アフガニスタンは世界で最も治安が不安定な国の1つです。ただ、確かに現在は観光など到底出来る状態ではありませんが、昔はバッグパッカーが集う場所でもありました。今回は「もし、安心してアフガニスタンを観光できる日が戻ってきたら」ということで、主な見どころを4ヶ所ご紹介します。
こちらのページでは「バーミヤン遺跡」と「ジャムのミナレット」をご紹介します。「アフガニスタンの概要」や「青のモスク」については「アフガニスタン①」をご覧ください(^^)
「アフガニスタン②2つの遺跡」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
アフガニスタンの主な見どころを4ヶ所厳選しました。こちらのページでは青のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
カブールから西に約600km離れた場所にあり、車で行くのは現実的ではありません(^^;) そのさらに西にアフガニスタン第3の都市・ヘラートがありまして、カブールから飛行機が出ているのですが、そこからなら260kmほどになります。
12世紀に造られたミナレットで、高さはなんと60mΣ(゚∀゚ノ)ノ その建造目的は不明なのですが、1117年から1215年まで続いたゴール朝において最高の建築物と称されています。
現在は無理だと思いますが、構造としては階段で上まで登っていくことができます(,,゚Д゚) とにかく辺鄙な場所なので、見張り台だったのかも知れないですね。
あまりに辺鄙な場所過ぎて、これだけの高さがあるのにゴール朝滅亡後は完全に忘れ去られ、700年以上経った1957年に発見されましたΣ(・∀・;) 外壁にはビッシリと彫刻が施されていて見ごたえがあります。
このページの一番上の動画は、サムネイルの画質は低いものの、ドローンを使った素晴らしい映像がおさめられています。ぜひ見てみてください(^^)
カブールから西に約180km離れたバーミヤン渓谷にあります。古くから町が形成され、1世紀頃には崖に石窟寺院が造られていきました。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
雄大な場所ですね(,,゚Д゚) 崖は東西1500mに渡って延びていて、石窟の数は720を数えます。そして、そのハイライトになるのが東西に彫られた大仏でした。
photo by:पाटलिपुत्र ※拡大できます
高さは西大仏(赤)が55m、東大仏(青)が38mで、西大仏は中国・四川省の「楽山大仏」(60m)に次いで世界で2番目に大きな大仏でした。しかし、2001年にタリバンが「イスラムの偶像崇拝禁止に違反している」といって破壊してしまいましたヽ(`Д´)ノ
■修復前後の写真
photo by:Zaccarias
こちらの動画の冒頭に破壊の様子が映っているので、興味のある方はご覧ください。
大仏が造られたのは5世紀頃のことなので、1500年以上も受け継がれてきたものが無残に破壊されてしまったわけです…(T^T) 画面をズームして空洞になってしまった部分を見てみてください。
修復用の足場のようなものが組まれていますが、現在はタリバン政権に戻ってしまったので復興は当分望めません…。それでは石窟の中はどうなっているのでしょうか?
近くで見るとスゴイ迫力です( ̄□ ̄;) これらは細い階段で登っていくことが出来ます。上からはバーミヤンの田園風景を一望することができ、ここがアフガニスタンの人々にとって特別な場所であったであろうことが分かります。
石窟の中に入ってみると…
一見、素晴らしいですよね。でもこれも無残に破壊された後なんです。本来石窟の中には色鮮やかな素晴らしい壁画が無数に残されていました。
これらがほとんど全て消されてしまっているんですね。本当にありえない話です…(ノД`)
石窟から見える美しい風景は、ここが「世界で最も治安の悪い国」の1つだということを忘れさせます。しかし、近くで見れば随所に戦争の跡は残されていて、ここが非現実的な世界なんだということを痛感させられます。
以上になります。美しいモスクや壮大な遺跡が点在するアフガニスタン。いつか安心して行ける日が来ると良いですね(^^) 「アフガニスタンの概要」や「青のモスク」については「アフガニスタン①」をご覧ください。
■神殿の丘周辺(イスラエル) |
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ユダヤ教・キリスト教・イスラム教全てにおいて極めて重要な聖地で、世界史の中心地とも言える場所です。詳細は下記からご覧ください。 |
■マサダ(イスラエル) |
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中東のシーギリヤ・ロックともいうべき岩山で、頂上には宮殿の跡が残されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ウルのジグラット(イラク) |
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メソポタミア文明を代表する巨大建築物で、紀元前3000年頃から造られるようになりました。詳細は下記からご覧ください。 |
■マダイン・サーレハ(サウジアラビア) |
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「サーレハの町」という意味で、ナバタイ文明最大の遺跡と言われています。詳細は下記からご覧ください。 |
■クフナ・ウルゲンチ(トルクメニスタン) |
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12世紀のホラズム・シャー朝の首都で、1370年代に放棄されてしまいました。多くの遺跡は半壊の状態ですが、それが逆にノスタルジックな風情を感じさせてくれます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ネムルト山(トルコ) |
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標高2000mを超える山頂部分に「頭部だけの像」がたくさん並んでいます。日本では知名度が低いですが、サンライズやサンセットの名所で世界中から多くの旅人が訪れます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ペトラ(ヨルダン) |
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古代ナバタイ人の都だった場所で、紀元前1世紀頃から約200年かけて建設されました。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-デリー(約9時間半)
・デリー-カブール(約2時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 アフガニスタン |
ガイドブック | アフガニスタン関連書籍 |
ビザ | 事前のビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き3ページ以上 |
時差 | -4時間半(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるダリー語 | ①おはよう。
ソブ・ベ・ヘイル
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | アフガニー(通貨コード:AFN、記号:؋)。補助通貨はプル(pul)で、1アフガニー=100プル。
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日本大使館 | ・HP
・令和3年にカタールのドーハに移転 |
アフガニスタンの絶景一覧 |
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