牛追い祭りは正しくは「サン・フェルミン祭」といって、「バレンシアの火祭り」(3月中旬)や「セビリアの春祭り」(主に4月後半)と並んで「スペイン3大祭り」の1つに数えられています。世界的に有名なので毎年約100万人の観光客が訪れます。
こちらのページでは観光の見どころについてご紹介します。パンプローナへのアクセスについては「牛追い祭り①」をご覧ください(^^)
「牛追い祭り②観光の見どころ」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
牛追い祭りは、少なくとも14世紀には行われていた「牛の見本市」と「闘牛」に、これまた古くから行われていた「町の守護聖人である聖フェルミンを称える宗教儀式」が、1591年に同時に行われることになり今の形の祭りになりました。
その後、ヘミングウェイの小説「日はまた昇る」で広く知られるようになり、スペイン3大祭りと呼ばれるまでになっています。現在は、毎年7月6日の正午から7月14日の24時までの9日間開催されています。
7月6日の午前中になると、市庁舎前が「白い服に赤いスカーフを巻いた市民」で埋め尽くされます。赤いスカーフは、斬首刑となった聖フェルミンの受難を忘れないために巻かれています。
■パレードでの聖フェルミン像
正午になると「パンプローナ市民たちよ、サン・フェルミン万歳」という開会宣言が発せられ、市庁舎のバルコニーからチュピナソというロケット花火が打ち上げられます。このときは、水・生卵・小麦粉などをかけあう乱痴気騒ぎになりますので、参加する方は注意してください(^^;)
7月6日に行われるワルツパレードで、1911年から始まりました。
祭りのメインイベントで、7月7日に何千人もの市民が聖フェルミンの彫像とともに旧市街を行進します。
50年以上の歴史がある行事で、参加者を制限するために毎年日にちが違っています。開催日の23:59に市庁舎の前に集まり、ドラムや笛で可能な限りの爆音を出して街中を練り歩きますΣ(゚∀゚ノ)ノ
1920年代からの伝統で、7月14日の深夜、パンプローナの人々が市庁舎前広場に集まり「ポブレ・デ・ミー(貧しい私)」という悲しげな曲を歌います。参加者はキャンドルを灯し、持っていた赤いスカーフを畳み、市長が閉会を宣言します。
サン・フェルミン祭りの代名詞である「牛追い」です。7日から14日の朝8時に行われ、街中に仮設された825mのコースを、約千人の人間、6頭の闘牛、6頭の雄牛が、約3分間で駆け抜けます。地図の四角い闘牛場「Plaza de Toros de Pamplona」がゴールで、その上の「エスタフェタ通り」と、その上の「サント・ドミンゴ通り」がコースです。
■コース
上のマップだと観光案内所あたりで一度細かく迂回してしまっていますが、実際はまっすぐ走り抜けます。現地はこちら。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
狭いですねΣ(゚∀゚ノ)ノ これは危ない…・。ちなみに、上の方を見ていただくと建物にベランダが付いていますよね。このコースの沿いの宿を取ると、ベランダから熱狂をノンビリ眺めることができます。もちろん予約は必須なので早めにチェックしてください。
■周辺の宿
エンシエロの前日23時頃に牛たちは飼育場からスタート位置である「囲い場」に移動します。「コンドレス」と呼ばれる参加者たちは、当日の朝早くから「サント・ドミンゴ通り」に集まり、聖フェルミン像の前で聖歌を三度歌い、無事に走りきれることを祈ります。
8時に第1の花火がなり6頭の闘牛が放たれます。続く第2の花火で、闘牛を誘導する役目を持った6頭の雄牛が放たれます。参加者は牛を追いながら、そして追われながら、ゴールのパンプローナ闘牛場まで疾走します。
12頭全てがパンプローナ闘牛場に入ると第3の花火がなり、12頭全てが「囲い場」に戻されると第4の花火がなって、その日のエンシエロは終わりになります。最悪、死人が出る行事ですので、それを踏まえて参加してください。闘牛場にも山程人はいるので、観戦するだけでも十分楽しいと思います(^^)
高さ4mの巨大人形8体と共に行われるパレードで、150年以上の歴史があります。
要塞跡公園では毎晩花火大会が行われます。
以上になります。テレビで一度は見たことがある牛追い祭り。ぜひ参加してみてください(^^)
■バーニングマン(アメリカ) |
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photo by:BLM Nevada |
夏の終わりに1週間だけ現れるブラックロックシティ。途方も無いエネルギーを発した後、炎と共に消えて無くなる祭典です。詳細は下記からご覧ください。 |
■火祭り(スペイン) |
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セビーリャで行われる「スペイン3大祭り」の1つで、現地では「ラス・ファジャス」と呼ばれます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ペラヘラ祭り(スリランカ) |
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毎年7~8月にスリランカ各地で行われる祭りで、正式には「エサラ・ペラヘラ」と言います。電飾を身にまとった巨大なゾウが歩く姿は、さながら「アジアのエレクトリカルパレード」という感じです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■コムローイ祭り(タイ) |
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チェンマイで行われる「ランタン祭り」で「サンサーイ祭り」とも呼びます。同時に「ロイクラトン祭り(イーペン祭り)」という「灯篭流し」も行われます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■バンファイパヤーナーク(タイ) |
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photo by:J A Forbes |
タイとラオスの国境になっているメコン川で毎年11月に見られる不思議な自然現象で、川から火の玉が空へと飛んでいきます。詳細は下記からご覧ください。 |
■氷祭り(中国) |
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ハルビンで行われる祭りで「世界三大雪祭り」の1つに数えられています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ハイランドショー(パプアニューギニア) |
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「地球最後の秘境」と称される国・パプアニューギニアの「先住民族の舞踏祭り」のことです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■マスクフェスティバル(パプアニューギニア) |
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パプアニューギニアには500を超える先住民族が存在していて、それぞれに奇抜な仮面が受け継がれています。マスクフェスティバルは、それらを一挙に見られる大興奮の祭りです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■リオのカーニバル(ブラジル) |
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リオの代名詞の1つで、世界中で行われるカーニバルで最も有名なものです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■アゲダの傘祭り(ポルトガル) |
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毎年夏に行われるイベントで、高さ5mほどに並ぶカラフルな傘は「天国の傘」とも呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-マドリード(約14時間)
・マドリード-パンプローナ(約1時間) |
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ベストシーズン | 7月中旬 |
外務省 | 海外安全情報 スペイン |
ガイドブック | スペインのガイドブック |
ビザ | シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。 |
パスポート残存期間 | ・シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上
・未使用査証欄1ページ以上 |
時差 | 夏:-7時間/冬:-8時間 |
チップ | ・レストラン:5~10%
・ホテルで荷物を運んでもらう:1ユーロ程度 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 230V |
通貨 | ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。
|
日本大使館 | ・HP |
スペインの絶景一覧 |
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