ワディ・ラムはヨルダン旅行の定番観光地で、砂漠の中にそびえ立つダイナミックな岩山を舞台にしたキャンプツアーが大人気です。満天の星空の下で食べるベドウィン料理は最高の思い出になること間違いなしです(^^)
「ワディ・ラム」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:アカバ
1-2:ワディ・ムーサ
2・ワディ・ムーサからワディ・ラム
2-1:直通バスで行く
2-2:アカバ行きのバスに乗る
3・アカバからワディ・ラム
3-1:直通バスで行く
3-2:タクシーで行く
4・ワディ・ラム
5・中東・中央アジアのすごい渓谷
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
アカバはヨルダン最南端の町で、イスラエルとの国境に面しています。西隣にはイスラエルのエイラットがあり、陸路での国境超えが出来ます。年間を通して温暖な気候のためリゾート地としても人気です。人口は約95000人。
最寄りの空港はアカバのキング・フセイン空港(AQJ)。国内外合わせて8都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動は「アカバ:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ワディ・ムーサはペトラ遺跡に隣接する村で、ペトラ遺跡の入り口まで歩いて行くことが出来ます。宿は多いですがハイシーズンは予約して行った方が無難です。人口は約7000人。アンマンからの行き方は「ペトラ遺跡:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はヨルダン・ディナール(通貨コード:JOD、記号:JD)で、補助通貨は「ピアストル(Piastre)」と「ギルシュ(Girsh)」、さらに「フィルス(Fils)」があります。1ディナール=100ピアストル=100ギルシュ=1000フィルスです。本日のレートはこちら。
ワディ・ラム村への直通ミニバスで、1日1本運行しています。予約は前日から可能で、宿のスタッフに頼めば大丈夫です。
・6:30発
・所要時間:約2時間
・料金:8ディナール
途中、ビジターセンターでエリア入場料の5ディナールを支払います。ツアーに参加している人は既に含まれていると思います。
■ワディ・ラムのビジターセンター
photo by:hikinginjordan
全員が支払いを済ませたら、さらに車を走らせて「ワディ・ラム村」へ行きます。
村に到着すると、すでに絶景が広がります(^^) 画面中央に写っているのが村なので、グーッとアップにしてみてください。
バスを降りると、ツアー会社やホテル送迎の人たちが待っていてにぎやかです。
ワディ・ムーサからヨルダン最南端の町・アカバへ1日数本のバスが出ています。国道47号線を走っていくので、ワディ・ラムのビジターセンターへの分岐点となる「Rashidiyah村」で下車し、タクシーでワディ・ラム村へ向かいます。
最初のバスの料金は5ディナールで、これはアカバへ行く場合も同じです。ワディ・ラム村へはタクシーだと5ディナール、乗り合いトラックがいれば1ディナールで行くことができます。
アカバのバスステーションから、ワディ・ラム村への直通バスが出ています。基本は7時発で、所要時間は約1時間、料金は5ディナールです。
ワディ・ラムは「月の谷」とよばれるほどダイナミックな景観が広がる場所で、砂漠の1泊2日ツアーを求めて世界中から多くの観光客が訪れます。「ワディ」は、雨季のみ水が流れる「涸れ川」のことで、「ラム」は「高い」を意味しています。
ペトラと同じく古代ナバタイ人が活動していたので、岩壁に壁画や文字が残されています。1962年の映画「アラビアのロレンス」のロケ地としても有名です。
「アラビアのロレンス」は、イギリスの軍人であるトーマス・エドワード・ロレンスのことです。一軍人の立場でオスマン帝国に対するアラブ人の反乱を支援し、西欧諸国から英雄視されました。
■当時の写真
ワディ・ラム村でツアーのメンバーが揃ったら、さっそく砂漠ツアーに出発です。
最初に出てくるのは「ロレンスの家」。かつてロレンスが実際に住んでいたそうです。(ツアーにより訪れる場所は違います)
家の後ろの巨岩の上からは絶景を一望出来ます(,,゚Д゚)
続いて「ハザリ渓谷」。日陰が多いので気持ち良い場所です(^^) 標高は1650m。
ここではナバタイ人が残した文字を見ることができます。また、ラクダに乗る場合は10分で5ディナールです。
世界の動物の名所については「世界のすごい動物スポット総特集」をご覧ください。そして、ハイライトの1つであるウンム・フルース石橋が現れます。
雄大な天然のアーチで、なんと上に登ることもできますΣ(゚∀゚ノ)ノ 上からの景色がこちら。
お次はかわいいキノコ岩(^^)
ややもするとランチタイムになります。ベドウィンの男たちが手際よく美味しい料理を作ります(*´﹃`*)
食後はチャイなどを飲んで一休み。落ち着いたらツアー再開です。色々な彫刻もあります。
どことなくシュールな表情ですが、2000年前に彫られたものだと思うと貴重ですね(^^)
こちらは有名な奇岩の1つ「チキンロック」です。ひよこを横から見た感じですね。
そしてキャンプサイトに到着です。部屋は清潔で快適。周辺にはソーラーパネルが設置されているので電気は十分にあり、カメラなどの充電はもちろんのこと、ホットシャワー(共同)を浴びることもできますΣ(゚∀゚ノ)ノ
ディナーは豪華で、おなかいっぱいになります(*´∀`*)
キャンプサイトはもちろん複数ありまして、一番オススメは「Wadi Rum Bubble Luxotel」です。
