マンププニョルはロシア連邦のコミ共和国にある奇岩群で、モスクワやサンクトペテルブルクから飛行機やヘリを使ってアクセスします。ロシア屈指のパワースポットとしても有名です。多分、日本で一番詳しいページですよ(^^)
「マンププニョル」徹底ガイド:目次
1:拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:ペルミ
1-2:ウフタ
2:ペルミ空港から市内
2-1:路線バスで行く
2-2:タクシーで行く
3:マンププニョルへのアクセス
4:マンププニョル
5:世界の奇岩群
6:観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ペルミはペルミ地方の州都で、カマ川の両岸に広がっています。シベリア鉄道も通る鉄道の分岐点であり、水陸両面で交通の要所になっています。人口は約100万人。
最寄りの空港はペルミ空港(PEE)。国内外合わせて8都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ウフタはロシア連邦のコミ共和国の街で、17世紀頃から油田や天然ガスが発見され、それらの採掘で発展してきました。人口は約10万人。
最寄りの空港はウフタ空港(UCT)。国内の4都市と就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカで、本日のレートはこちら。
ペルミ空港から市内
photo by:Oleg Abarnikov
ペルミ空港は市内中心部から南西に約17km離れています。移動方法は、路線バスとタクシーの2つです。
「42番」の路線バスが、空港から市内の「マネシュ・スパルタク」のバス停へ行きます。ただ、マイナーな場所なので仮に路線が変わってても情報が日本へは届きませんから、乗る前に必ず確認してください(^^;)
・所要時間:約50分
・料金:20ルーブル
・20分おきに運行
■マネシュ・スパルタク
マネシュ・スパルタクからは「56番」のバスで、ペルミのメインの駅である「ペルミ2駅」前のバスターミナルへ行きます。
・料金:約500ルーブル
マンププニョルは「ペチョロ・イリイチスク自然保護区」の中にあります。行き方はいくつかありますが、いずれにせよツアーでしか行くことはできません。基本的には「バス+ヘリコプター」のツアーですが、ペルミからのトレッキングツアーもあって、なんと10日かかるそうです(^^;)
ツアーは現地の旅行会社に依頼します。下記のツアー会社で取り扱いがあります。料金は700USドル~。
ルートは大きく2つで、拠点の街として挙げた「ペルミ経由」(青線)と「ウフタ経由」(赤線)があります。グーグルマップでも全て表示されます。
・赤:マンププニョル
・紫:モスクワ
・黒:サンクトペテルブルク
・青:ペルミ
・緑:ウフタ
・黄:ニロブ
・オレンジ:トロイツコ=ペチョルスク
それでは順番にご説明します。モスクワ(紫)かサンクトペテルブルク(黒)出発だとして、最初の経由地は「ペルミ(青)」か「ウフタ(緑)」になり、それぞれ飛行機が飛んでいます。まず、ペルミ経由の場合「ペルミの街発着の日帰りツアー」になるので、ツアー前後の宿泊は自分でペルミの宿を手配するのが基本です。
ペルミ(青)から「ニロブ(黄)」まではミニバスで行き、そこからヘリコプターに乗るのですが、地図で見ると近いように見えますよね。しかし、そこはさすがのロシアサイズ。ペルミからニロブまでは東京-名古屋間に匹敵する約360kmもあるので、ミニバスでの所要時間は約5時間ですΣ(゚∀゚ノ)ノ
全体の行程としては、朝4時頃に出発して夜の22時~24時頃に戻ってくる感じになります。
対して、ウフタ(緑)経由の場合「ウフタ空港発の2泊2日」ツアーが基本になります。空港到着から市内へ送迎され、手配されているホテルに宿泊して1泊1日。翌深夜にマンププニョルへの日帰りツアーがスタートして、街に戻ってきて同じホテルに宿泊して2泊2日です。つまり、最後の「宿→空港」のみ自己手配になります。
「トロイツコ=ペチョルスク(オレンジ)」までミニバスで行き、そこからヘリコプターに乗るのですが、ウフタからトロイツコ=ペチョルスクまでは約180kmで、所要時間は約2時間半です。この「ミニバスの所要時間が短い」というのが結構大事で、ペルミの場合、往復10時間にもなるので単純に体力的な負担が大きくなります。
出典:公式Facebook
また、ヘリコプターは常に飛ぶわけではなく、天候次第でキャンセルになってしまいます。そのため、ヘリコプターの発着地点から近い「ウフタ発のツアー」の方が、ツアーの可否についての事前の精度が高くなります。
ウフタ発のツアーは「ノルディックウラル社」が催行しています。リンク先のページにはマンププニョルの様々なツアーが掲載されているので見てみてください。ヘリの所要時間は約1時間20分です。
