「ヤナルダー」は「燃える丘」を意味していて、地中から湧き出す天然ガスが自然発火して、なんと2000年以上も燃え続けているとされる神秘の炎です。バクーから地下鉄とバスで簡単に行くことができます(^^)
「ヤナルダー(ヤナル・ダグ)」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:バスで行く
2-2:タクシーで行く
2-3:空港送迎で行く
3・ヤナルダーへのアクセス
4・ヤナルダー(ヤナル・ダグ)
5・バクーの見どころ
5-1:フレイム・タワー
5-2:旧市街
5-3:ヘイダル・アリエフ・センター
5-4:カスピ海
6・世界の同様の場所
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はバクー。アゼルバイジャンの首都で、同国最大の都市です。バクー油田があり、豊富な石油資源を背景に近代的な発展を遂げています。同時に、世界遺産に登録されている旧市街などもあり、多様な魅力に溢れています。人口は約200万人。
最寄りの空港はヘイダルアリエフ国際空港(GYD)。国内外合わせて50都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はマナト(通貨コード:AZN、記号:₼)で補助通貨はケピック(qəpik)。1マナト=100ケピックです。本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Anarki-Wiki
空港は、バクー市内から東に約30km離れています。市内への移動方法はバスかタクシーになります。また、アゼルバイジャンを観光する場合はビザが必要ですが、空港でアライバルビザを取得できます。
エアポート・エクスプレスというバスが、空港と市内中心部の「28May駅」をつないでいます。
・24時間運行
・30~60分に1本運行
・所要時間:約45分
・料金:1.3マナト
■28May駅(バクーの中心駅)
バクーで公共交通機関に乗るには「バクーカード」が必要です。Suicaのようなチャージ式のカードで、市内でも使いますので空港の券売機で購入してください。
購入時の注意点として、投入したお金のうち、カード代にあたる2マナト以外は全てチャージされてしまいますΣ(゚∀゚ノ)ノ 大きい額を使わないように注意してください。また、カード代は返金されません。
・料金:20~30マナト
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
ヤナルダーへのアクセス
■National Aerospace Agency
ヤナルダーへは地下鉄とバスでアクセスします。まずは地下鉄のグリーンラインで「Azadlig Prospekti駅」へ行きます。グリーンラインは上記の「28May駅」からも乗ることができます。駅についたら、すぐ近くにある「National Aerospace Agency」のバス停へ行って「147番」の路線バスに乗ります。
ヤナルダーは「ヤナルダー・リザベーション(Yanardagh reservation)」という施設で保護されているのですが、「147番」の路線バスで目の前のバス停まで行けます。所要時間は約30分です。
こちらで降ります(^^)
この建物に入っていきます。入場料は3マナトです。
中に入ると奥に炎が見えます(,,゚Д゚)
こちらがヤナルダーの炎です。アゼルバイジャンは石油の他に天然ガスも豊富で、あるとき地中から湧き出した天然ガスが自然発火して、以来約2000年以上も燃え続けていますΣ(゚∀゚ノ)ノ
「アゼルバイジャン」とは「火の国」という意味で、周辺一帯は昔から自然発火が多く、そのため「拝火教」とも呼ばれる「ゾロアスター教」が信仰されてきました。
同じバクー郊外にある「アテシュギャーフ拝火教寺院」など「火を祀っている寺院」は他にもありますが、ヤナルダーは完全に自然現象なので、2007年に保護区に指定されました。
突き詰めると「ただの炎」なので、行く行かないは人によりますが、2000年の人類の歴史を見てきた炎だと思うと一見の価値があるのではないでしょうか。
バクーのランドマークで「鳥」のようにも見えますが「炎」が表現されています。鳩サブレみたいですね…(^^;) 総工費は約350億円。豊富な石油資源がある「火の国」アゼルバイジャンを象徴する「火の塔」です。宿泊することも出来ます。
旧市街は城壁に囲まれていて「イチェリ・シャハル(内城)」と呼ばれています。レンガ造りの建物と入り組んだ街並みは、中世にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。見どころも多く「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」として、2000年に世界遺産に登録されています。
■シルヴァンシャー宮殿
15世紀に建てられた宮殿で、2000年にバクー大地震で大きな被害を受けましたが、修復が行われて現在は元に戻っています。一部は博物館になっていて、貴重な品々を見ることができます。
■乙女の塔
「グズガラスゥ」と呼ばれる塔で、旧市街のシンボルでもあります。この場所に最初の塔が建てられたのは、なんと紀元前5世紀頃で、上記の「拝火教」の寺院であると共に要塞でもありました。
現在の塔は12世紀に建てられたもので、高さは30m。内部は博物館になっていて、屋上からはバクの街並みとカスピ海を一望出来ます(^^)
日本の新国立競技場のデザインも手掛けたザハ・ハディド氏による複合施設です。「ヘイダル・アリエフ」はアゼルバイジャンの大統領だった人の名前なのですが、上から見ると彼のサインになっているそうです。どうでしょう…我々にはさっぱり分かりませんね(^^;) でもさすがのデザインですね。
世界最大の湖で、沿岸5カ国によって「海」と定義されているため「カスピ海」となっています。チョウザメの生息地としても有名で、キャビアはバクーの名産の1つです。
世界には「古代湖」という「100万年以上存続している湖」が20湖だけあり、カスピ海もそれにあたります。そのほか有名どころでは「チチカカ湖」「バイカル湖」、そして日本の「琵琶湖」なども該当します。
以上になります。アゼルバイジャンの神秘の炎「ヤナルダー」。ぜひ行ってみてください(^^)
バクーは日本語で申し込める市内ツアーも近郊ツアーも豊富にあります。詳細はこちらからご覧ください。
■ダルヴァザ・ガスクレーター |
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トルクメニスタン観光のハイライトで、砂漠の中に忽然と現れる炎は約50年間燃え続けています。詳細は下記からご覧ください。 |
航空便例 | ・日本-ドバイ(約12時間)
・ドバイ-バクー(約3時間) |
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ベストシーズン | 5月~9月 |
外務省 | 海外安全情報 アゼルバイジャン |
ガイドブック | アゼルバイジャンのガイドブック |
ビザ | ビザかeVISAの取得が必要 |
パスポート残存期間 | 申請時6ヶ月以上。未使用査証欄1ページ以上。 |
時差 | -5時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるアゼルバイジャン語 | ①おはよう。
Sabahınız xeyir.(サバヒニズ・ヘイル)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220~240V
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通貨 | マナト(通貨コード:AZN、記号:₼)で補助通貨はケピック(qəpik)。1マナト=100ケピック。
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日本大使館 | ・HP |
アゼルバイジャンの絶景一覧 |
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