エフェスへの行き方と見どころ

 

エフェスは世界的に見ても保存状態が良い古代ギリシャ・ローマ遺跡で、トルコ西部のハイライトの1つです。空路でもイズミルから簡単に行くことが出来ますし、パムッカレからもバスで約3時間の距離です(^^)

 

 

「エフェス」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

 

 

拠点の街はセルチュク。かつてセルジューク朝トルコという王朝が一帯を支配していたことから名付けられました。街自体に見どころはありませんが、トルコを代表する「エフェスビール」の産地として有名です。人口は約23000人。

 

最寄りの空港はイズミルのアドナン・メンデレス空港(ADB)。国内外合わせて50以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

通貨はトルコ・リラ(通貨コード:TRY、記号:TL)で、補助通貨はクルシュ(Kr)。1リラ=100クルシュで、本日のレートはこちら。

 

 

 

空港からセルチュクへの移動

 

 

空港はセルチュクから北西に約55km離れています。セルチュクへは、空港から直接乗れる「イズバン(IZBAN)」という列車を使います。正式名称は「イズミル都市間高速鉄道」で、トルコでの利用者数が最多の鉄道網です。

・所要時間:約1時間
・料金:7.5リラ

 

■セルチュク駅
 
photo by:B’Tian P. Dorsam

 

 

パムッカレからエフェス

■デニズリのオトガル
 
photo by:Oltnilhn

 

パムッカレ観光の拠点となるデニズリのバスターミナル(オトガル)から、セルチュクのバスターミナルへ直通バスが出ています。

■デニズリ→セルチュク
・所要時間:3時間
・料金:約30リラ
・各社合計で1日5本程度運行
・会社:パムッカレ社、キャーミル・コチ社

 

パムッカレ村からエフェスへ行く場合、パムッカレ村に並んでいるバス会社でエフェス行きのバスチケットを購入します。そして、パムッカレ村からデニズリのバスターミナルまで乗り合いワゴンで運んでもらい、上記のバスに乗り継いでセルチュクへ向かいます。

■パムッカレ村→デニズリ
・所要時間:約20分
・料金:4リラ

 

■セルチュクのバスターミナル
 

 

 

エフェス遺跡

 

 

エフェスは紀元前4世紀頃から紀元後8世紀頃までに栄えた古代都市で、世界史的には「エフェソス」という名前で知られています。保存状態の良さから世界屈指のギリシャ・ローマ遺跡と言われていて、2015年には世界遺産に登録されました。

 

北入口と南入口がありまして、セルチュクのバスターミナルから北入口へのバスが出ているので、多くの人は北入口から観光する形になります。

■セルチュク→エフェス遺跡
・7:40~20:00まで運行
・30分に1本運行
・料金:3.5リラ

 

■エフェス遺跡→セルチュク
・8:15~20:30まで運行

 

■エフェス遺跡
・夏:8:00~19:30
・冬:8:00~17:0
・料金:60リラ

 

当ページでは北入口から主な見どころをご紹介します(^^)

 

エフェスへの行き方と見どころ

 

最初の見どころはこちら。ヘレニズム時代に造られた大劇場で、直径154m、高さ38m。最大で24000人を収容出来たそうです(,,゚Д゚)

 

エフェスへの行き方と見どころ

 

遺跡の中心部へ向かいます。一帯は広いので、暑い時期に行く方は帽子・サングラス・水分補給を忘れないようにしてください。

 

エフェスへの行き方と見どころ

 

壁の奥に高い建物があるのが見えるでしょうか。ハイライトの1つである「ケルスス図書館」です。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

スゴいですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 12000冊が収蔵されていた図書館で、遺跡発見当初はかなり崩れていたそうですが、1970年代に修復されて現在の美しい姿になりました。

 

エフェスへの行き方と見どころ エフェスへの行き方と見どころ

 

ここは、たっぷり日陰があるので良い休憩場所です(*´ω`*) そして、さらに歩いていくと「ハドリアヌス神殿」が出てきます。

 

エフェスへの行き方と見どころ

 

2世紀に造られたもので、内部は簡素ですが正面玄関の装飾はエフェス遺跡でもトップクラスの美しさです(^^)

 

エフェスへの行き方と見どころ

 

続いては、三角形のファザードが印象的な「トラヤヌスの泉」です。エフェス考古学博物館に展示されているディオニソス、サチュロス、アフロディーチの像はここで発見されました。そして、繊細な彫刻で装飾された「ヘラクレスの門」が出てきます。

 

エフェスへの行き方と見どころ

 

