黄龍の見どころ

 

九寨溝と黄龍は無数の景勝地がある中国においてトップクラスの美しさを誇る場所で、日本からも多くの観光客が訪れます。当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「九寨溝と黄龍③黄龍風景区」になります(^^)

 

 

「九寨溝と黄龍③黄龍風景区」徹底ガイド:目次

2017年8月8日に発生した九寨溝地震は大きな被害をもたらしました。観光は出来るようになっていますが、訪れる際は最新の状況を確認してください。

 

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

九寨溝を出発し黄龍へ

黄龍の見どころ

 

ほとんどの人は前日に九寨溝を観光し、翌朝に黄龍へ向かうことになります。バスの中で乗務員と下記の内容をやりとりします。

①帰りはどうするのか
 (1)このバスで九寨溝へ戻る:追加45元
 (2)このバスで川主寺鎮へ戻る:追加30元
 (3)片道のみ

 

②ロープウェーは使うか
 (1)使う:入場料とロープウェー代を渡して購入してもらう
 (2)使わない:入場料だけ渡して購入してもらう

 

出発地点の九寨溝バスターミナルは標高1996m。ここから約3時間かけて黄龍へ行くのですが、途中には5588m地点を通過&下車しますΣ(・∀・;) 高山病が不安な人は酸素ボンベを買っておきましょう。日本からガイド付きツアーに参加する場合は、おそらくあらかじめ付いていると思います。

 

 

こちらが5588m地点です。

 

黄龍の見どころ

 

飛行機の中のように袋もパンパンになりますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

黄龍の見どころ

 

そして入口に到着です。標高は3199m。

 

黄龍の見どころ

 

 

黄龍風景区

黄龍の見どころ
出典:www.vccoo.com ※拡大できます

 

黄龍は、玉翠山からのびる全長7.5kmの峡谷にある「世界最大の石灰華段」です。カルスト地形が新生代第四紀に隆起して石灰質の土壌が露出し、そこに水が流れ続けて形成されました。2006年に全長2350mのロープウェーが造られて簡単に上に行けるようになりました(^^) 8人乗りで所要時間は約10分です。

 

黄龍の見どころ

・入場料:200元
・ロープウェー:80元(片道)

 

上に着いたら、ハイライトの「五彩池」まで約2km遊歩道を歩きます。標高は約3500mになりますので、無理をせずゆっくり歩いてください。

 

黄龍の見どころ

 

そして、1時間ほど歩くと五彩池が姿を現します。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。

 

 

順路としては、画面右側から左側へと進んでいきます。左側の遊歩道は少し高い位置にあり、そこから黄龍の象徴的な景色を一望出来ます。

 

 

空がこんなに曇っているのに、ここまで青く見えることがスゴいですよね(,,゚Д゚)

 

黄龍の見どころ

 

黄龍の見どころ 黄龍の見どころ

 

面積は21000平方mで、693もの池が密集しています。ちなみに1つ1つの池は「彩池」とよばれます。

 

黄龍の見どころ

 

こちらは五彩池の近くに建てられている「黄龍後寺」。仏教の寺院です。屋台が出ていて饅頭や「ヤク」のソーセージなどを食べられます(*´﹃`*) ここからは下山道になりまして、出口までは約2時間の道のりです。

 

黄龍の見どころ

 

少し下に行くと「黄龍中寺」があります。こちらは道教の寺院で、黄龍後寺と合わせて「黄龍寺」と呼ばれます。

 

中国では「陰陽五行説」に基づいて東西南北に色があてられ、「四神」と呼ばれる神獣がそれぞれを護っています。よくマンガやアニメに出てくるやつですね(^^)

 

黄龍の見どころ

・東:青、青龍
・西:白、白虎
・南:赤、朱雀
・北:黒、玄武

 

そして中央には「黄色」があてられていて、「東西南北を統べる色」として一般庶民は使うことが禁じられていました。神獣はもちろん「龍」。すなわち「黄龍」です。

 

黄龍の見どころ

 

現在の領土ではありますが、黄龍は見事に中国のど真ん中にありますね。まさに中国を守護する場所というわけです(,,゚Д゚)

 

