イエメン旅行の基本情報と絶景一覧(目次)

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イエメンの基本情報・徹底解説

【2026年版】イエメン旅行の基本情報と絶景一覧|旅の大事典

 

昔から旅人憧れの地であるイエメン。首都はサナア。公用語はアラビア語で、宗教はイスラム教。通貨はイエメン・リアルで、本日のレートはこちら。


 

【2026年版】イエメン旅行の基本情報と絶景一覧|旅の大事典

 

人口は約2892万人。面積は日本の約1.5倍にあたる55.5万km²。日本との大きさを比べてみるとこんな感じだよ。


【2026年版】イエメン旅行の基本情報と絶景一覧|旅の大事典

photo by:thetruesize.com/

 

【2026年版】イエメン旅行の基本情報と絶景一覧|旅の大事典

 

紀元前10世紀頃には交易の拠点として繁栄していて、古代ローマ人から「幸福のアラビア」と呼ばれていたよ。トルコやイギリスによる支配を受けながら、20世紀には冷戦の影響で国内南北が対立。1990年にようやく統合されたんだ。

 

2010年に「アラブの春」という革命運動が広がるまでは、旅人の「いつか行ってみたい国」「もう一度行きたい国」のNo.1に挙げられていたんだけど、今は「ソコトラ島」以外は近づけないね…。


 

【2026年版】イエメン旅行の基本情報と絶景一覧|旅の大事典

 

それでは観光の基本情報をまとめるよ。ソコトラ島でも世界トップレベルに上級者向けの場所だから、下記をしっかり読んで十分な準備をしていってね。


1・入国まで(←クリック)
①ビザ関係 ②入国に必要なパスポート残存期間 ③治安(外務省の海外安全情報の該当ページ) ④ガイドブック ⑤航空便例 ⑥時差 ⑦トラベルカレンダー ⑧様々な国別指数

 

2・空港に到着したら
⑨通貨 ⑩ATM事情 ⑪SIMカード ⑫タクシー事情 ⑬配車アプリ ⑭交通カード

 

3・滞在中
⑮Googleマップの精度 ⑯クレジットカードの普及率 ⑰トイレ事情 ⑱喫煙事情 ⑲コンタクト用品は買えるか? ⑳生理用品は買えるか? ㉑定番のスーパーやコンビニ ㉒定番の軽食やファーストフード ㉓犯罪や病気 ㉔緊急電話番号 ㉕チップ事情 ㉖電圧とプラグ ㉗現地で使える◯◯語(公用語) ㉘現地の日本大使館 ㉙この国の絶景一覧

 

ビザ関係 【本土】

ビザ必須で、取得すれば30日まで滞在可能。しかし「e-Visa」や「アライバルビザ」は存在せず、国自体が分裂状態にあり国として機能していないため、大使館でのビザ取得も「発給業務がまともに行われない」「そもそも観光ビザは現状基本的に発給されない」「発給されても入国拒否される可能性が高い」ため意味を成さない。よって、現在のところイエメン本土への観光目的での入国は不可能。

 

【ソコトラ島】
ビザは不要だが、ビザに相当する入域許可証(パーミット)が必須。専門の旅行代理店のツアーに申し込むことで取得できる。ドバイ発の往復チャーター便を含む全行程が定められたツアーで、滞在日数は1週間が基本で、中には2週間訪れる人もいる。

パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上。イスラエルの入国記録がある場合、入国拒否の可能性あり。
治安 外務省・海外安全情報:イエメン
ガイドブック 中東のガイドブック
航空便例 ・日本-アブダビ(約12時間)

・アブダビ-ソコトラ島(約2時間)

時差 -6時間(サマータイム無し)
トラベル

カレンダー

中東においては珍しい「石油資源が乏しいため経済発展が出来なかった国」。しかし、そのため「サナア旧市街」や「砂漠のマンハッタン」こと「シバーム」など、「中世の世界」がそのまま残され「アラビアンナイト」の物語の中に入り込んだかのような錯覚に陥られる国だった。現在は本土への渡航は不可能で、ツアーでソコトラ島に行くのみなので、旅の成否はベストシーズンの把握と事前準備にかかっている。

 

【本土】
■1~2月
ベストシーズンの1つ。冬にあたり、高地(サナア周辺)は日中20度前後で、朝晩は冷え込む。空気が乾燥しており、旧市街の散策にも最適。食べ物では、石鍋料理の「サルタ」や、肉と小麦を煮込む「ハリース」が美味しい時期。香辛料とハーブを効かせたスープ系も多い。

 

■3~4月
春になり気温が上昇。高地では比較的快適だが、低地は暑さが増す。農作物が出回り始め、野菜や豆を使った料理が増える時期。

 

■5~6月
初夏で気温がさらに上昇し、内陸部では暑さが厳しくなる。この時期は「カート(khat)」の消費が特に活発で、午後に人々が集まって咀嚼する光景が日常的に見られる。食事は比較的軽めになり、パン(フブズ)や豆料理、ヨーグルト系の料理が多くなる。

 

