モンサントは「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」と言われていて、巨石が同化した不思議な村の姿がSNSを通して世界的に有名になりました。アクセスが大変なので参考になれば幸いです(^^)
「モンサント」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:カステロ・ブランコ
1-2:モンサント
2・リスボンからカステル・ブランコ
3・ポルトからカステル・ブランコ
4・カステル・ブランコからモンサント
5・モンサント
6・モンサントのオススメの宿
7・カステル・ブランコの「パソ庭園」
8・世界の岩と同化した町
9・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
カステロ・ブランコは12世紀頃からの記録がある町で、13世紀頃に「テンプル騎士団」によって築かれた城壁が残っています。モンサントまでは車で約1時間です。人口は約55000人。空港はありません。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
モンサントは初期石器時代の痕跡が残されているほど、古くから人類が暮らしていた土地です。その後、ローマ人が定住し、西ゴート族や初期のアラブ人の痕跡も確認されています。人口は約200人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セントで、現地では「エウロ」「センティモ」と呼ばれています。本日のレートはこちら。
■サンタ・アポローニャ駅(リスボン)
photo by:Nuno Morão
■オリエンテ駅(リスボン)
photo by:Lisbon Oriente Station
リスボンからは「サンタ・アポローニャ駅」と「オリエンテ駅」から直行列車が出ています。
■サンタ・アポローニャ駅発
・1日4本程度
・所要時間:約3時間
・料金:9.5€~
■オリエンテ駅発
・1日4本程度
・所要時間:約2時間40分
・料金:9.5€~
■カステル・ブランコ駅
photo by:Threeohsix
リスボンの「セッテ・ヒオス駅」の前のバスターミナルからバスが出ています。所要時間は約2時間半で、料金は18€です。
ポルトのバスターミナル「Campo 24 de Agosto」から直行バスが出ています。電車だと乗り換えがあるのでバスの方が良いと思います。
・1日10本程度
・3時間半~4時間半
・料金:19.30€
カステル・ブランコからモンサントへは、このような流れでバスで行きます(^^)
■カステル・ブランコのバスターミナル
カステル・ブランコ駅を出て右に行くとバスターミナルがあるので、チケットオフィスでモンサントまでのチケットを購入します。約6€です。
ただ、バス自体はモンサントまでの直行ではなくて、まず「イダーニャ・ア・ノヴァ(Idanha a Nova)」という町へ行きます。ここは終点になっていることもある駅ですが、念の為ドライバーさんに伝えておくと安心です。所要時間は約40分。
■イダーニャ・ア・ノヴァのバスターミナル
ここで、モンサント行きのバスへ乗り換えます。新たにチケットを買う必要はありません。こちらも所要時間は約40分です。
注意点としては「カステル・ブランコ」から「モンサント」までのバスが、現在のところ1日1~2本しかないんですね。なのでどちらかの町で泊まる必要があります。
■カステル・ブランコ→モンサント
・11時40分発:日曜
・12時25分発:月~土
・17時15分発:月~金
■モンサント→カステル・ブランコ
・7時15分発:月~土
・14時22分:日曜
タクシーだと、往復+2時間滞在で約70€。片道だと約50€です。
モンサントは「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」に選ばれた場所で、近年一気に有名になりました。よくぞ、こんなところに村を…という言葉が一番ふさわしい場所で「岩と同化した村」と形容されます( ̄□ ̄;)
これらの巨石は落石ではなく、地上に隆起したマグマが冷え固まったもので、それらを屋根や壁として利用しているんですね。巨石信仰を持つ人々が岩と共に歩む道を選び、岩を生活に組み込んでいった結果、このような村が出来上がっていきました。
周辺の歴史は古く、氷河期初期の石器時代の痕跡が残されています。12世紀にはムーア人が居住していましたが、ポルトガルがイスラム勢力からイベリア半島を取り戻す「レコンキスタ」の中で征服しました。村の中を歩いていると苔むしている部分も多く、非常にフォトジェニックです。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
中心地から少し外れると、本当におとぎ話の世界のようになってきます(,,゚Д゚)
正面に写っているのは巨石の下を使った豚小屋の跡です。本当につぶされているような感じですよね(^^;)
村の外れにあるのは「モンサント城」。19世紀に城の弾薬庫で爆発があり、それ以来使われていないそうです。
高台にあるので絶景を一望できます(*´ω`*)
城の近くには「Slab of the 13 bowls」という場所があります。
日本語に訳すと「13のお椀の石板」。その昔、裕福な女性がこのくぼみをお椀としてスープを注ぎ、貧しい人に分け与えたという伝説が残されています。
「展望台(Miradouro de Monsanto)」からは、まるで落石に飲み込まれたかのような村を見ることができます(,,゚Д゚)
毎年5月3日には「十字架祭」が行われ、村の女性達がたくさんの花と人形を城の頂上から村へと投げ入れます。
モンサントのオススメの宿
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モンサントでぜひ泊まっていただきたいのが、こちらの「タベルナ ルジターナ(Taverna Lusitana)」。部屋やバスルームの中にも岩がある宿ですΣ(゚∀゚ノ)ノ
岩の中は寒そうに思えますが、実は常に一定の温度が保たれるため温かいです。詳細はこちらからご覧ください。
実はカステル・ブランコにも見逃せない場所があります。18世紀に造られたジョアン・デ・メンドンサ司教の邸宅「パソ庭園」で、ポルトガル国内で最も美しいバロック様式の庭園と言われています(,,゚Д゚)
園内は神話や寓話をモチーフにした彫像が多く飾られています。階段を降りていくと美しく刈り込まれた生垣が現れインスタ映えも抜群です。
以上になります。見どころいっぱいのモンサント。ぜひ行ってみてください(^^)
■カンドヴァン(イラン) |
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カッパドキアを小さくしたような奇岩群で、その中には住居が造られ今も人々が暮らしています。詳細は下記からご覧ください。 |
■セテニル(スペイン) |
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12世紀にムーア人が造った町で、「太陽の洞窟通り」など岩に押しつぶされそうな町並みが有名です。詳細は下記からご覧ください。 |
■カッパドキア(トルコ) |
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トルコの世界的な奇岩地帯で、ギョレメの町などではキノコ岩がそのまま住居などに利用されています。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な街や村がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい街や村総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい151ヶ所を9つのエリアに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-パリ(約13時間)
・パリ-ポルト(約2時間) |
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ベストシーズン | 6月~9月 |
外務省 | 海外安全情報 ポルトガル |
ガイドブック | ポルトガルのガイドブック |
ビザ | シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。 |
パスポート残存期間 | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上。未使用査証欄2ページ以上。 |
時差 | 夏:-8時間/冬:-9時間 |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるポルトガル語 | ①おはよう。
Bom dia.(ボン ジーア)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 230V
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通貨 | ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
ポルトガルの絶景一覧 |
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