カツヒの柱は、高さ40mの巨岩の上に礼拝堂が建てられている場所です。20世紀になってようやく研究が始まり少しずつ解明されていますが、未だ謎も多い神秘的なスポットです。アクセスが大変なので詳しくご紹介します(^^)
「カツヒの柱」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
3・トビリシからクタイシ
3-1:乗り合いバスで行く
3-2:電車で行く
4・カツヒの柱へのアクセス
4-1:クタイシから行く
4-2:トビリシから行く
5・カツヒの柱
6・世界の同様の場所
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はクタイシ。世界最古の都市の1つで、紀元前6世紀にはコルキス王国の首都になっていました。現在のジョージアでは第3の都市で、2012年からは国会議事堂が置かれています。人口は約14万7千人。
最寄りの空港はクタイシ空港(KUT)。国外の15都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はラリ(通貨コード:GEL、記号:₾)で補助通貨はテトリ(tetri)。1ラリ=100テトリです。本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Andrew Milligan Sumo
空港は市内中心部から南西に約24km離れています。市内への移動方法は乗り合いバスかタクシーです。
・所要時間:約30分
・乗り合いバス:5ラリ
・タクシー:約20ラリ
メトロの「ディドゥベ駅」前にあるバスターミナルから、「Kutaisi II 駅」前にある「クタイシ中央バスステーション」へ乗り合いバスが出ています。
・所要時間:約4時間
・料金:10~12ラリ
■クタイシ中央バスステーション
マクドナルドの後ろにあるガラス張りの建物がバスステーションです。ズームしていただくと建物の左下に「BUS STATION」と書いてあるのが分かります。
トビリシ中央駅から「KutaisiⅠ駅」へ直通列車が出ています。たくさんの駅で停車するため時間がかかります。
・1日1本
・8:50~14:40
・所要時間:約6時間
・料金:7~21ラリ
・公式HP
■KutaisiⅠ駅
・赤:クタイシ
・青:ゼスタポニ
・黄:チアトゥラ
・緑:カツヒの柱
・紫:トビリシ
カツヒの柱は、アクセスが結構大変な部類に入ります。ツアーが一番確実なのですが、個人での行き方もご紹介します(^^)
上記の「クタイシ中央バスステーション」の近くから、「チアトゥラ行き」のマルシュルートカに乗車します。行き先表示が英語でない可能性が高いため、周辺のドライバーにたずねてください。
・料金:6ラリ
・所要時間:約2時間(休憩など含む)
直通が見当たらなかったり、出てしまったばっかりで長時間待たされそうな場合、トビリシ行きに乗って、ゼスタポニで下車し、チアトゥラ行きに乗り換えます。ゼスタポニでは、チアトゥラへ向かう分岐点にガソリンスタンドがあり、そこでマルシュルートカを待ちます。
■ガソリンスタンド
この場合、また6ラリ程度かかるのだと思います。直通の場合もゼスタポニで新たな客を待つ時間が発生します。また、クタイシからゼスタポニであれば電車でも行けますが、本数が非常に少ないです。
■電車
・1日1本程度
・所要時間:1時間10分程度
そして、カツヒとチアトゥラの分岐点で下車し、約20分歩いたら到着です。帰りも下車した場所でマルシュルートカを待ちます。
トビリシから行く場合、上記の「ディドゥベ・バスターミナル」から「チアトゥラ行き」のマルシュルートカに乗ります。
・7時~21時頃まで
・1時間に1本程度
・所要時間:約2時間半
・料金:10ラリ
チアトゥラに着いたら、カツヒの柱まではタクシーになります。上記と同じように、カツヒの柱への分岐点までマルシュルートカで行く場合、1ラリが相場です。
マルシュルートカを降りたら案内に従ってテクテク歩きます。チョイチョイ見えるので迷うことはありません(^^)
ギリシャのメテオラのようではありますが、1つだけポツンと立っているので、また違った独特な雰囲気があります(,,゚Д゚)
そして到着。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
ドドーーン!という感じですね( ̄□ ̄;) 岩の高さは約40m。周辺はもう大自然で「人里離れた山奥」という言葉がピッタリです。
そして頂上には2つの建物があるのが分かりますΣ(゚∀゚ノ)ノ ネットには色々な情報があり、どれが確かなのか判別が難しいのですが、アメリカのCNNの取材が正しそうなので、それに基づいてご説明します。
この2つの建物はジョージア国立博物館によって「9世紀~10世紀に建てられたもの」と結論付けられています。礼拝堂・埋葬室・ワイン貯蔵庫・僧侶のための3つの小部屋などがあり、当初は人が住んでいたものの15世紀には放置されてしまいました。青で囲んだところが頂上部分なんですが、上から見ると結構ちゃんとした「家」ですねΣ(・∀・;)
「眺めの良い庭付き一戸建て」といっても差し支えないのではないでしょうか(^^;) そして、1944年に登山家を中心としたチームが岩の上部の調査を行い、再び時が動き出します。上記のジョージア国立博物館なども本格的に調査を行って様々なことが判明していきました。
1995年からは、僧侶のマキシム・カヴタラゼさんが20年間居住しました。週に2回だけ地上に降りてきたそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ 現在は誰も住んでいませんが、修道士達が日常的に登って祈りを捧げています。以前は男性なら登ることが許されていたのですが、現在は修道士以外登れません。
…で、どこから登るのかというと…
これですΣ( ̄□ ̄;) 下から見上げると…ハシゴの周りに円形の柵があるので、どうにか登ることは出来そうですね。大体20分かかるそうです。地上にも複数の礼拝堂があり、近年になってビジターセンターや土産物屋も造られています。
以上になります。ジョージアのメテオラ「カツヒの柱」。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■メテオラ(ギリシャ) |
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ギリシャを代表する世界的観光地で、奇岩の上に修道院が建てられています。詳細は下記からご覧ください。 |
■双塔山(中国) |
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高さ40mの巨岩が2つ並んで立っていて、その上には寺院が造られています。近くにある「磬錘峰」も有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■梵浄山(中国) |
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「貴州第一名山」「武陵第一峰」などと称され、2018年には世界遺産にも登録されています。奇岩巨石が立ち並ぶだけではなく、その上に寺院が造られていて、まさに東洋のメテオラと言える場所です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な教会や修道院がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。当サイトで取り上げている教会や修道院の中から、特にすごい155ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-ドバイ(約11時間)
・ドバイ-トビリシ(3時間半) |
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ベストシーズン | 4月~10月 |
外務省 | 海外安全情報 ジョージア |
ガイドブック | ジョージアのガイドブック |
ビザ | 1年以内の滞在ならビザ不要。滞在期間分の旅行保険に加入必須。 |
パスポート残存期間 | 6ヶ月以上(帰国時まで有効) |
時差 | -5時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるジョージア語 | ①おはよう。
დილა მშვიდობისა.(ディラ ムシュヴィドービサ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | ラリ(通貨コード:GEL、記号:₾)で補助通貨はテトリ(tetri)。1ラリ=100テトリ。
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日本大使館 | ・HP |
ジョージアの見どころ一覧 |
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