。1リヤル=100ディナール。

 

日本大使館 HP

イランの絶景一覧

イランの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

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大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国の中で同系統の見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

 

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