キャノ・クリスタレスは「世界一美しい川」「五色の川」「虹が溶けた川」「楽園から逃げてきた川」などと形容される「世界最高の絶景川」です。日本での知名度は低いものの、現地ツアーが催行されていて普通に行くことが可能です。多分、日本で一番詳しいページですよ(^^)
「キャノ・クリスタレス」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はボゴタ。標高2640mにあるコロンビアの首都で、南米ではボリビアの「ラパス」と、エクアドルの「キト」に次いで、3番目に標高が高い首都です。図書館や大学が多く「南米のアテネ」と呼ばれています。近年は治安も回復してきて観光客も増えています。人口は約770万人。
最寄りの空港はボゴタの「エルドラド国際空港」(BOG)。国内外合わせて約80都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「塩の大聖堂:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はコロンビア・ペソ(通貨コード:COP、記号:$)。補助通貨は「センターボ(¢)」ですが、ほとんど使われていません。1ペソ=100センタボスで、本日のレートはこちら。
キャノ・クリスタレスは「セラニア・デ・ラ・マカレナ国立公園」の中を流れています。国立公園と聞くと「エコツアーが整備されている安全な場所」というイメージですが、ここは逆で環境保全のため数年間閉鎖されていました。また、周辺はゲリラが横行していたため、立ち入り自体が禁止されていました(=_=;)
しかし2009年に公園が再開すると、嬉しいことにエコツアーに力が入れられるようになりました。観光拠点となる空港ができてボゴタから飛行機で行けるようになり、周辺には軍隊が配備され治安が保たれるようになりました。
とはいえ現在も一般人は陸路で立ち入ることはできず、ボゴタからのツアーに参加します。数年前までは2泊3日で1200US$くらいしたのですが、最近はぐっと安くなっています。
例えば上の会社だと、2泊3日で約3万2千円。3泊4日で約4万5千円。4泊5日で約5万7千円となっています(画像は自動翻訳された状態です)。空港使用料と国立公園入園料は、ここには含まれていません。このサイトでは、より近距離のビジャビセンシオからもツアーが出てますね。
ボゴタ(赤)発の場合、早朝5時半くらいの出発になります。車で2時間半くらい走り「ビジャビセンシオ(青)」の空港へ行き、小さな飛行機でキャノ・クリスタレス(紫)の近くにある「ラ・マカレナ空港」(緑)へと向かいます。
1日40人と制限されているので、時間が少ない人は早めの予約が必要です。ラ・マカレナ空港へと着くと、おそらく世界でここだけではないかと思われる馬車での積荷運搬が行われます。
photo by:Pedro Szekely
これはめったに見られないですね(,,゚Д゚) 空港はとても小さくのどかですが、周辺にはピストルを持った兵士がたくさんいます。でも、軍隊がいるとなればさすがに安全なので治安は大丈夫だと思われます。
町には民宿がいくつかと土産物屋などがあります。数年前までは文字通り何もなかったようですが、ここ数年少しずつ観光地化されてきているみたいです。ネットカフェも2軒ありますがWi-Fiなどはありません。初日はラ・マカレナの町でノンビリと過ごします。
そして翌日、ボートで川を遡上してキャノ・クリスタレスを目指します。ちなみにキャノ・クリスタレスは、全長100kmに及ぶ「クリスタル川」の「五色になっている一部分」を指します。
ボートで到着できるわけではなく、近くまで行ったら車に乗り換え、最後は小一時間森の中を歩き到着です。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
ウソみたいな川ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 水中には「マカレニア・クラビヘラ(Macarenia clavigera)」と呼ばれる色鮮やかな藻が咲いていて、このような景観になっています。
とても美しいので防水ケースをつけたGoProなどを持っていくのがオススメです。
藻は、赤・ピンク・黄色・緑・黒を基本とし、濃淡が無数の色彩を創り出します。さらに、水が作り上げた凹みによって深さが変わり水の色も複雑に変化しています。
嬉しいことに現在のところ観光客が自由に川の中に入ることができます。ただ、環境保護区に指定されているので日焼け止めや化粧をしていると入れません。
底はヌルヌルしているので、ケガをしないように注意してください。こーゆー場所に行くときは「マリンシューズ」があると便利です。濡れる場所専用のクツなので川でも滝壺でも入っていけますし、もちろん滑りづらく作られています。ビーチサンダルだと滑って危ないだけでなく、水の中ではすぐに脱げてしまい安全に歩くことが出来ません。
