ネムルト山は、標高2000mを超える山頂部分に「頭部だけの像」がたくさん並んでいます。日本では知名度が低いですが、サンライズやサンセットの名所で世界中から多くの旅人が訪れます(^^)
「ネムルト山」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
キャフタはネムルト山の麓にあり、ネムルト山観光で発展してきた町です。鯉やマスのグリル、シシカバブなど、トルコグルメを味わえることでも知られています。人口は約66000人。
最寄りの空港はアドゥヤマン空港(ADF)。国内の3都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
アドゥヤマンはアドゥヤマン県の県都で、紀元前10世紀からの歴史が残る古都でもあります。トルコで最も人口増加率が高い街で、20年間で2倍になっています。人口は約20万人。最寄りの空港はアドゥヤマン空港です。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
シャンルウルファはシャンルウルファ県の県都で、こちらも紀元前8世紀頃からの歴史を持つ古都です。トルコでは、ユダヤ教やキリスト教で「最初の預言者」とされるアブラハムが生まれた町とされています。人口は約91万人。
最寄りの空港はシャンルウルファGAP空港(GNY)。国内の4都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
マラティヤは、紀元前14世紀頃からの歴史が残る古都で、トルコ東部の交通の要所でありイスタンブールにもバスが出ています。トルコ国内では、歴代大統領10人のうち2人の出身地として知られています。人口は約41万人。
最寄りの空港はマラティヤ・エルハチ空港(MLX)。国内外合わせて5都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はトルコ・リラ(通貨コード:TRY、記号:TL)で、補助通貨はクルシュ(Kr)。1リラ=100クルシュで、本日のレートはこちら。
ネムルト山は公共交通機関が通っていないので、上記の4つの街からツアーに参加するか、タクシーチャーターするかになります。5月~10月の夏季のみで、それ以外は閉山しています。山開きの時期は年によって違うので、微妙な時期に行く方は必ず最新情報を確認してください。
■アドゥヤマン発ツアー例
・「Unal社」がツアーを催行。
・バスターミナル(オトガル)出発
・サンセットツアー:12時発
・サンライズツアー:23時発
・料金:350リラ(車1台)
■マラテヤ発ツアー例
・1泊2日ツアー
・サンセットとサンライズを両方見れる
・料金:250リラ(1名)
・含まれるもの:宿泊、朝食、夕食
・含まれないもの:入場料、昼食
■シャンルウルファ発ツアー例
・サンライズツアーとサンセットツアー
・料金:350リラ(車1台)
・含まれるもの:入場料、食事
■キャフタ発ツアー例
・サンセットツアー:14時発
・サンライズツアー:3時発
・1人から参加可能
・料金:50US$(1名)
・含まれるもの:入場料、食事
どの街から行くにしてもビジターセンターまでは車で行けて、そこから約10分の登山になります。道は整備されているので安全です。ただ、遺跡がある山頂は標高2150mなので防寒具をしっかり準備していって下さい(^^)
そして到着。これが世にも不思議なネムルト山頂の遺跡です。
スゴい光景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 頭部の像がゴロゴロ並んでいます。山頂には東西の神殿と北の葬祭殿があり、頭部の像があるのは東西の神殿で、こちらは西の神殿になります。
これらは紀元前62年に、コンマゲネ王国のアンティオコス1世が造ったとされています。ただ、陵墓なのか宗教施設なのかは分かっていません。人間の像のほか、ワシ、ライオン、神話に登場する神様の像などがあります。
頭部が地面に落ちた理由は、大地震説とイスラム教による偶像破壊運動説がありますが、こちらも判明していません(,,゚Д゚) 周辺は絶景なので、画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
続いて東の遺跡です。
頭部が無い坐像の前に頭部が並べられているので…さらし首みたいです(^^;)
ネムルト山の遺跡は1881年に発見されました。まだまだ謎が残されていますが、1987年には世界遺産に登録されています。夕日は絶景で、多くの観光客が訪れます。
以上になります。東トルコのハイライトなので、ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■バーミヤン(アフガニスタン) |
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中国の楽山大仏に次いで世界で2番目に大きな磨崖仏でしたが、タリバンによって破壊されてしまいました。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ジャムのミナレット(アフガニスタン) |
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12世紀に造られたミナレットで、高さはなんと60mにもなります。同じページに載せておりますので下記からご覧ください。 | |
■神殿の丘周辺(イスラエル) |
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ユダヤ教・キリスト教・イスラム教全てにおいて極めて重要な聖地で、世界史の中心地とも言える場所です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■マサダ(イスラエル) |
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中東のシーギリヤ・ロックともいうべき岩山で、頂上には宮殿の跡が残されています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ウルのジグラット(イラク) |
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メソポタミア文明を代表する巨大建築物で、紀元前3000年頃から造られるようになりました。詳細は下記からご覧ください。 | |
■マダイン・サーレハ(サウジアラビア) |
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「サーレハの町」という意味で、ナバタイ文明最大の遺跡と言われています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■クフナ・ウルゲンチ(トルクメニスタン) |
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12世紀のホラズム・シャー朝の首都で、1370年代に放棄されてしまいました。多くの遺跡は半壊の状態ですが、それが逆にノスタルジックな風情を感じさせてくれます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ペトラ(ヨルダン) |
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古代ナバタイ人の都だった場所で、紀元前1世紀頃から約200年かけて建設されました。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-イスタンブール(約12時間)
・イスタンブール-アドゥヤマン(約1時間半) |
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ベストシーズン | 春~秋 |
外務省 | 海外安全情報 トルコ |
ガイドブック | トルコのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光はビザ不要 |
パスポート残存期間 | 入国時150日以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | -6時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるトルコ語 | ①おはよう。
Günaydın(ギュナイドゥン)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | トルコ・リラ(通貨コード:TRY、記号:TL)で、補助通貨はクルシュ(Kr)。1リラ=100クルシュ。
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日本大使館 | ・HP |
トルコの絶景一覧 |
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