■7~8月
夏本番で、低地では40度近くまで上がることもあるが、高地では比較的過ごしやすい。雨が降る地域もあり、貴重な農作物の収穫期となる。食べ物では、シンプルな煮込み料理やスープ、そして酸味のある料理が好まれる季節。

 

■9~10月
徐々に涼しくなり、過ごしやすくなる。収穫期の終盤で、穀物や果物が市場に並ぶ。

 

■11~12月
ベストシーズン。乾燥した空気と穏やかな気候で快適に観光できる。

 

【ソコトラ島】
■1~2月
ベストシーズンの1つ。気温は20~28度前後で、海況・風ともに穏やか。魚介類が豊富で、グリルした魚やシンプルな塩焼きなどをキャンプで快適に堪能できる。

 

■3~4月
ベストシーズン。気温は25~30度前後で、海・山ともに観光しやすい。漁獲量がピークに達し、ロブスターや大型魚が食べられることもある。ヤギ肉料理も一般的。

 

■5月
気温と湿度が上昇し、風が強くなり始める。食べ物は変わらず魚介類中心だが、保存食や乾燥食品の利用も増える。ツアーは催行されるものの、天候の影響を受けやすい。

 

■6~9月
南西モンスーン(ハリーフ)の影響で強風と高波が続く。移動やキャンプに制限が出て、海況が悪いためマリンアクティビティにも適さない。また、漁も制限されることが多くなるので、食事はヤギ肉や保存食が中心となる。

 

■10月
モンスーン明けで徐々に風が弱まり、観光シーズンが再開。新鮮なシーフード料理が戻ってくる時期。

 

■11~12月
ベストシーズン。気温は25度前後で安定し、湿度も低い。海況・風ともに穏やかで、島内移動やキャンプに最適。

 

■ラマダン~断食明けの祝祭
ラマダンはイスラム暦(ヒジュラ暦)の「第9月」の1ヶ月間で、2027年は2月中旬から3月中旬まで。イスラム暦は西暦より約11日短いため、毎年約11日ずつ前倒しされていく。日中は静かになるが、日没後には「断食明けの食事・イフタール」で街が活気づく。そして、イスラム暦の「第10月1日」には、断食明けのには祝祭「イード・アル・フィトル」が行われ、羊肉料理(マンディや串焼き)などが振る舞われる。

様々な

国別指数

パスポートの強さ(信頼性)

国際平和度(安全性)
女性の危険度(性犯罪)
幸福度ランキング
ビックマック指数(物価)
観光開発指数(旅の難易度・魅力度)
英語能力指数(通じやすさ)

通貨 イエメン・リアル(通貨コード:YER、記号:YR)で、補助通貨は「フィルス(Fils)」。1リアル=100フィルス。

 

ソコトラ島の場合、アブダビでツアー代金を事前に支払うため、島内ではほとんど金を使うことが無い。ただ、お土産など個人的な買い物用に少額のイエメン・リアルが必要なので、数十ドルだけ空港で両替しておくのがベスト。

ATM 本土はあるが機能していない。ソコトラ島には存在しない。
SIMカード 本土もソコトラ島もネット環境自体が期待できないため、必ず十分な準備をしておくこと。ソコトラ島の極一部にスターリンク(低軌道衛星を用いて高速通信を実現する衛星ブロードバンドインターネット)が設置されているが、やはり期待はしないこと。
タクシー 完全交渉制だが、本土もソコトラ島も行くとすればツアーなので、旅行者が使う機会は無い。
配車アプリ 存在しない
交通カード 存在しない

Googleマップ 利用可能だが精度は低い。
クレジットカード 期待できない。現金一択。
トイレ 清潔さは期待できない。紙は流さずゴミ箱へ捨てる。ソコトラ島は「簡易トイレ」や「青空トイレ」の場合もあるため、トイレットペッパーや抗菌ウェットティッシュなどを持参すること。
喫煙 比較的寛容。1箱1~3USドル。
コンタクト用品 入手不可
生理用品 本来は入手可能だが、期待せず持参すること
スーパーやコンビニ 個人店が基本で、大手チェーンといえるものは無い。
定番の軽食や

ファーストフード

マクドナルドなど世界的チェーンは存在しない。

 

■主食・軽食
・フブズ(パン):主食/・シャフート:パンをヨーグルトソースに浸した軽食/・ファスーリヤ:豆の煮込み/・バジア:豆や野菜を揚げた軽いスナック(屋台系)/・サンブーサ:肉や野菜を包んだ揚げ春巻き(特にラマダン時期に多い)

 

■肉・メイン料理
・サルタ:石鍋で提供される伝統的なシチュー/・マンディ:羊肉や鶏肉を米とともに蒸し焼きにした料理/・ハリース:小麦と肉を長時間煮込んだ料理

 

■デザート・飲み物
・ビント・アル・サーン:蜂蜜をかけた層状の甘いパン菓子/・シャイ(紅茶):砂糖を多く入れた甘い紅茶が一般的/・カフワ(アラビアコーヒー):スパイス入りで食後に飲まれる

犯罪や病気 本土は内戦で渡航不可能。ソコトラ島は比較的安全だが、ガイド同行が必須。単独行動は不可。

 

