イジェン火山は近年SNSを通して一気に有名になった場所で、火口から噴出する硫黄ガスによる青い炎を求めて多くの観光客が訪れます(^^)
ただ、2019年5月15日より、安全の為「噴火口から範囲1km以内への立入禁止」となりました。そのため、青い炎は山の頂上から見下ろす形になります。ガイドにカメラなどを渡して近距離の写真や動画を撮ってきてもらうことは可能です。
「イジェン火山」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:バニュワンギ
1-2:デンパサール
1-3:ジョグジャカルタ
2・バリ島からバニュワンギ
3・各地からのツアー
3-1:バニュワンギから
3-2:バリ島から
3-3:ジョグジャカルタから
4・イジェン火山登山
5・世界の登れる火山
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
バニュワンギはジャワ島の東端に位置する町で、イジェン火山までは約50kmです。海を挟んですぐ東にはバリ島があり、バニュワンギも負けず劣らず美しいビーチが広がっています。人口は約10万6千人。
最寄りの空港はバニュワンギの「ブリビンサリ空港」(BWX)。国内外合わせて6都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
デンパサールはバリ州の州都で、言わずとしれた世界的観光地です。日本でも人気は非常に高く学生旅行からハネムーナーまで多くの人が訪れます。人口は約80万人。
最寄りの空港はデンパサール国際空港(DPS)。国内外合わせて50以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ジョグジャカルタはジョグジャカルタ特別州の州都であり、ジャワ島屈指の農業地帯でもあります。近くにはボロブドゥールやプランバナンといった有名な観光地があるので世界中からの観光客で賑わっています。人口は約40万人。
最寄りの空港は2つあります。空港から市内への移動は「プランバナン:徹底ガイド」をご覧ください。格安航空券はこちらです。
■アジスチプト国際空港(JOG)
・老朽化が進み新空港への移行中
・国内外合わせて32都市に就航
・最新の就航路線一覧
■ジョグジャカルタ国際空港(YIA)
・2019年5月から部分的に運用開始
・国内の6都市に就航
・最新の就航路線一覧
街の中心部は「マリオボロ通り」で、安宿やツアー会社が密集するのは「ソスロウィジャヤン地区」です。イジェン火山のツアーもここで申し込みます。宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はルピア(通貨コード:IDR、記号:Rp)で、補助通貨はセン(sen)。1ルピア=100センで、本日のレートはこちら。
デンパサールの「ウブンバスターミナル」からバリ島西部の「ギリマヌク港」へ行きます。直通だと約3時間ですが、実際には色々な場所でお客さんを下ろしたり載せたりするので約5時間かかると思ってください。料金は6000ルピアと安いです。
ギリマヌク港からジャワ島へのフェリーは6500ルピアです。港から市内までは乗り合いバスが出ていまして、宿などが決まっていたら送ってくれます(^^)
■ジャワ島側のフェリーポート
イジェン火山観光は「富士山のご来光ツアー」と同じく深夜の動きがメインとなるため、1泊2日といってもホテルでは食事と仮眠を取るだけになります。多分、寝られない人が多いと思いますので「0泊2日」と最初から覚悟を決めたほうが良いと思います(^^;)
「プロモ山登山」を含めるか含めないかで変わります。プロモ山は雲海で有名な山で、雲海が出ていればインドネシア屈指の絶景になります(,,゚Д゚) 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
プロモ山を含める場合2泊3日で、含めないと1泊2日になります。スラバヤからのツアーも同じ内容です。
イジェン火山は標高2799m。山頂から火口へと下った場所にある直径約800mの湖付近で「ブルーファイア」を見ることができます。この湖は非常に美しいのですが、高濃度の硫酸湖で非常に危険ですΣ(・∀・;)
ちなみにジャンプマンガの「Dr.STONE」をご存知でしょうか。その中で「硫酸湖と、そこに溜まる硫化水素ガス」と格闘するエピソードがあります。
©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
読んだことがある人は「なるほど、あの危険な場所に行くのか…」と思ったのではないでしょうか(^^;) でも、ちゃんとツアーガイドがいるので大丈夫です。
周辺の宿に宿泊している場合、動き出しは深夜1時頃。準備が完了したら2時頃に登山開始となり、4時頃に登頂します。真夜中の移動になるので空には満天の星が広がっています。
昔は頂上から火口まで約600m降りていって、炎まで数メートルのところまで近づけたのですが、2019年5月15日より、安全のため噴火口から1km以内への立ち入りが禁止となりました。
なので、昔はガスマスクとゴーグルも必須でしたが、現在はヘッドライトがあれば大丈夫です。見てのとおり本格的な登山なので体調が悪いときには無理をしないようにしてください。
ヘッドライトは、とりあえず足元が照らせられれば良いのでレンタルで充分ですが、より広範囲を照らせたほうが安全ではあるので、不安な方は事前に用意しても良いと思います。
もしどうしても不安でガスマスクを購入してから行くということであれば、サバイバルゲームなどで使うホビー用のマスクを購入しないように注意してください。防塵・防毒の産業用マスクが適しています。もしどれを選んでよいか分からなければ、例えばこちらなどで大丈夫だそうです。マスク以外に吸収缶などが必要になりますから合わせて購入してください。
