フンザは「桃源郷」と称されるほど美しい景色が広がっていて、昔から旅人の間で人気があります。こちらのページでは、パキスタン側と中国側からの行き方について詳しくご紹介します。フンザの見どころについては「フンザ②」をご覧ください(^^)
「フンザ①各地からのアクセス」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:ラーワルピンディー
1-2:フンザ
2・ギルギット空港からフンザ
3・ラーワルピンディーからフンザ
4・中国からフンザ
5・世界のナウシカスポット
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
photo by:Trueblood786
ラーワルピンディーは、首都であるイスラマバードの南に隣接する街で、昔ながらのパキスタンの都市という感じです。インドのアムリットサルからラホールへ抜けて、ラーワルピンディーからフンザへのバスに乗るのが定番です。人口は約300万人。
最寄りの空港はイスラマバード空港(ISB)。国内外合わせて35都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内へのアクセスは「イスラマバード:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
フンザは1974年まで「フンザ藩王国」として存在し、王都のカリマバードを中心に栄えてきました。パミール高原の7000m級の山々が織り成す美しい景色が有名です。人口は約3万人。
最寄りの空港はギルギット空港(GIL)。イスラマバードとのみ就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はパキスタン・ルピー(通貨コード:PKR、記号:Rs)。補助通貨は「パイサ(P)」ですが流通していません。1ルピー=100パイサで、本日のレートはこちら。
空港はフンザの中心地であるカリマバードから南西に約100km離れています。天気による欠航が多いと言われていますが、夏は比較的安定するようです。空港についたらタクシーなどでギルギット市内のバススタンドへ行きます。所要時間は約15分です。
そこからカリマバードへの長距離バスに乗ります。途中、アリアバードで人の乗降があります。カリマバードでは宿の場所を伝えれば送り届けてくれます(^^)
・所要時間:約3時間半
・料金:300ルピー
・人がある程度集まったら出発
注意点はフンザまでの道中で「パスポートのコピー」を検問に提出する場所が複数あるということです。ギルギットからカリマバードでも約3部必要で、ラワールピンディーからだと10部必要です。また、最初の検問では外国人登録証を作ります。
ラーワルピンディーからフンザへの移動
■ラーワルピンディーのバスステーション
ラーワルピンディーの国営バスである「NATCO」のバスステーションから、上記のギルギット行きか、カリマバード直通バスのどちらかに乗ります。直通があればもちろん直通で良くて、無かったら一旦ギルギットに行くということです。
この道はカラコルムハイウェイといって、パキスタンのギルギット・バルティスタン州から、中国の新疆ウイグル自治区のカシュガルまでをつないでいます。非常に歴史の古い道で、かの三蔵法師(玄奘)も、この道を通ってインドに至りました。途中で「クンジュラブ峠」という標高4880m地点を通過しますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
「NATCO」の他には「DAEWOO」「SILK ROUTE」なども評判が良いです。いずれにせよ時間が非常にかかるので良い環境を選ぶことをオススメします。また、飛行機も良い選択肢なので検討してみてください。
■ギルギット行き(NATCO)
・1日3本程度
・7時、14時、21時発
・所要時間:約18時間
・料金:1800~2300ルピー
■カリマバード行き(NATCO)
・1日1本
・15時発
・所要時間:約24時間
・料金:約2200ルピー
インドからパキスタンへ抜けてフンザへ行く場合、インドのアムリットサルからラホールへの行き方は「アムリットサル①アクセスと国境超え」を、ラホールからラワールピンディーまでの行き方は「イスラマバード:徹底ガイド」をご覧ください(^^)
中国からフンザへの移動
■カシュガル
出発地点は新疆ウイグル自治区のカシュガル。中国の最西部に位置する街で、人口は約35万人。ここから乗り合いタクシーで「タシュクルガン」へ行きます。タシュクルガン付近は秘境中の秘境という感じで、どこを見ても絶景です(*´ω`*)
・所要時間:約6時間
・料金:120~150元
■タシュクルガン
タシュクルガンにつくと、もうイミグレが閉まっている時間なので一泊して次の日にイミグレへ向かいます。注意点として、そもそも国境は12月~4月頃の雪が残っている時期は開きません。それ以外の時期でも土日祝日は閉鎖されています。
イミグレを通過したらパキスタンの「ススト」という町までバスで行くのですが、タシュクルガンの「交通賓館」という宿の隣にバスターミナルがありまして、そこでチケットを購入しておきます。準備が出来たらイミグレで手続きをして、終わったらバスに乗り込みます。