地域によりマラリア・デング熱・狂犬病(ソコトラ島はあまり無い)のリスクがある。また、2012年以降、中東全域で「中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)」が報告されてはいる。ラクダの鼻水や飛沫、砂漠ツアーやスークで提供される「キャメルミルク(搾りたてのラクダの乳)」などにウイルスが含まれているので、ラクダとの過度の接触はしないこと。キャメルライドくらいは問題ないと言われている。イエメンの病院は一切期待できないため、ガイドを通じて即アブダビへ戻りドバイへ行くこと。ドバイには日系の病院があり、日本語も通じるので、慌てず迅速に対応すること。

 

よって大切なのは、自分の旅程に合った海外旅行保険を契約すること。通常の枠を超えた高額な補償の保険であることはもちろん、現地での支払いが不要で後日完全に保険会社が支払う「キャッシュレス診療対応保険」、別な国への緊急搬送ができる「海外医療搬送対応保険」などをしっかり検討するのが大事。ちなみに「戦争」に対応する海外旅行保険は、一般旅行者向けには無い。正規メディア、プロのジャーナリスト、政府や軍事関係者などに超高額の保険があるのみ。

 

■ドバイの日系病院
さくらクリニック」:ドバイ初の日本人向け総合クリニックで、日本人医師・看護師・受付スタッフが在籍している。海外旅行保険のキャッシュレス診療対応で、必要に応じて高度病院への紹介・医療通訳の手配を行っている。/「なごみクリニック」:日本人医師による内科・小児科等の診療を行っている。

 

【中東の国々の簡潔な説明】
中東はざっくり言うと「①石油で金があり国内が安定しているペルシャ湾岸の国」「②そもそも歴史的に複雑なのに、大国が関与してきて延々不安定になってる国」「③特殊な大国・イラン」「④特殊な小国・ヨルダン」の4つに大別できる。

 

①はUAE(ドバイやアブダビが属する)、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーンの6カ国。②はイラク・シリア・レバノン・イスラエルの「中東北部4カ国」+イエメン(南部)。北部4カ国は波があり、何か起こると一気に悪化するが、一定期間は落ち着くこともある。しかしイエメンは2014年以降、終わる気配無く内戦が続いている。北部4カ国は「エルサレム」という「世界史の中心地」に近いため、そもそも歴史的・民族的・宗教的に非常に複雑だったが、大戦中~大戦後に欧米が引っ掻き回したため、それが悪化・恒常化してしまった。現在もアメリカ・ロシア・サウジアラビアという大国の利害関係に常に巻き込まれ、不安定な状況が続いている。

 

③のイランは「石油が採れてお金もある」「でも立地はアジア寄り」「歴史的・面積的に大国」「独特な政治・宗教体制」などの理由から周辺への影響が大きく、他国との関係がとりわけ複雑。④のヨルダンは一言でいえば「政治が上手な国」。王政が強くてクーデターなどが起こりづらく、他国との立ち回り方も上手。そして資源が少ない国なので、大国の利害関係に巻き込まれづらい。これらによりヨルダンは、上記の北部4カ国に隣接していながら、長らく「安全に観光が可能な国」として知られており、ペトラ遺跡死海ワディ・ラムなどは世界的に人気の観光地となっている。

 

中東を周遊する際は、これらを基本事項として頭に入れておくことが大事。

緊急電話番号 期待せず迅速にガイドに伝える
チップ ソコトラ島では、最終日に全員で、ガイドやドライバーにまとめて払うのが通例。
電圧とプラグ ・電圧:230V

コンセントタイプ
コンセントタイプ

現地で使える

アラビア語

①おはよう。

サバーフ・アル・ハイル

 

返答として「サバーフ・アル・ヌール」と言われることが多い。英語の「Good morning」も一般的。

 

②こんにちは。
アッサラーム・アライクム

 

時間帯を問わず使える丁寧な挨拶。返答は「ワ・アライクム・アッサラーム」。カジュアルな場面では「マルハバ」も日常的に使われるほか、「ハロー」や湾岸特有の「ハッラー(Halla)」もよく聞かれる。

 

③こんばんは。
マサー・アル・ハイル

 

返答は「マサー・アル・ヌール」。ただし実際の会話では「アッサラーム・アライクム」で通すことも多い。

 

④ありがとう。
シュクラン

 

より丁寧に伝えるなら「シュクラン・ジャズィーラン」。返答は「アフワン(どういたしまして)」。英語の「Thank you」も日常的に使われている。

 

⑤さようなら。
マアッサラーマ

 

タクシーを降りる際や店を出る際に使える。カジュアルには「ヤッラー、バイ」という言い方も一般的。

 

⑥はい・いいえ
ナアム/ラー

 

「ナアム」は丁寧な「はい」だが、日常では「アイワ」がよく使われる。「ラー」はシンプルな否定で、「ラー、シュクラン(いいえ、結構です)」が丁寧。

 

⑦ちょっと、すみません。
ロー・サマハト

 

英語の「Excuse me」。店員を呼ぶ時や人混みで便利。謝罪には「アーシフ(Asif)」を使う。

日本大使館 公式HP

・在サウジアラビア日本国大使館が兼轄

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