九份(きゅうふん)は「千と千尋の神隠し」の世界観に似ていることで有名な場所で、日本からも多くの観光客が訪れます。台北市から個人で簡単に行くことが出来ますし、時間があれば1泊するのもオススメです(^^)
「九份」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:台北
1-2:九份
2・台北市から九份
2-1:直行バスで行く
2-2:乗り継いでいく
2-3:タクシーで行く
3・新北市から九份
4・九份の概要
5・九份の見どころ
5-1:阿妹茶酒館
5-2:基山街と豎崎路
5-3:グルメとスイーツ
5-4:九份茶坊
5-5:民宿に泊まる
6・世界の「千と千尋」スポット
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
台北は台湾の首都で、アジア有数の世界都市でもあります。日本統治時代は「たいほく」と呼んでいたため、現在でもNHKではそのように呼ばれています。人口は約270万人。
最寄りの空港は2つあります。格安航空券はこちら。それぞれの空港から市内への移動は「台北①各地からのアクセス」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
もちろん九份にも泊まることはできます。ただ、ホテルのようなものはなくて民宿のような形態になります。宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨は台湾元(通貨コード:TWD、記号:NT$)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」ですが「分」は使われていません。1元=10角=100分で、本日のレートはこちら。
台北市から九份
photo by:Tianmu peter
最もポピュラーな方法で、まず台北市内中心部の「忠孝復興駅」へ行きます。駅前から「基隆客運」の1062番のバスが九份に直行します。
・所要時間:約1時間半
・料金:115元
まず「台北駅」から「瑞芳駅」へ行き、そこからバスかタクシーで九份へ行きます。下の地図の九份の少し左にある○が「瑞芳駅(Ruifang)」です。
■バス
・所要時間:約15分
・料金:15元
■タクシー
・所要時間:約10分
・料金:約200元
・料金:約1200元
新北市から九份
photo by:lienyuan lee
台北市の左隣にある新北市からも「基隆客運」の965番のバスが九份に直行します。
・所要時間:約1時間半
・料金:100元
九份の概要
出典:http://49248.minsu.taiwandao.tw
昔は非常に小さな村で9世帯しか住んでいませんでした。そのため何を運ぶにも「九つ分」だったことから「九份」と名付けられたそうです。それが19世紀末になると金鉱脈が発見され、ゴールドラッシュの様相を呈しながら急発展していきます。
その後、戦時中の日本統治時代に一度最盛期を迎えますが、戦後に金の採掘量が減り、1971年に金鉱山が閉じられると一気に衰退していきました。
しかし1989年に台湾で大ヒットした映画「悲情城市」のロケ地になったことで再び注目を集めるようになり、忘れ去られた街並みが逆にノスタルジックだということで「九份ブーム」が起きました。
とはいえ日本では無名でしたが、2001年に「千と千尋の神隠し」が公開され、世界観が似ていると話題になり、一気に人気旅行先の1つに躍り出ました(^^) バスは「九份老街」に到着するので、セブンイレブン横の路地からメインストリートに入っていきます。
九份というと、このアングルの写真が象徴的ですよね。正面に写っている茶館が「阿妹茶酒館」で「アーメイチャー・ジイウグアン」と読みます。略してなのか「あめおちゃ」とも呼ばれているようです。「基山街」というメインストリートを抜けて出てくる階段の下にあります。日が暮れてくると提灯に明かりが灯りだします。
そして夜がこちら。
確かに千と千尋の世界ですね(,,゚Д゚)
ただ、スタジオジブリが公式に「大いに参考にした場所」としているのは「江戸東京たてもの園」だけなので、あくまでも「似ている」というだけなのですが、テンションは上がりますよね(^^)
写真を撮りたい人が山程いるので、夕暮れの美しい写真を撮りたい人は、昼のうちにベストポジションを確認して早めに陣取るのがオススメです( ̄▽ ̄;) 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
「基山街」は九份のメインストリートで、食べ歩きにもってこいの場所です。ストリートビューの左前に伸びている道ですね。そして、右前に伸びている細い階段路地が「豎崎路」です。こちらも提灯が並んでいて九份らしい空間になっています。
■豎崎路
photo by:Twang_Dunga
「ユーワンタン」といって、魚介団子のスープのことです。「九份傅統魚丸」というお店などが有名です(*´﹃`*)
■肉圓
「バーワン」といって、肉まんの餡(あん)を餅(もち)のような皮で包んで蒸し上げた料理です。台湾を代表するグルメの1つで、不思議な食感が魅力です。千と千尋の神隠しにも登場したと言われています。
ただ、これもスタジオジブリは否定しているので、あくまでも似てるだけですね(^^;)
■花生捲冰淇淋
「ホワシェンジュエン・ビンチーリン」といって「ピーナッツ巻きアイスクリーム」と表現されます。クレープ生地の上にピーナッツの粉、アイス、パクチーをのせて巻きます。九份の定番スイーツなので、ぜひ試してみてください(^^)
■芋圓
「ユーユェン」といって、台湾風みつ豆という感じです。タロイモから作られた白玉団子に小豆や緑豆などを加え、シロップをかけて食べます。温かいシロップのほか、かき氷にすることもできます。
阿妹茶酒館と並ぶ有名茶館で、台湾茶やスイーツが楽しめるほか茶器も豊富に取り揃えてあります。テラス席からは九份を一望でき、下には阿妹茶酒館もあります。
九份は見どころをパーッと見て回るなら1時間ほどで終わりますし、茶館で飲み食いしても3時間もあれば十分なので、多くの観光客が台北から日帰りで訪れます。しかし、やはり九份は夜が真骨頂ですから出来れば長く滞在したいところです。
九份に宿を取れば時間を気にせずに楽しめるので宿泊するのもオススメです。上の民宿は「莉塔屋」といって、キティちゃんやトトロなどがデザインされていて人気です。許可をとっているのかは不明ですが(^^;) 詳細はこちらからご覧ください。
また、九份は雨が多い場所ですので、折りたたみ傘やレインコートなどの雨具を必ず持っていってください。
以上になります。ジブリの世界に浸れる街・九份。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
■バッセルトン・ジェティー(オーストラリア) |
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パース近郊にある橋で、その上を電車が走っていることから「千と千尋」の終盤シーンに似ていると人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
■洪崖洞(中国) |
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中国の巨大都市「重慶」にあり「千と千尋」の世界観に似ています。詳細は下記からご覧ください。 |
■茶卡塩湖(中国) |
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「中国のウユニ塩湖」として有名な場所で、湖の中を走るトロッコ列車が「千と千尋」の終盤シーンに似ていると人気です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にもたくさんの「ジブリ映画スポット」があります。興味のある方は「世界のジブリ映画スポット総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、6つの映画について25ヶ所をご紹介しています。
航空便例 | 日本-台湾(約4時間) |
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ベストシーズン | 秋 |
外務省 | 海外安全情報 台湾 |
ガイドブック | 台湾のガイドブック |
ビザ | 到着日の翌日深夜0時から起算して90泊91日以内の滞在はビザ不要 |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上 |
時差 | -1時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 002(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使える中国語 | ①おはよう。
早安.(ザオアン)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 110V
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通貨 | 台湾元(通貨コード:TWD、記号:NT$)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」だが「分」は使われていない。1元=10角=100分
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日本大使館 | HP(正常な国交が無いため大使館は無く、「日本台湾交流協会」が同じ役割を担っています) |
台湾の絶景一覧 |
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