■交通賓館
・所要時間:約2時間
・料金:225元
スストに到着する前に入国手続書を記入し、一帯が国立公園になっているので入場料の800ルピーを支払います。その後、スストで入国手続をしたらカリマバードへのバスが出ているので、それに乗車します。スストはカリマバードよりも両替のレートが少し良いので両替をして大丈夫です。
■ススト
・所要時間:約3時間
・料金:250ルピー
スストからカリマバードへの道中で、2010年に大規模な地すべりが発生しました。これにより発生した大量の土砂は、川の流れをせき止めて「アタバード湖」という新たな湖を誕生させ、カラコルムハイウェイを分断しました(,,゚Д゚) 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
では、中国からの移動はどうなったのでしょうか。一時期はボートでの移動を余儀なくされ、観光客も荷物を運ぶ業者もみんなボートを使いました。しかし、2015年にアタバード湖に沿ってトンネルが開通し、今は車でカリマバードまで行くことができます。
また、これが見てのとおりの絶景で、SNS映えするとあって国内から多くの観光客が訪れるようになりました。さらに、中国から大量の電化製品や衣服がスストに入ってきて、その需要が凄まじく、今やフンザはパキスタン国内で有数の観光地に変貌しています。
どれくらいかというと、2017年にはフンザ渓谷全体の外国人観光客が1万人程度の中、パキスタン人の観光客は100万人にのぼったそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ 青海鉄道開通後のチベットと同じで「様変わりしてしまった秘境」といえます。
以上になります。続きまして「フンザ②」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■イルーシャ村(アルゼンチン) |
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秘境・ウマウアカ渓谷にある村で、ナウシカの風の谷のようだと旅行者から人気です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■腐海(ウクライナ) |
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腐海はウクライナ南部とクリミア半島北部の間に広がる「たくさんのピンクレイクがあるエリア」の総称で、ナウシカの腐海が実在したと話題になりました。当サイトでは5つのピンクレイクを取り上げています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■カタジュタの風の谷(オーストラリア) |
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ウルルの近くにある「カタジュタ(オルガ渓谷)」のハイライトで、本当は全然関係無いんですが、名前がそのままなのでジブリスポットとして知られています(^^;) でも絶景なのでオススメの場所です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にもたくさんの「ジブリ映画スポット」があります。興味のある方は「世界のジブリ映画スポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、6つの映画について25ヶ所をご紹介しています。
航空便例 | ・日本-イスラマバード(約11時間半)
・イスラマバード-ギルギット(約1時間15分) |
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ベストシーズン | 3月下旬~4月上旬 |
外務省 | 海外安全情報 パキスタン |
ガイドブック | パキスタンのガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上 |
時差 | -4時間(サマータイム無し) |
チップ | ・レストラン:5%程度
・ツアーガイドなど:5USドル程度 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるウルドゥー語 | ①おはよう。
アッサラームアレイクム
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい/いいえ |
電圧とプラグ | 230-240V / BとC型のプラグ
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通貨 | パキスタン・ルピー(通貨コード:PKR、記号:Rs)で補助通貨は「パイサ(P)」(流通していない)。1ルピー=100パイサ。
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日本大使館 | ・HP |
パキスタンの絶景一覧 |
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