塩の大聖堂は、使われなくなった岩塩坑に造られた「地下220mの大聖堂」で、その素晴らしさから「近代建築の宝石」と称されています。コロンビアのハイライトの1つでボゴタから簡単にアクセス出来ます(^^)
「塩の大聖堂」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:トランスミレニオで行く
2-2:タクシーで行く
2-3:タクシーで行く
3・シパキラへのアクセス
3-1:バスで行く
3-2:観光列車で行く
4・塩の大聖堂
5・世界の同様の場所
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はボゴタ。標高2640mにあるコロンビアの首都で、南米ではボリビアの「ラパス」と、エクアドルの「キト」に次いで、3番目に標高が高い首都です。図書館や大学が多く「南米のアテネ」と呼ばれています。近年は治安も回復してきて観光客も増えています。人口は約770万人。
最寄りの空港はボゴタの「エルドラド国際空港」(BOG)。国内外合わせて約80都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はコロンビア・ペソ(通貨コード:COP、記号:$)。補助通貨は「センターボ(¢)」ですが、ほとんど使われていません。1ペソ=100センタボスで、本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Tokota
空港は市内中心部から西に約15km離れています。ターミナルが2つあり、無料のシャトルバスでつながっています。所要時間は約10分です。市内への移動方法は、トランスミレニオ、タクシー、空港送迎の3つです。
photo by:Felipe Restrepo Acosta
ボゴタの新交通システムで、市内に12路線運行しています。乗車にはSuicaのようなカードが必要ですが、乗り場で購入できて、必ず近くにスタッフがいるので安心です(^^)
・5時半~22時45分まで運行
・カード代:5000ペソ
・運賃:2400ペソ
・新市街行き:M86、K86
旧市街へ行く場合は、まず16-14番のバスで「ポルタル・エル・ドラード(Portal El Dorado)」へ行き、そこからトランスミレニオの「J6」に乗り終点の「エスタシオン・ウニベル・シダーデス(Estacion Universidades)」で下車します。
路線図はこちらです。上の青で囲んだ部分が「Univerisidades」、下の赤で囲んだ部分が空港と「Portal El Dorado」です。
出典:https://www.transitmap.net ※拡大できます
・所要時間:約40分
・旧市街:約25000ペソ
・新市街:約40000ペソ
※ボゴタでは2020年2月から「Uber」の利用が禁じられています。
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
シパキラへのアクセス
photo by:EEIM
ボゴタからシパキラへは「北バスターミナル(Portal Norte)」からバスが出ています。北バスターミナルへはトランスミレニオが頻繁に運行していて、左上の緑で囲んだ部分です。
出典:https://www.transitmap.net ※拡大できます
■市内→北バスターミナル
・所要時間:約45分
・料金:2400ペソ
■北バスターミナル→シパキラ
・所要時間:約2時間
・料金:5700ペソ
photo by:Nils Oberg
週末には観光SL列車が出ていて、「ラ・サバナ駅」を出発し「ウサケン駅」を経由して「シパキラ駅」へ行きます。
■ラ・サバナ駅
photo by:Felipe Restrepo Acosta
ツアーなので行程は決まっているため、ガイドさんについていけばOKです。もちろん塩の大聖堂は含まれています。
■往路
・ラ・サバナ駅発:8時15分
・ウサケン駅発:9時15分
・シパキラ駅着:11時05分
■復路
・カヒカ駅発:15時15分
・ウサケン駅着:16時半
・ラ・サバナ駅着:17時半
■料金:6万ペソ
■公式HP
■シパキラ駅
photo by:JuanPeriodista
シパキラのバスターミナルについたら、町の中心にあるカテドラルを目指して歩きます。
なかなか立派なカテドラルなので、時間があったら覗いてみてください。
そして、そのまま同じ方向に約15分歩くと「塩の大聖堂」への入り口がある「塩の公園」に到着します。こちらの黄色い門が公園の入口です。
マップの左上の黄色い部分が塩の大聖堂です。「21番」の「Plaza del Minero」を目指して歩いてください。
出典:公式HP ※拡大できます
そして到着。モニュメントがあるので分かりやすいです(^^) ここで入場料を払って中に入ります。
・日~月:9時~17時
・入場料:57000ペソ
・公式HP
自由行動とガイドツアーを選べますが、日本語ガイドはいません。オーディオガイドもありますが、やはり日本語はありません。入り口はトンネルになっています。
中は4階構造になっていて、最深部は約220m。坑道の総延長はなんと約400kmにもなるそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ
出典:公式HP ※拡大できます
一帯は16世紀頃から先住民の間で塩の採掘が行われていました。1932年になって、ドイツ人のフンボルトという地質学者がシパキラに岩塩鉱山を発見し、正式に岩塩坑としての歴史が始まります。
1950年代になって、鉱夫達が礼拝堂を坑内に造りました。これが塩の大聖堂の始まりです。しかし、坑道を利用していたため安全性の問題があり、この礼拝堂は1992年に閉鎖されることになります。代わりに、1991年から4年をかけて現在の教会が造られ、今ではコロンビア屈指の観光名所になっています。
内部には、このような「十字架と祈祷台が設置されてライトアップされた場所」が14ヶ所あります。これは、イエスがエルサレムで十字架を背負って歩いた「悲しみの道(ヴィア・ドロローサ)」を表現しています。エルサレムのヴィア・ドロローサについては「エルサレム④悲しみの道(1)第1~第9留」をご覧ください。
1つ進むごとに十字架が奥に設置されるようになっていて、イエスの命が遠のいていることを表しています。ライトアップもそれぞれ意味があるので、興味のある方はガイドツアーに参加してみてください(^^)
そして、14ヶ所目にハイライトの大聖堂があります。
規模が大きすぎて分かりづらいのですが、高さ22mの壁に高さ16mの十字架が彫られていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 階段で下に降りると全貌が分かります。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
大聖堂の幅は10mで、全長はなんと73m!収容人数は最大で900名にもなり、これが地下220mとは信じられません。しかもこれが全て塩で出来ていると思うと唖然としてしまいます…(,,゚Д゚)
photo by:Juan Carlos Pachon
このほか、レストラン、カフェ、土産物屋、博物館、3Dシアターなど、地下にはたくさんの施設があって、その巨大さに長い歴史の重みを感じさせられます。塩の採掘体験なども出来ますが、各アクティビティは別途料金がかかります。
以上になります。コロンビアが誇る「近代建築の宝石」。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ヴィエリチカ岩塩坑(ポーランド) |
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![]() |
1978年に最初に世界遺産に登録された12件のうちの1つです。地下には「岩塩の宮殿」や「岩塩の教会」とも称される空間が広がっています。詳細は下記からご覧ください。 |
■サリーナ・トゥルダ(ルーマニア) |
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![]() |
岩塩坑跡地を利用して造られた、最深部が112mにもなる地下のテーマパークです。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-ロサンゼルス(10時間)
・ロサンゼルス-ボゴタ(約7時間) |
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ベストシーズン | 12月~3月/7月~8月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 コロンビア |
ガイドブック | コロンビアのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光は不要 |
パスポート残存期間 | ・3ヶ月以上
・未使用ページが2ページ必要 |
時差 | -14時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)の次にコロンビアの電話会社の識別番号「9/7/5」のどれかをつけ、さらに81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | ・110V~120V
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通貨 | コロンビア・ペソ(通貨コード:COP、記号:$)で、補助通貨は「センターボ(¢)」。1ペソ=100センタボス。
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日本大使館 | ・HP |
コロンビアの絶景一覧 |
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