「オマーン②北部の見どころ」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

オマーンはアラビア半島南西に位置する砂漠の国です。日本では馴染みが無いですが、ダイナミックな自然の絶景が無数にあります。当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からごらんください。こちらのページは「オマーン②北部の見どころ」になります(^^)

 

 

「オマーン②北部の見どころ」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

オマーンの見どころ一覧

 

オマーンには多くの見どころがありますが、ここは外せないという13ヶ所を厳選しました。こちらのページでは緑のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。

 

各所へのアクセスですが、街中はともかく少し離れると基本的にはツアーかタクシーチャーターになります。砂漠の国なので公共交通機関は非常に弱いです(^^;)

 

 

ビマ・シンクホール

オマーンの見どころ 

 

オマーンを代表する景勝地の1つで、シンクホールは「大地の陥没穴」のことです。ヨーロッパでは「ドリーネ」、メキシコでは「セノーテ」、中国では「天坑」と呼ばれます。「ハウィヤット・ナジム公園」にあり、マスカットからは南東に約130km離れていて、所要時間は約1時間半です。一応最低限の整備がなされています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

何も無い大地に突如現れる紺碧の泉…。セノーテは周辺がジャングルであることが多く、天坑は山の中が多いので、この景観は中東ならではという感じがします(*´ω`*) 共通するのは石灰質の地質だということ。こちらは表面は違う地質なのですが、地中に石灰質の層があり、その部分が長い間に雨水などで溶けていき、あるとき崩落しました。それでは下に行ってみましょう。

 

 

キレイですね(*´∀`*) まさに天然プールです。もちろん泳ぐことが出来て、水の中には天然のドクターフィッシュも生息しています。大きさは50m×70mで深さは約20m。実は画面左側にグルっと広がっています。

 

 

あまり奥へ一人で行かないように注意して下さい。現地では「隕石の衝突によるもの」とも言われていて、公園名の「Hawiyyat Najm」は「The deep well of the (falling) star」=「流れ星による深い井戸」という意味なんだそうです。

【ビマ・シンクホール】
・入場時間:8時~20時
・入場料:無料

 

世界の洞窟については「世界のすごい洞窟総特集」をご覧ください。

 

 

ワディ・シャーブ

オマーンの見どころ 

 

こちらも有名な場所で、上記のビマ・シンクホールから南東に約30km離れています。「ワディ」は「枯れ谷」という意味で、雨季のみ水が流れているのが基本です。中東ではポピュラーな言葉で、ヨルダンの「ワディ・ラム」などが有名です。ここは大きく3つの天然プールがあり、ハイキング、ボートライド、水遊びが主になります。

 

■1stプール

 

1つ目のプールまでは約45分のハイキングです。誰でも歩ける道ですが、岩場を超えたりもするのでサンダルなどは危険です。水は温かいので冬でも泳ぐことができます(^^)

 

■2ndプール

 

ハイキングで行けるのは2つ目までで、3つ目のプールは2つ目の奥から岩の下を泳いでいきます。万が一の場合を考え、一人で行くことは絶対にしないでください。3つ目は岩場の間の幻想的なプールです(,,゚Д゚)

 

■3rdプール
オマーンの見どころ

 

こーゆー場所に行くときは2つ非常に便利なアイテムがあります。1つ目は「マリンシューズ」。濡れる場所専用のクツなので川でも滝壺でも入っていけますし、もちろん滑りづらく作られています。ビーチサンダルだと滑って危ないだけでなく、水の中ではすぐに脱げてしまい安全に歩くことが出来ません。

 

■マリンシューズ             ■アウトドアサンダル
オマーンの見どころ オマーンの見どころ

 

足首に固定できる「アウトドアサンダル」なら脱げることが無いためまだマシなのですが、素足が露出しているので、肌を切ってしまったり突き指をしてしまうことがあります。マリンシューズなら足全体が保護されている上に、メッシュ素材のものが多いので「乾きやすい」「かさばらない」といったメリットもあります。

 

そして2つ目は「ウォータープルーフバッグ」です。

 

 

ダイバーやサーファーにはおなじみなのですが、水から中身を完璧に守ってくれます。通常ジッパーなどは無くて、上の開口部をくるくる折り曲げて行くことで密閉します。補助的な使い方ですが、中に空気を入れて密封することで緊急時の浮き袋にもなったりします。リュックにもショルダーにもなるので大変便利です。

 

バッグの正面に書いてある「5」「10」「20」は、容積のことで「5L」「10L」「20L」を表しています。ちなみに20Lは非常に大きめのリュックという感じです。小さいサイズの「2L」などもあり、これはこれで重宝します。

 グランドキャニオンのハバスパイの見どころ

 

中にはカメラ、財布、パスポート、薬など最低限の物しか入りませんが、それら一番大事な物だけを持っていきたい場面で活躍します。また、ウォータープルーフなので当然スコールでも台風でもへっちゃらですし、ドロなどで汚れても水でガンガン洗えて、タオルでふけばすぐ乾くので、20Lのバッグなどは旅中で非常に活躍します。アウトドア派の人にはオススメです。

【ワディ・シャーブ】
・駐車場:無料
・ボート:1リアル/8時~17時

 

 

ラス・アル・ジン

オマーンの見どころ 

 