さらに、黄龍全体では3400以上もの彩池があり、上から見ると池の1つ1つがウロコに見えます。まるで「山に登っていく巨大な龍」のように見えるということで、全てが見事に合致して「黄龍」と名付けられました。

 

さらに下っていくと五彩池に次ぐ規模の「争艶彩池(そうえんさいち)」が現れます。彩池の数は約500です。

 

黄龍の見どころ

 

黄龍の見どころ 黄龍の見どころ

 

周辺ではチベット族の民族衣装を着た子供たちが写真を撮らせてくれます(*´ω`*)

 

黄龍の見どころ

 

そして、ハイライトの1つであり「黄龍」の意味がわかる「金沙舗地(きんさほち)」が出てきます。

 

黄龍の見どころ

 

なんと1500mに及ぶ世界最大の石灰華段ですΣ(゚∀゚ノ)ノ 水底が黄色いので、普通の目線でも「黄色い龍」を肌で感じることができます。とにかく雄大です。

 

 

もちろん至るところに彩池はあり、どれも驚くほどの透明度で、どこを見ても絶景だらけです。周辺にジャイアントパンダ、レッサーパンダ、キンシコウといった絶滅危惧種の動物たちが生息しているのもうなづける大自然です(^^)

 

黄龍の見どころ

 

以上になります。3ページに渡り九寨溝と黄龍をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。まだ見ていないページがありましたら下記からご覧ください。

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「九寨溝と黄龍③黄龍風景区」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界の石灰華段

■マンモス・ホット・スプリングス(アメリカ)

イエローストーン国立公園の中にある石灰華段です。土の茶色が混ざっていて「マンモス」と名付けられています。詳細は下記からご覧ください。

「イエローストーン国立公園」徹底ガイド

■神田(中国)

雲南省の九郷風景名勝区にある石灰華段です。鍾乳洞の中にあるので日本の秋芳洞にも似ています。詳細は下記からご覧ください。

「九郷風景名勝区」徹底ガイド

■白水台(中国)

雲南省のシャングリラから南に約100km離れていて、麗江との中間にあります。詳細は下記からご覧ください。

「シャングリラ(香格里拉)」徹底ガイド

■パムッカレ(トルコ)

トルコ屈指の観光地で、世界一有名な石灰華段といっても過言ではありません。訪れる際は時間帯が非常に重要です。詳細は下記からご覧ください。

「ヒエラポリス-パムッカレ②観光の見どころ」徹底ガイド

■ダロール火山(エチオピア)

エチオピアのダロール火山は「ナメック星」と称される異世界が広がっています。実は石灰華段ではないのですが、「塩分を多く含む大地」に「硫黄を含む熱水」が流れたことで「黄色い石灰華段」のようになっている場所があります。詳細は下記からご覧ください。

「ダナキル砂漠」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-成都(約5時間半)

・成都-九寨黄龍空港(約40分)

ベストシーズン 春~秋
外務省 海外安全情報 中華人民共和国
ガイドブック 中国のガイドブック

中国の指差し会話帳

ビザ 15日以内の観光は不要。ビザ取得で30日まで滞在可。
パスポート残存期間 60日以上が望ましい。
時差 ・全国共通で-1時間

・サマータイム:無し
※新疆ウイグル自治区は非公式の「新疆時間(北京-2時間)」あり。

チップ 無し
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使える中国語 ②こんにちは。

你好.(ニーハオ)

 

③こんばんは。
晚上好.(ワンシャンハオ)

 

④ありがとう。
谢谢.(シエ シエ)

 

⑤さようなら。
再见.(ザイジィェン)

 

⑥はい・いいえ。
是・不是.(シー・ブーシー)

 

⑦~へ行きたい。
我要去~.(ウォ ヤオ チュィ~)

 

⑧これがほしいです。
我要这个(ウォ ヤオ ジェガ)

 

⑨これはいくらですか?
这个多少钱?(ヂァ グァ ドゥォ シャオ チィェン?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
便宜一点(ビエンイー イーディエン)

電圧とプラグ ・220V

・Oが基本でB、Cなどもある。
コンセントタイプ

通貨 人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分。

 

日本大使館 HP

中国の絶景一覧

中国の絶景

 

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