チャーチルは「シロクマの首都」や「ベルーガの首都」と呼ばれていて、毎年11月頃にシロクマが、7月~8月頃にベルーガ(シロイルカ)が集結します。どちらも本来は滅多に会えないはずの生き物なので世界中から多くの人々が訪れます(^^)
「チャーチル」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
3・シロクマ・ウォッチング
4・ベルーガ・ウォッチング
5・そのほかの見どころ
5-1:Miss Piggy Plane Wreck
5-2:SSイタカ号
5-3:オーロラ
5-4:ホッキョクウサギ
6・世界のクマスポット
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
チャーチルは、チャーチル川の河口に広がる町でハドソン湾に面しています。西暦1000年頃にイヌイットがたどり着き定住し、1619年にデンマークの探検家がヨーロッパ人として初めて訪れました。エスキモー博物館にはシロクマやバイソンなどの剥製が展示されています。人口は約920人。
最寄りの空港はチャーチル空港(YYQ)。国内の2都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はカナダ・ドル(通貨コード:CAD、記号:C$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1カナダ・ドル=100セントで、本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Marcus.Dyck
空港は市内中心部から南東に約7km離れています。市内への移動方法はタクシーのみで、所要時間は約20分、料金は約25~30C$です。
シロクマは海が凍る冬になると、大好物のワモンアザラシを求めて北極海を北上していきます。このとき、海水は真水よりも凍りだす温度が低いので、まずは淡水が多く流れ込むチャーチル川の河口付近から凍り出します。つまり「チャーチルの町からシロクマの道が出来ていく」ということですね。
凍りだすのは10月下旬のこと。完全に凍る11月下旬には全てのシロクマが北上してチャーチルからいなくなります。このわずか1ヶ月だけチャーチルは「シロクマの首都」となり、700~1000体と言われるシロクマと、それをはるかに超える観光客が集まります(,,゚Д゚)
外気は-15度で海風もあるため防寒対策は万全にしていってください。また、町にシロクマが出ることもあるので外出には注意してください。もちろん町には観光客がたくさんいるので日中や人の多いところは大丈夫ですが、そうでない場合に気をつけてください。
旅行客は「ツンドラバギー」という専用車から安全にシロクマを観察することができます。車輪は直径が1.7mもあり、窓の位置も高いのでクマが背伸びしても窓まで届きません(^^)
ですが、場所によっては…
大迫力ですΣ(゚∀゚ノ)ノ ちなみに、現在温暖化によって海が凍りつくのが遅くなり、かつ溶けるのも早くなっているそうで、この光景が見られなくなる日が遠くないかもしれません。なので、見てみたい人は早めに行くのがオススメです。
7月~8月にかけて、ハドソン湾には魚を求めて数千頭のベルーガ(シロイルカ)が集まります。そのため「シロクマの首都・チャーチル」は、この時期「ベルーガの首都・チャーチル」と呼ばれます。
ベルーガはイッカク科の生き物で、体長はメスで4m、オスだと5.5mほどになる巨大生物です。しかし「海のカナリア」とも呼ばれていて「キューン、キューン」と可愛らしい声を発します。そしてなんと一緒に泳ぐことも出来ますヾ(≧∇≦*)/
ハドソン湾の海水は栄養分が豊富なため透明度が低いのですが、ベルーガ達の方から近寄ってきてくれるのでハッキリとカワイイ顔を見ることができます。
海水は夏でも15度前後と非常に冷たいので、スノーケリングをするしないに関わらず海上での防寒対策はしっかりとして行ってください。ベルーガは20世紀初め乱獲と環境破壊により絶滅の危機に瀕してしまいました。今では個体数も回復してきているそうなので嬉しい限りです(*´∀`*)
そのほかの見どころ
50年以上前に落ちた飛行機の残骸で、とてもフォトジェニックなポイントです。世界には「船の墓場」と呼ばれる「ムイナク」や「列車の墓場」と呼ばれる「ウユニ塩湖」などがありますが、飛行機の墓場というのは珍しいですね。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
1922年に造られた船で、1960年に座礁して現在に至ります。チャーチルからは東に約30km離れていますが、車ですぐなのでオススメです。
「世界の○○の墓場」と呼ばれる場所については「チアトゥラ②ロープウェーの墓場」などのページに一覧を載せておりますので興味のある方はご覧ください。
チャーチルはオーロラが高確率で見られることでも有名です。ハイシーズンは9月から11月なので、嬉しいことにシロクマシーズンにかぶっています(^^)
「ホッキョクグマ」や「ホッキョクギツネ」はよく聞きますが、実は「ホッキョクウサギ」というのもいて、チャーチルで見ることができます。なんと体長は55~70cmにもなるということで、もはや小さいカンガルーですね( ̄▽ ̄;) 耳の先が少し黒いだけで他は真っ白なので、雪の上にいると完全に同化するそうです。
以上になります。野生生物とオーロラが見られる秘境チャーチル。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■カトマイ国立公園(アメリカ) |
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アラスカ南部に広がる国立公園で、約2000頭生息していると言われるブラウンベアー(アラスカヒグマ)を安全に観察出来る場所として有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■ベルンの熊公園(スイス) |
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スイスのベルンはクマがシンボルなので、川沿いでクマが飼育されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■チェスキー・クルムロフ城(チェコ) |
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チェスキー・クルムロフは「世界で一番美しい町」と称されるチェコの古都です。町のハイライトとなるチェスキークルムロフ城では、なんとクマが飼育されています。詳細は下記からご覧ください。 |
■クアンシーの滝(ラオス) |
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ルアンパバーンから車で約1時間の場所にある石灰華段で、ツキノワグマの保護施設があります。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な動物スポットがたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい動物スポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい162ヶ所を18のテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-バンクーバー(約9時間)
・バンクーバー-ウィニペグ(約3時間) |
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ベストシーズン | ・ベルーガ:7月~8月
・シロクマ:11月 |
外務省 | 外務省 海外安全情報 カナダ |
ガイドブック | カナダのガイドブック |
ビザ | ・6ヶ月以内の観光・商用は不要
・「ETA」を申請する |
パスポート残存期間 | 滞在日数+1日以上が必要 |
時差 | ・ニューファンドランド時間:-12時間半(セント・ジョンズなど)
・大西洋時間:-13時間(ハリファックスなど) |
チップ | ・レストランやタクシー:10~15%
・ホテルで荷物を運んでもらう:2~5US$ |
日本への電話 | 011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるフランス語 | ①おはよう。
Bonjour.(ボンジュール)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 110~120V
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通貨 | カナダ・ドル(通貨コード:CAD、記号:C$)で、補助通貨は「セント(¢)」。1カナダ・ドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
カナダの絶景一覧 |
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