メークローン市場は、市場のど真ん中を電車が走っていくことで有名な市場です。テレビで一度は見たことがあるのではないでしょうか。別名は「Talat Rom Hoop(タラート・ロム・フープ)」。「傘を閉じる市場」という意味です。なぜ、そのように呼ばれているのでしょうか(^^)
「メークローン市場」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・バンコクからのアクセス
3・ロットゥーで行く
3-1:旧南バスターミナルから行く
3-2:チャトゥチャック・ミニバスステーションから行く
4・鉄道で行く
4-1:概要
4-2:BTSの「ウォンウィエン・ヤイ駅」へ行く
4-3:国鉄の「ウォンウィエン・ヤイ駅」へ行く
4-4:「マハチャイ駅」で下車し対岸へ行く
4-5:終点の「メークローン駅」へ行く
5・メークローン市場
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
バンコクは、1782年にラーマ1世が遷都して建設されました。11月~2月が比較的涼しい乾季、3月~5月は暑い乾季、6月~10月は雨季になります。日本の福岡県・愛知県と姉妹都市提携しています。人口は約1450万人。
最寄りの空港は2つあります。
■スワンナプーム国際空港(BKK)
・国内外合わせて120以上の都市に就航
・大手の航空会社が乗り入れ
・最新の就航路線一覧
■ドンムアン空港(DMK)
・国内外合わせて80以上の都市に就航
・LCCなどが乗り入れ
・最新の就航路線一覧
空港から市内への移動は「バンコク①2つの空港から市内への移動」をご覧ください。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はバーツ(通貨コード:THB、記号:B)で、補助通貨はサタン(Satang)。1バーツ=100サタンで、本日のレートはこちら。
メークローン市場は、バンコクの南西約70kmに位置し、メークローン駅から線路沿いに歩いていくとあります。メークローン駅までのアクセス方法は4つです。
①ロットゥーで行く(約1時間半):60~100バーツ
②鉄道で行く(約2時間半):23バーツ
③タクシーで行く(約1時間半):約1000バーツ
④ツアーで行く:内容次第
個人旅行としてオススメの行き方は、行きと帰りのどちらかを「①ロットゥー」にして、残りを「②鉄道」にする方法です。鉄道は東京のように2分おきに列車が通過するわけではないので、しっかり流れを決めておくことが大事です。
メークローン市場を通過する電車は、上りと下り4本ずつの計8本。メークローン駅は終点なので、やってきた列車が30~40分後に戻っていくという形です。市場を通過する時間は下記になりまして、この時間、市場ではアナウンスがなされます。
メークローン発 | メークローン着 |
---|---|
6:20 | 8:30 |
9:00 | 11:10 |
11:30 | 14:30 |
15:30 | 17:40 |
6:20にメークローンにいるのは難しいですよね。また、17:40には市場が閉まっています。よって、8:30~15:30までの中で各自の予定を組み立てていきます。ここではロットゥーと鉄道でのアクセスについてご説明します。
料金は60バーツで約1時間半。メークローン行きのロットゥーのチケット売り場は、左の列の手前にあります。
北バスターミナル(モーチット)の真向かいにあります。料金は100バーツで約1時間半。メークローン行きのロットゥーのチケット売り場はDの8番カウンターにあります。朝の4時から30~40分間隔で出ています。
■流れ
・BTSの「ウォンウィエン・ヤイ駅」(赤)へ行く。
↓
・国鉄「ウォンウィエン・ヤイ駅」(青)へ行く。
↓
・終点の「マハチャイ駅」(緑)で下車。
↓
・渡し船で対岸へ渡り、国鉄の「バーレーン駅」(紫)へ行く。
↓
・終点の「メークロン駅」(黄)で下車。
電車を一度乗り換えますが、どちらも行き先が終点なので安心です(^^) 川を渡るというプロセスが入りますが、これも簡単なので心配はいりません。ではご説明します。
出典:https://thailand-navi.com ※拡大できます
路線図では下の黄緑色の58番です。バンコクの市内交通についてはタイ政府の観光用公式HPが分かりやすいのでご覧ください。タイ国鉄の公式HPはこちらです。
赤いピンが国鉄の「ウォンウィエン・ヤイ駅」です。徒歩でも行けますし、トゥクトゥクだと20バーツくらいです。ここから電車に乗り終点の「マハチャイ駅」へ行きます。料金は10バーツです。