ガラス張りの個室なので、満天の星空を堪能しながら寝ることができます。ジャグジーがあるのもスゴイですね(,,゚Д゚) 予約はこちらからできます。
砂漠の星空は素晴らしいので、どの宿に泊まっても最高の思い出になります。
以上になります。ワディ・ラムのツアーは短いものでは2時間からあるので、砂漠観光だけして通り過ぎる人も多いです。しかし、エリアは非常に広くて3泊4日のツアーなども催行されています。それだけ見どころにあふれているので、ぜひ一泊はして砂漠の星空を見てみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■バーミヤン渓谷(アフガニスタン) |
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1世紀頃から石窟や磨崖仏が造られた「バーミヤン遺跡」がある谷で、特に磨崖仏は世界で2番目に大きい「バーミヤン大仏」がありましたがタリバンに破壊されてしまいました。詳細は下記からご覧ください。 |
■ガルニ渓谷(アルメニア) |
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アルメニア観光のハイライトで、基本的に全てが「柱状節理」で出来ている渓谷です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ワディ・ハドラマウト(イエメン) |
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全長約60km、幅2km、深さ300mという大渓谷で、砂漠のマンハッタンと言われる「シバーム」があることで知られています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ラモンクレーター(イスラエル) |
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イスラエル南部のネゲブ砂漠にあり「雲の滝」という絶景を見られる可能性があります。「クレーター」と名付けられていますが浸食によってできた谷です。詳細は下記からご覧ください。 |
■シャムス山とアフダル山(オマーン) |
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「オマーンのグランドキャニオン」と称される大渓谷を形成していて、壮大な景観を楽しむことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヤンギカラ・キャニオン(トルクメニスタン) |
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謎に満ちたトルクメニスタンにおいても秘境中の秘境ですが、近年少しずつ知られるようになっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ペトラ(ヨルダン) |
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古代ナバタイ人の都だった場所で、全長1.2kmの「シーク」という峡谷を抜けると圧巻の岩窟遺跡が登場します。詳細は下記からご覧ください。 |
■バータラ峡谷(レバノン) |
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レバノンの山奥にある秘境で、大地に空いた大穴に雪解け水が流れ落ちる「バータラ峡谷の滝」が有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にもスゴい渓谷がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい渓谷&峡谷総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい53ヶ所を5つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-バンコク(約7時間)
・バンコク-アンマン(約9時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 ヨルダン |
ガイドブック | 中東のガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | 夏:-6時間/冬:-7時間 |
チップ | ・ツアーガイドなど:10~25ディナール |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるアラビア語 | ①おはよう。
サバーフ ルハイル
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V / A・B・C型など様々
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通貨 | ヨルダン・ディナール(通貨コード:JOD、記号:JD)で、補助通貨は「ピアストル(Piastre)」と「ギルシュ(Girsh)」、さらに「フィルス(Fils)」がある。1ディナール=100ピアストル=100ギルシュ=1000フィルス。
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日本大使館 | ・HP |
ヨルダンの絶景一覧 |
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