「エクアドル」はスペイン語で「赤道」を意味し、首都の「キト」は先住民の言葉で「地球の真ん中」を意味します。エクアドル国内には有名な「赤道記念碑」をはじめ、複数の記念碑が建てられているので全てご紹介します(^^)
「赤道記念碑」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:バスで行く
2-2:タクシーで行く
2-3:空港送迎で行く
3・5つの赤道記念碑
4・赤道記念碑
5・赤道博物館
5-1:概要
5-2:赤道上での実験①:排水管に水を流す
5-3:赤道上での実験②:生卵を釘の上に立てる
5-4:赤道上での実験③:赤道上を目をつぶって歩く
6・カラカリの町の記念碑
7・カヤンベの町の2つの記念碑
8・世界の「基準線」が通る場所
9・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はキト。紀元前1000年頃には人々が定住していた土地で、1830年にエクアドルの首都になりました。新市街と旧市街があり、旧市街は世界遺産に登録されています。ただ、旧市街は治安に不安があるので注意してください。人口は約200万人。
最寄りの空港はキトの「マリスカル・スクレ国際空港」(UIO)。国内外合わせて約20都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はアメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)が使われていて、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セントで、本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Jordy Vaca
空港は市内中心部から東に約37km離れています。キトは標高2850mに位置する山間都市なので、空港までは距離以上に時間がかかります。深夜などの空いている時間帯で約1時間、日中だと約2時間を目安にしてください。移動方法は、バス、タクシー、空港送迎の3つです。
・土~日:4時~22時半
・30分おきに運行
・片道:8US$/13.5US$
・新市街まで:22~27US$
・旧市街まで:25US$
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
※アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。赤と紫は重なっています。
■赤:赤道記念碑
1998年まで赤道とされていたところに造られた記念碑。一番規模が大きい。現地名は「Ciudad Mitad del Mundo」。
■青:赤道博物館
GPSで計測した正しい赤道に造られた施設。色々な実験を楽しめる。現地名は「Museo de Sitio Intiñan」。
■緑:カラカリの町の記念碑
小さな公園にあります。
■紫&黒:カヤンベの町の記念碑
近い距離に2つあります。
赤道記念碑は、キトのセントロから北に約23km離れています。セントロの「セントラル・マリン駅」というメトロブス乗り場からバスに乗り、終点の「オフィリア駅」で「赤道記念碑行き」のバスに乗り換えます。所要時間はそれぞれ約30分です。
メトロブスは、ホームの前にある券売機で切符を購入します(^^) 必ずスタッフがいるので安心です。そして現地に到着。画面をグルッと回して周囲を見てみて下さい。
・営業時間:9時~18時
・無休
・入場料:5US$
・記念碑に登る:6US$
記念碑の高さは約30m。最上部にある地球儀は4.5mもありますΣ(゚∀゚ノ)ノ
記念碑は中が博物館、上が展望台になっていて、展望台からはアンデスの山々に囲まれたキトを一望できます。上から見ると、黄色い赤道ラインの左右には「S」と「N」が記されており、南半球と北半球が分かりやすくなっています。

photo by:Paulo JC Nogueira
1998年にGPSで計測された正確な赤道です。上記の「赤道記念碑」から直線距離で約200m離れています。現地名は「ムセオ・デ・シティオ・インティニャン(Museo de Sitio Intiñan)」。「インティ」は「太陽」、ニャンは「道」、「シティオ」は「地点」を意味します。赤道上で様々な実験ができるので大人気の観光地になっています。
photo by:Ssr
入場料は4.5US$。ガイド付きのツアーに参加して各種の実験を体験します。また、エクアドルの先住民族文化を紹介する資料館も併設されていて「首狩り族」というエキゾチックな民族についても詳細に説明されています。頭部の剥製のレプリカなども購入できます(^^;)
有名な話ですが、お風呂などの栓を抜いて水を流すとき、北半球と南半球だと水の流れが逆になります。百聞は一見に如かず。動画が上がっていたのでご覧下さい。
■北半球
■南半球
■赤道上
なんか赤道上での葉の置き方が不自然な気もしますが…(^^;) でも確かに水はストンと下に落ちていますよね。
赤道上では真下に重力が働くので、立て方によって卵が立ちますΣ(゚∀゚ノ)ノ きっちり赤道上に立って挑戦するのがコツです。成功すると証明書をもらえます。
赤道上を歩くと、両腕が北半球と南半球から逆向きの力を受けるのでウソみたいにふらつきます。そのほか、体重計に乗ると約1kg軽くなったり、手を握り合っても力が入らず簡単に解けてしまったりと、楽しい実験が盛りだくさんです(^^)
カラカリは、赤道記念碑があるサン・アントニオから西に約8km離れた小さな町です。ここに小さな公園があり、高さ4~5mの記念碑がひっそりと立っています。
キトから北東に約30km離れた場所に「カヤンベ」という町があります。「赤道より北のアンデス山脈」で最高峰の「カヤンベ火山」に近いため、小さな町に似合わずクライマーやハイカーなどで賑わいます。また、6月末に行われる収穫祭では約3万もの人が集まり、アンデスの小さな町が熱狂に包まれます。
この町から約5km南西に2つの記念碑があります。1つ目は「La Mitad del Mundo Reloj Solar」。2007年頃に建てられたそうです。こちらでもガイドが赤道に関する色々な説明をしてくれます。
photo by:Carine06
なんか魔法陣みたいですね(^^;) そして2つ目は、道を挟んで逆側に「La Bola de Guachala」という小さな石の地球儀があります。これくらいのなら、もしかしたらエクアドル国内にはたくさんあるのかもしれないですね。
photo by:bkleiner photos
以上になります。意外に多い赤道記念碑ですが、時間と共に少しずつズレていくので、訪れた際にはスマホのGPSで計測してみてください(^^)
■グリニッジ天文台(イギリス) |
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![]() |
本初子午線が通る天文台として世界的に有名です。実は正しい本初子午線からは約100mずれてしまっているのですが、それでも多くの人が訪れて、地面に引かれた本初子午線をまたいでいきます。詳細は下記からご覧ください。 |
■タヴェウニ島(フィジー) |
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![]() photo by:Paul Lenz |
約330の島があるフィジーにおいて「最もフィジーらしい」と称される島で、かつて日付変更線が通っていたことで有名です。また「世界のすごいダイビングスポット50」に選ばれるほどの世界的なダイブサイトでもあります。詳細は下記からご覧ください。 |
■サンタクロース村(フィンランド) |
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![]() |
「1年中サンタに会える場所」で、北極圏との境となる「北緯66度33分線」が通っています。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-ヒューストン(約12時間)
・ヒューストン-キト(約5時間半) |
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ベストシーズン | 6月~9月 |
外務省 | 海外安全情報 エクアドル |
ガイドブック | エクアドルのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光は不要 |
パスポート残存期間 | ・6ヶ月以上 |
時差 | -15時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | ・110V
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通貨 | アメリカ合衆国・ドル(通貨コード:USD、記号:US$)が使われていて、補助通貨は「セント(¢)」。1USドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
エクアドルの絶景一覧 |
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