ウォンウィエン・ヤイ発 | マハチャイ着 |
---|---|
5:30 | 6:23 |
6:25 | 7:27 |
7:00 | 7:58 |
7:40 | 8:39 |
8:35 | 10:36 |
10:40 | 11:39 |
マハチャイ駅(緑)を出たら、歩いてマハチャイ埠頭(黒)に行き、頻繁に出ている渡し船で対岸の埠頭(灰)に行きます。船の料金は3バーツです。対岸に着いたら「バーレーン駅」(紫)までは歩いてすぐです。
バーレーン発 | メークロン着 |
---|---|
7:30 | 8:30 |
10:10 | 11:10 |
13:30 | 14:30 |
16:40 | 17:40 |
料金は10バーツです。ロットゥーに比べて手間と時間がかかる鉄道を使って行く理由は「列車からメークローン市場を見るため」だけなので、絶対に窓側を確保してください(^^) こんな感じになります。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
駅が近づいて人が多くなってくると、凱旋パレードの主人公にでもならなければ体験できないほどのカメラを向けられます(^^;) でもこれは貴重な体験ですよね。
こちらがゴールのメークローン駅です。画面を少し右側に動かしてみてください。線路が完全に見えなくなっているのが分かります(^^;) 列車が通るときには下のように線路が見えてきます。
中に入ると完全に市場です。そして、間違いなく下にはレールがあります(^^;)
なぜこんなところに市場が出来たのでしょうか。それは「鉄道が民営から国鉄になったタイミングで、貧しい人々が勝手に入り込み家を建てていった」からです。発展途上国のスラム街なども同じ理屈なのですが、国有地だとなかなか追い出したりすることが出来ないため、このようなことが起こります。
とはいえ「鉄道沿いに市場」ですから普通なら強制撤去されるところですが「終点付近なので列車のスピードが遅くなっている」ことから、そのまま黙認されてきたそうなんですΣ(・∀・;) そして徐々にメディアに取り上げられるようになり観光地として定着していきました。
市場の別名は「Talat Rom Hoop(タラート・ロム・フープ)」。「傘を閉じる市場」という意味です。何せここはタイで暑いですから、店は列車が来ないときは日よけ傘をかけています。しかし列車が来ると邪魔になるので一斉に傘を閉じるんですね(^^)
photo by:m-louis
列車が通過する度に傘をたたむようになったのは1984年ころからだそうです。そしていよいよ列車がきます。
この近さです(,,゚Д゚)
上から見るとこんな感じΣ(゚∀゚ノ)ノ
もちろん列車が来るときは、観光客の山・山・山です。こんな場所は世界でここだけですから当然ですよね。
ちなみに、駅では列車が停まっている間に記念写真を撮ることもできます。
photo by:David Lee
世界の面白い列車については「南アフリカの豪華列車:徹底ガイド」に一覧を載せておりますので興味のある方はご覧ください。
以上になります。テレビで一度は見たことがある「あの市場」。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | 日本-バンコク(約7時間) |
---|---|
ベストシーズン | 11月~2月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 タイ |
ガイドブック | タイのガイドブック |
ビザ | 観光目的の滞在のみビザ不要。
空路入国:30日以内、陸路入国:15日以内の滞在。 |
パスポート残存期間 | 6ヶ月以上 |
時差 | -2時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 001(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるタイ語 | ①おはよう。
สวัสดี(サワッディー)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | バーツ(通貨コード:THB、記号:B)で、補助通貨はサタン(Satang)。1バーツ=100サタン。
|
日本大使館 | ・HP | タイの絶景一覧 |
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