マンププニョルは、ロシア七不思議にも選ばれている奇岩群で、高さ32m~40mの巨石が7つ立ち並んでいます(,,゚Д゚) 1つだけ離れていて、他の6つは崖の縁にそびえ立っています。
伝説によれば、この地を征服しようとした7人の巨人が、シャーマンによって巨石へ変えられてしまったとのこと。もちろん実際には山が雨風による浸食を受けて削られていき形成されました(^^;)
一帯は先住民のマンシ族にとって神聖なエリアなので、観光は許されていますが岩に登ったりすることは禁じられています。ツアー催行時期は6月~9月ですが、3月の中旬に雪景色を見るプランがあります。
雪で覆われた姿は、確かに巨人が魔法などで固められてしまったようですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 人と比べると大きさがよく分かります。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
「マンププニョル」は「偶像の小さな山」を意味していて、マンシ族の信仰の対象になっています。
ロシアの秘境中の秘境ですから、日が暮れてくると非常に神秘的です。マンププニョルで宿泊するプランもあるので満点の星空を楽しむことができます。
以上になります。行くのは大変ですが、それだけの価値がある場所なので、ロシアに行く機会があればぜひ検討してみてください(^^)
■オールドマン・オブ・ストー(イギリス) |
|
---|---|
![]() |
イギリスが誇る絶景島「スカイ島」のシンボルです。詳細は下記からご覧ください。 |
■ラ・ピエドラ・デル・ペニョール(コロンビア) |
|
![]() |
コロンビアを代表する観光地の1つで、その威容から「悪魔の岩」や「悪魔のタワー」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。 |
■カツヒの柱(ジョージア) |
|
![]() |
ギリシャのメテオラと同じで、高さ約40mの巨岩の上に礼拝堂が建てられています。詳細は下記からご覧ください。 |
■ロケス・デ・ガルシア(スペイン) |
|
![]() |
アフリカ北西部に浮かぶスペイン領・カナリア諸島の代表的な景勝地です。詳細は下記からご覧ください。 |
■モーヒンカオ(タイ) |
|
![]() |
「タイのストーンヘンジ」と呼ばれる巨岩エリアです。近くには同じく奇岩で有名な「パー・ヒンガーム国立公園」があります。詳細は下記からご覧ください。 |
■磬錘峰(中国) |
|
![]() |
「けいすいほう」と読みます。断崖絶壁にそそり立つ巨石で、高さは約40mにもなります。詳細は下記からご覧ください。 |
■双塔山(中国) |
|
![]() |
磬錘峰に比べて知名度は低いですが、2つの巨岩の上に寺院が建てられているという不思議な場所です。同じページに載せているので下記からご覧ください。 |
■飛来石(中国) |
|
![]() |
中国で最高に素晴らしい山とされる「黄山」のハイライトの1つです。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な岩系大自然がたくさんあります。興味のある方は「世界の奇岩・巨岩・柱状節理総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい92ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-モスクワ(約10時間)
・モスクワ-ウフタ(約2時間) |
---|---|
ベストシーズン | 6月~8月 |
外務省 | 海外安全情報 ロシア |
ガイドブック | ロシアのガイドブック |
ビザ | 必要 |
パスポート残存期間 | 出国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | ・全部で11のタイムゾーンがある
・サマータイムは無し |
チップ | レストランで10%程度 |
日本への電話 | 8-10(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるロシア語 | ①おはよう。
Доброе утро.(ドーブラエ ウートラ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220V
|
通貨 | ルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカ。
|
日本大使館 | ・HP |
ロシアの絶景一覧 |
アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤のアイコン
個別のガイド記事です。
■その他の色のアイコン
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。