上記のワディ・シャーブから南東に約100km離れた場所にある海岸です。マスカットからだと約250kmも離れるので、途中にある「スール」という町で宿泊するのが良いと思います。

 

 

この周辺は紀元前23世紀頃の遺跡が確認されているほど歴史ある土地です。さて、この海岸には何があるのかというと…

 

 

カメですΣ(・∀・;) そう、ここはアオウミガメの産卵を見られる場所なんです。

 

オマーンの見どころ

 

オマーンの見どころ オマーンの見どころ

 

保護区になっているので勝手に入ることは出来ません。公式HPからビジターセンターが主催するツアーに申込みます。ズズズッ…ズズズッ…と海を目指すママウミガメ。日本でも見られますが、中東の荒涼とした景色の中で見るのも乙なものかもしれません(^^)

 

 

 

シャムス山とアフダル山

オマーンの見どころ 

 

マスカットから西に約200km離れた場所に広がる「アルハジャル山脈」にあります。「オマーンのグランドキャニオン」と称される大渓谷を形成していて、壮大な景観を楽しむことができます。

 

 

見どころは無数にあるので4WDに乗って巡ります。どちらもトレッキングで頂上を目指すことができ、道中の景観も素晴らしいです。

 

 

シャムス山には国内最高峰となるノースサミットがあり標高は3009m。ただ、軍事基地があるため立ち入り禁止で、観光客は2997mのサウスサミットを目指します。アフダル山もほとんど同じで2980mが最高峰です。

 

■シャムス山の頂上

 

絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 特にシャムス山はオマーンきってのご来光スポットになっていて、富士山同様、初日の出を求めて多くの観光客が訪れます。

 

世界の山については「世界の『旅行で行けるスゴい山』総特集」をご覧ください。

 

 

ニズワ

オマーンの見どころ 

 

ニズワはマスカットから南西に約150km離れた場所にある町です。「ニズワスーク」の中に「ゴート・スーク」があって、なかなかお目にかかれない「ヤギ市」を見ることができますΣ(・∀・;)

 

 

人々が集まっている屋根の下で品評会や競りが行われます。

 

 

一匹つながれてますね(^^;) 行われるのは金曜の朝のみなので注意してください。近くには壮大なニズワ・フォートがあり、上部から絶景を一望できます。

 

 

カッコいいですね(,,゚Д゚) 直径36m、高さ30mで、12世紀に基本構造が造られ、1650年代に現在の姿になりました。上部には24門の大砲が設置されていましたが、現在は4門が残されています。

【ニズワ・フォート】
・料金:5リアル
・土~木:9時~16時
・金:9時~11時

 

世界の面白い市場については「アコデセワ・フェティッシュ・マーケット:徹底ガイド」に一覧を載せております。

 

 

ハサブ

オマーンの見どころ 

 

ハサブはムサンダム半島の突端に位置しているのですが、実はここはオマーンの「飛び地」で、間にはアラブ首長国連邦がありますΣ(・∀・;) 荒涼とした大地は他と変わりませんが、非常に複雑な海岸線となっているため、フィヨルドになぞらえて「アラビアのノルウェー」と称されています。

 

 

映画の中の世界ですね(,,゚Д゚) ペルシャ湾なので海の色もスゴイですし、荒涼とした岩山や空とのコントラストは、やはり中東独特の風景という感じがします。そして、ここではドルフィンウォッチングが楽しめます。(ドルフィンウォッチングだけならマスカットからも可能です)

 

オマーンの見どころ

 

オマーンの見どころ オマーンの見どころ

 

乗る船はアラビア伝統のダウ船(Dhow)です。雰囲気たっぷりですね(*´ω`*)

 

オマーンの見どころ

 

マスカットからのアクセスは「バス+フェリー」なども可能ですが、空港があるので飛行機がオススメです。所要時間は約1時間10分なので、東京-大阪間のフライトと同じくらいですね。飛行機を使わない場合、バスで「シナース」という町へ行き、週2本出ているフェリーを利用します。

 

 

世界の動物の名所については「世界のすごい動物スポット総特集」をご覧ください。

 

 

以上になります。続きまして下記から他のページをご覧ください(^^)

 

オマーンは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

オマーンのマスカットのグランドモスク

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-ドーハ(約12時間半)

ドーハ-オマーン(約1時間15分)

ベストシーズン 11月~2月
外務省 海外安全情報 オマーン
ガイドブック オマーンのガイドブック
ビザ 事前に「eVisa」の取得が必要
パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上
時差 -5時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるアラビア語 ①おはよう。

サバーフ ルハイル

 

②こんにちは。
アッサラーム・アライクム
マルハバン(午前中)
マサーウルハイリ(午後)

 

③こんばんは。
マサーウルハイリ

 

④ありがとう。
シュクラン

 

⑤さようなら。
マアッサラーマ

 

⑥はい・いいえ
ナアム・ラー

電圧とプラグ 220-240V

コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 オマーン・リアル(通貨コード:OMR、記号:RO.)で、補助通貨はバイザ(Bzs)。1リヤル=1000バイザなので注意。

 

日本大使館 HP

オマーンの絶景一覧

オマーンの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

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個別のガイド記事です。

 

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大都市など周辺に見どころが多い場所や、1つの国の中で同系統の見どころがあるとき、複数の見どころを1つの記事に集約していて、それらが同じ色のアイコンになっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

 

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