この辺は美しい通りが多く「テルマエ・ロマエ」のように、古代ローマ時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます(,,゚Д゚)

 

エフェスへの行き方と見どころ エフェスへの行き方と見どころ

 

そして「ポリオの泉」。繊細なアーチは西暦97年に造られたものです。歴史の長さを感じながら見ると偉大なアーチに見えてきます(^^)

 

エフェスへの行き方と見どころ

 

そしてラストが「オデオン」と呼ばれる音楽堂です。収容人衆は1400人で、代表者会議やコンサートに使用されたと考えられています。

 

エフェスへの行き方と見どころ

 

 

アルテミスの神殿

 

 

セルチュクからエフェス遺跡に向かう途中にあり、セルチュクから歩いて行けます。たった1本の柱があるだけですが、実は世界的な名所で、古代における「世界の七不思議」の1つですΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

 

ほとんど原型を留めていませんが、直径1.2m・高さ19mの柱が127本並ぶ、巨大な総大理石の神殿だったそうです。紀元前11世紀頃から約120年をかけて建設されましたΣ(・∀・;) 世界の七不思議で現存するのはピラミッドとアルテミス神殿だけですから、時間があったら記念にいかがでしょうか。

 

 

以上になります。美しい古代遺跡「エフェス」。ぜひ行ってみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「エフェス」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

中東・中央アジアのすごい遺跡

■バーミヤン(アフガニスタン)

中国の楽山大仏に次いで世界で2番目に大きな磨崖仏でしたが、タリバンによって破壊されてしまいました。詳細は下記からご覧ください。

「アフガニスタン②2つの遺跡」徹底ガイド

■ジャムのミナレット(アフガニスタン)

12世紀に造られたミナレットで、高さはなんと60mにもなります。同じページに載せておりますので下記からご覧ください。

「アフガニスタン②2つの遺跡」徹底ガイド

■神殿の丘周辺(イスラエル)

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教全てにおいて極めて重要な聖地で、世界史の中心地とも言える場所です。詳細は下記からご覧ください。

「エルサレム③城壁の門と神殿の丘」徹底ガイド

■マサダ(イスラエル)

中東のシーギリヤ・ロックともいうべき岩山で、頂上には宮殿の跡が残されています。詳細は下記からご覧ください。

「マサダ」徹底ガイド

■ウルのジグラット(イラク)

メソポタミア文明を代表する巨大建築物で、紀元前3000年頃から造られるようになりました。詳細は下記からご覧ください。

「イラクの観光の見どころ」徹底ガイド

■マダイン・サーレハ(サウジアラビア)

「サーレハの町」という意味で、ナバタイ文明最大の遺跡と言われています。詳細は下記からご覧ください。

「マダイン・サーレハ」徹底ガイド

■クフナ・ウルゲンチ(トルクメニスタン)

12世紀のホラズム・シャー朝の首都で、1370年代に放棄されてしまいました。多くの遺跡は半壊の状態ですが、それが逆にノスタルジックな風情を感じさせてくれます。詳細は下記からご覧ください。

「クフナ・ウルゲンチ」徹底ガイド

■ネムルト山(トルコ)

標高2000mを超える山頂部分に「頭部だけの像」がたくさん並んでいます。日本では知名度が低いですが、サンライズやサンセットの名所で世界中から多くの旅人が訪れます。詳細は下記からご覧ください。

「ネムルト山」徹底ガイド

■ペトラ(ヨルダン)

古代ナバタイ人の都だった場所で、紀元前1世紀頃から約200年かけて建設されました。詳細は下記からご覧ください。

「ペトラ遺跡」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-イスタンブール(約12時間)

・イスタンブール-イズミル(約60分)

ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 トルコ
ガイドブック トルコのガイドブック
ビザ 90日以内の観光はビザ不要
パスポート残存期間 入国時150日以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。
時差 -6時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるトルコ語 ①おはよう。

Günaydın(ギュナイドゥン)

 

②こんにちは。
Merhaba(メルハバ)

 

③こんばんは。
İyi akşamlar(イイアクシャムラル)

 

④ありがとう。
Teşekkür ederim(テシェッケル エデリム)

 

⑤さようなら。
Güle güle(ギュレ ギュレ)

 

⑥はい・いいえ
Evet・Hayır(エヴェット・ハユル)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ
コンセントタイプ
コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 トルコ・リラ(通貨コード:TRY、記号:TL)で、補助通貨はクルシュ(Kr)。1リラ=100クルシュ。

 

日本大使館 HP

トルコの絶景一覧

トルコの絶景

 

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