■マリンシューズ ■アウトドアサンダル
足首に固定できる「アウトドアサンダル」なら脱げることが無いためまだマシなのですが、素足が露出しているので、肌を切ってしまったり突き指をしてしまうことがあります。マリンシューズなら足全体が保護されている上に、メッシュ素材のものが多いので「乾きやすい」「かさばらない」といったメリットもあります。
空から見ると一帯はまさに手つかずの大自然という感じです(,,゚Д゚)
日本ではほとんど知られていないキャノ・クリスタレスですが、コロンビアではもちろん有名で2ペソ紙幣の絵柄にもなっています。
シーズンは広めに言うと6月~12月。ただ、ベストシーズンとなると9月~11月の2~3週間となります。植物ですから普通の紅葉と同じくベストシーズンは一瞬ということですね。それでもやっぱり日本からはるばる行くのであればベストな状態を見たいですよね。キャノクリスタレスの公式フェイスブックがあるので、気になる方はチェックしてみてください。
また、この国立公園には「ストーンシティ」という奇岩群もあります。
石灰石が風雨によって浸食され出来たもので、マダガスカルの「ツィンギ」や中国の「石林」と同じタイプです。とはいえジャングルのスケールが圧倒的に大きいので、また違った雰囲気になっています。クレヨンしんちゃんの「ブリブリ王国」がこんな感じだったような…(^^;)
大きく5つのエリアに分かれていて、ストーンシティがメインのツアーであれば全て巡れるようです。世界の奇岩群については「世界の奇岩・巨岩・柱状節理総特集」をご覧ください。
以上になります。コロンビアが誇る奇跡の川。ぜひ行ってみてください(^^)
また、日本語で予約出来るボゴタの現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ジェイコブス・ウェル(アメリカ) |
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テキサス州を流れている川で、美しく澄み切った流れの中に、突然とても深い水中洞窟が現れます。詳細は下記からご覧ください。 |
■マタランカ(オーストラリア) |
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マタランカは小さな町なのですが、近くに国立公園があり、澄み切った美しい川が流れています。そして、実はその川は温泉になっていて、2ヶ所で安全に遊泳・入浴を楽しむことができます。詳細は下記からご覧ください。 |
■ヒナトゥアン川(フィリピン) |
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ミンダナオ島を流れている川で、現地では「エンチャンテッド・リバー」=「魔法の川」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■パンタナール湿原(ブラジル) |
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パンタナールは「世界最大の湿原」で、プラタ川、スクリ川、天然水族館など、驚くほど美しい川がたくさんあります。どこもフローティングが出来るようになっているので、誰でも安全に楽しめます。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-ロサンゼルス(10時間)
・ロサンゼルス-ボゴタ(約7時間) |
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ベストシーズン | 9月~11月 |
外務省 | 海外安全情報 コロンビア |
ガイドブック | コロンビアのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光は不要 |
パスポート残存期間 | ・3ヶ月以上
・未使用ページが2ページ必要 |
時差 | -14時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)の次にコロンビアの電話会社の識別番号「9/7/5」のどれかをつけ、さらに81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | ・110V~120V
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通貨 | コロンビア・ペソ(通貨コード:COP、記号:$)で、補助通貨は「センターボ(¢)」。1ペソ=100センタボス。
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日本大使館 | ・HP |
コロンビアの絶景一覧 |
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