ゴーグルが欲しい人もレンタルで良いのですが、メガネをかけている人は、メガネの上から利用できるゴーグルを用意した方が良いかも知れません。レンタルのは普通のゴーグルしかありませんので。「防塵ゴーグル メガネの上から」と検索すると、専用のゴーグルだけが出てきます。
2時間の登山は非常にキツイので、手押し車のサービスもあります。山頂までの往復で40万ルピア(約3000円)です。近づくにつれて青い炎がハッキリと見えてきます。
そして登山開始から2時間後。ついに到着です。
近くでの写真を撮りたい場合、ガイドにカメラを渡せば撮ってきてくれます。
現場は足元が危ないので、しっかりした靴で行ってください。トレッキングシューズがあればベストですが、ジョギングシューズ
などでも大丈夫です。
湖周辺には硫黄の採掘場があり、男性たちが70~80kgの重さになる硫黄を抱えて歩いています。
ただでさえキツイ登山道を、成人男性1人ほどの重さの硫黄を背負って、ときには3往復するそうです。しかし1日の稼ぎは1000円に満たないほどであり、さらに、彼らは日常的に硫黄ガスを吸っていることで総じて短命なのだそうです…。
以上になります。神秘の青い炎が見られるイジェン火山。ぜひ行ってみて下さい(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ハレマウマウ・クレーター(アメリカ) |
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世界遺産に登録されている「ハワイ火山国立公園」のハイライトです。以前は赤く輝く溶岩が見られたのですが、2018年に噴火が起こって地形が変わり見られなくなってしまいました。詳細は下記からご覧ください。 |
■ダロール火山とエルタ・アレ火山(エチオピア) |
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ダナキル砂漠にある火山で、ダロール火山」は「ナメック星」と称されるほどの異世界が広がり、「エルタ・アレ火山」は溶岩を間近に見ることが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 |
■サンタアナ火山(エルサルバドル) |
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エメラルドグリーンの美しい火口湖を持つ活火山で、比較的簡単に登頂できるので観光客に人気があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■パカヤ火山(グアテマラ) |
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中米で最も活発な火山の1つで、山頂付近を流れる溶岩でマシュマロを焼いて食べるツアーが大人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ニーラゴンゴ火山(コンゴ民主共和国) |
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世界で最も活発な火山の1つで、2021年にも大規模な噴火が起こっています。登山は完全にツアー参加になり、レンジャー同行で行われます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ボルカン・マサヤ(ニカラグア) |
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頂上まで車で行けるため、赤く美しい溶岩を簡単に見ることが出来ます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヤスール火山(バヌアツ) |
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世界で一番火口に近づける火山と言われていて、バヌアツで最も有名な観光地です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な山がたくさんあります。興味のある方は「世界の『旅行で行けるスゴい山』総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にスゴい74ヶ所を6つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-ジャカルタ(約8時間)
・ジャカルタ-バニュワンギ(約1時間半) |
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ベストシーズン | 5月~9月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 インドネシア |
ガイドブック | インドネシアのガイドブック |
ビザ | 30日以内の観光ならビザ不要。 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄連続3ページ以上 |
時差 | ・サマータイム:無し
・西部時間:-2時間(ジャカルタなど) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 001/007など(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるインドネシア語 | ①おはよう。
Selamat Pagi. (セゥラマット パギ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | ルピア(通貨コード:IDR、記号:Rp)で、補助通貨はセン(sen)。1ルピア=100セン。
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日本大使館 | ・HP |
インドネシアの絶景一覧 |
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