キリマンジャロはアフリカ最高峰でありながら、「特別な技術が無くても登れる山」として知られています。遠いのでなかなかハードルが高い旅行先ではありますが、頂上からの絶景は必見です。こちらのページではマラングルートでの行程についてご紹介します。キリマンジャロ登山の概要や注意点などについては「キリマンジャロ登山①」をご覧ください。
「キリマンジャロ登山」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
全体図
出典:http://www.thepeakofafrica.com
このページでは最もポピュラーなマラングルートについて一般的な流れをご紹介します。地図の右下から始まっているルートですね(^^) 「キリマンジャロ登山①概要と注意点」でご紹介したとおり全て山小屋に泊まるルートなので、どのツアー会社に申し込んでも行程は変わりませんが、高度順応を1日設けるか設けないかで日程が変わります。
設けない場合は4泊5日の弾丸ツアーになり、日程を減らすことができる代わりに高山病のリスクが高まります。上級者の方以外は安全を最優先して5泊6日に申し込んでくださいm(_ _)m
登山口は標高約1700mの「マラングゲート」。1日目は、ここから約4時間かけて標高2727mの「マンダラハット」へと向かいます。約7.5kmの道のりで、標高差は約1000mです。上の地図の「所要時間」は距離だけで表示されているので無視してください( ̄▽ ̄;) マラングゲートはこちらです。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
赤道直下らしく周囲には木々が生い茂っているので、しばらくの間はジャングルの中を歩くような感じです(^^)
2日目は約6時間かけて標高3720mの「ホロンボハット」へと向かいます。約12kmの道のりで、標高差は再び約1000mです。マラングゲートでは背丈の高い木々が生い茂っていましたが、次第に低木ばかりになり、3000m以上になると草原となります。ただ、ここから大自然の神秘に遭遇します。
こちらは「ジャイアントセネシオ」という高山植物で…なんとですね…菊の一種だそうですΣ(・∀・;) 大きさは5m以上にもなります。カナリア諸島の「エキウム・ウィルドプレッティ」や、ソコトラ島などで見られる「竜血樹」に匹敵するスゴさですね。
世界のすごい植物系スポットについては「世界の植物の名所総特集」をご覧ください。
こちらがホロンボハットです。大きなソーラーパネルが設置されてますね。発展しています(,,゚Д゚)
3日目は、5泊6日であれば高度順応にあてられます。3720mといったら富士山の頂上付近ですから決して無理をしないようにしてください。ここでは写真の「ゼブラロック」へトレッキングするのが一般的で、往復約3時間です(^^)
4日目は約6時間かけて標高4703mの「キボハット」へと向かいます。約9.3kmの道のりで、標高差はここも約1000mです。4000mを超えると草原から砂漠へと変化し、登山口とは全く違う世界となります(,,゚Д゚)
キリマンジャロ登山の写真でよく見る風景もこの高さです(*´ω`*)
これはテンション上がりますね。…でもゆっくりゆっくり歩いてください(^^;) 4110m地点には「ラストウォーター・ポイント」があります。
キリマンジャロには水が湧き出ている場所があり、ここはその中で最も高い位置にある水場だったのですが、山頂の氷河の縮小などに伴い、今は干上がってしまっています(ノД`)
5日目はいよいよ登頂です。標高5685mのギルマンズ・ピークを経由し、標高5895mのキボ峰へと至ります(; ・`д・´)
標高差は約1200mで、氷雪も見られます。冬山の防寒具が必要になり、足下は「登山に適したしっかりした靴」ではなく「防寒性の高いアルパインブーツ」が不可欠です。体温が下がると全てに悪影響が出るわけですが、体温は心臓から遠い末端から下がっていきます。登山家が凍傷を起こすのも指からなので、防寒は万全の対策をしてください。
そして…ついに到着です(T^T)/ 画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
絶景ですね( ̄□ ̄;)
「思えば遠くへ来たもんだ…(;´・д・)=3」というやつでしょうか。頂上の気温は-10度ほどになります。
そして至福の記念撮影タイムです。山は達成感があるからいいですよね(*´ω`*) 頂上での時間を楽しんだら同じコースを下って登山口へ戻ります。この最終日の「キボハット→山頂→登山口」は合計約18時間の道のりなので、とにかく下山し終えるまでは油断せずに過ごしてください。
以上になります。アフリカ最高峰のキリマンジャロ。ぜひ登ってみてください(^^) キリマンジャロ登山の概要や注意点などについては「キリマンジャロ登山①」をご覧ください。
キリマンジャロは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■トレス・デル・パイネ国立公園(チリ) |
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南部パタゴニア観光のハイライトで、日帰りツアーから10日以上かかる本格的なトレッキングまで楽しめます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■サガルマータ国立公園(ネパール) |
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エベレストを始めとした世界最高峰が連なる国立公園です。本格的な登山はプロでないと出来ませんが、実はエベレストのベースキャンプを目指すトレッキングは一般人でも可能です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ロライマ山(ベネズエラ) |
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「最後の秘境」ことギアナ高地にあるテーブルマウンテンです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■インカトレイル(ペルー) |
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世界的に大人気のトレイルで、マチュピチュを目指し数日かけてインカの道を歩きます。途中にはマチュピチュと比べても遜色ない遺跡がゴロゴロしています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ワスカラン国立公園(ペルー) |
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「南米のスイス」と称される別天地で、「サンタクルス谷トレッキング」や「ワイワッシュ山群トレッキング」など世界最高峰のトレッキングを行えます。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ワイナ・ポトシ(ペルー) |
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標高6088mの山で「世界で最も挑戦しやすい6000m峰」と言われています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■キナバル山(マレーシア) |
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マレーシア最高峰で標高は4095m。富士山よりも高いですが、登山ルートに危険が無いため初心者でも登山できる場所として有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な山がたくさんあります。興味のある方は「世界の『旅行で行けるスゴい山』総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にスゴい74ヶ所を6つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-イスタンブール(約12時間)
・イスタンブール-キリマンジャロ(約6時間) |
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ベストシーズン | 7月~10月(ヌーの川渡り時期) |
外務省 | 海外安全情報 タンザニア |
ガイドブック | 東アフリカのガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | ビザ発行日から6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | -6時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスワヒリ語 | ①おはよう。
Jambo.(ジャンボ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 230V |
通貨 | タンザニア・シリング(通貨コード:TZS、記号:Tsh)で、補助通貨は「セント(c)」ですが使われていません。1シリング=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
タンザニアの絶景一覧 |
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