ダッカはバングラデシュの首都であり最大の都市です。世界で一番カオスな街として有名で、電車の屋根に山程の人が乗っている様子はテレビなどで一度は見たことがあるのではないでしょうか。
こちらのページでは観光の見どころについてご紹介します。バングラデシュの概要や、空港から市内への移動については「ダッカ①」をご覧ください(^^)
「ダッカ②観光の見どころ」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ダッカには多くの見どころがありますが、ここは外せないという6ヶ所を厳選しました。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
スター・モスク
photo by:Subarashitours
18世紀後半に建てられたモスクで、現地では「タラ(Tara・星)マスジッド(Masjid・モスク)」と呼ばれています。名前のとおり星がデザインモチーフになっていて、敷地に入ると星型の噴水が登場ですΣ(゚∀゚ノ)ノ 画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
ドームは全部で5つあって、ズームしていただくと多くの星が描かれているのが分かります。また、壁にも無数の装飾が施されています。一見星のように見えますが、実は花です( ̄▽ ̄;)
そして、こちらが最初の廊下部分。ここに日本人は必見の装飾があるので探してみてください。ヒントは、真正面です(*´ω`*)
分かりましたか?そうなんです。なんとタイルに富士山が描かれているんです(,,゚Д゚) これは、当時タイルを日本とイギリスから輸入していたためだそうです。日本人としては嬉しいですね。そして、最奥部分がこちら。
天井までビッシリと装飾で埋まっていて一際華やかですね。礼拝の時間以外なら入ることが出来て、料金は無料です(^^)
世界のモスクについては「世界のすごいモスク総特集」をご覧ください。
ダッカきってのインスタ映えスポットで、別名は「ピンクパレス」。1869年にダッカの領主がブリゴンガ川沿いに造った邸宅で、現在は博物館として使われています。カメラやバッグの持ち込みは出来なくて入口で預けます。
街のランドマークなので、休日には多くの人で賑わいます。画面右側の廃墟のような建物の屋上からのストリートビューがありました。絶景ですが、入れるかは不明です(^^;)
【営業時間】
■10月~3月
・土~水:9時半~16時半
・金:15時~19時半
■4月~9月
・土~水:10時半~17時半
・金:15時~19時半
【入場料】
・100タカ(外国人料金です)
世界のピンク系の場所については「世界のピンクのSNS映えスポット総特集」をご覧ください。
1678年に造られた要塞で、実は未完の状態です。1857年のインド大反乱では、250人以上の兵士がここでイギリス軍と戦いました。現在はやはり博物館として使われています。中央の建物は「ビビ・バリ廟」といって、ここを造ったムハンマド・アザームの娘が葬られています。
廟の中に見るべきものは無いので、南側の高くなっている場所から一望するのがオススメです。デートスポットなのでカップルの姿が多いです(^^)
【営業時間】
■10~3月
・月:9時~13時
・火~木、土:9時~13時、13時半~17時
・金:9時~12時半、14時~17時
■4月~9月
・月:10時~13時
・火~木、土:10時~13時、13時半~18時
・金:10時~12時半、14時半~18時
【入場料】
・200タカ
世界のスゴい要塞については「デラワールフォート:徹底ガイド」のページに一覧を載せております。
ダッカ空港駅
photo by:Nahid Sultan
時期を限定すれば間違いなくダッカのハイライトで、屋根の上まで人で埋まったバングラデシュの象徴的な光景を見ることができます(,,゚Д゚)
本当にスゴいですよね( ̄□ ̄;)
テレビで一度は見たことがあるのではないでしょうか。
こうなると、むしろ車内にはいたくないですよね…。
地球の歩き方・バングラデシュの表紙にもなっています。
ただ、確かにバングラデシュにおいては、電車やバスの
屋根に人が乗るのは日常茶飯事なんですが、毎日ここまで
スゴい状況になっているわけではありません。
確実にこうなるのは「犠牲祭」の時期です。
犠牲祭は「イード・アル=アドハー(Eid ul-Adha)」というイスラム教の祝祭で、ヒジュラ暦(イスラム暦)の12月10日から4日間に渡って行われます。一言でいうと「家畜を生贄に捧げ、その肉を人々で分かち合う」というものです。屠殺(とさつ)は道端で行われるため、その期間はダッカの街が真っ赤に染まり、雨が降った日には真っ赤な川が生まれます。
当然の流れで国際社会から非難の声が出ているのですが、これは決して殺戮を楽しんでいるわけではないので、肉や内臓は料理に、革は専門のなめし業者にと、余すこと無く消費されます。
道端で一般の人々がおびただしい頭数を屠殺するため非常に衝撃的な光景になりますが、動物が肉として店に並ぶ中で、同じことがより大規模に世界中で行われているわけなので、一概に批判できるものではありません。
ただ、このとき屠殺される牛・ヤギ・羊は本当に途方も無い数で、国内だけでなくインドなどからも運ばれてきて生贄に捧げられます。その中心地がやはりダッカになり、人々も全国各地から集まってくるというわけなんです。
そのとき列車が人の山となるのですが、このダッカ空港駅では歩道橋の上からベストポジションで眺めることが出来るんです(^^) 東南アジアでも屈指のカオスな光景なので、コアな旅をしたい人にオススメです。
この祝祭は、その昔、最初の預言者とされるアブラハムが
神から息子を生贄に捧げるよう言われ、それを守ろうとした
エピソードに由来します。アブラハムはユダヤ教の開祖で
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教に共通する5大預言者の
1人です。詳細は「エルサレム②歴史の基礎知識」をご覧
ください。
世界の面白い列車については「南アフリカの豪華列車:徹底ガイド」に一覧を載せております(^^)
ブリゴンガ川の船着き場で、水運を発達させ繁栄したダッカの雰囲気が見られます。遊覧ボートも発着しているのですが、評判が悪いので乗らない方が良いです(-_-;)
ここをオススメする理由は、やはり上記の犠牲祭の時期にスゴいことになるからです。こちらです。
あわわわわわ…( ̄□ ̄;) 本当にカオスですね…。入場料は5タカなので、その時期に訪れる人はぜひ行ってみてください。アクセスはダッカ中央駅からリキシャで約40タカです。
タイの「タレーブアデーン」や「レッドロータス・水上マーケット」のような蓮の池が広がっていて、小型ボートで遊覧することができます。非常にマイナーな場所で、外国人で訪れる人はほとんどいませんが、現地の人々には非常に評判が良いです。
朝6時から営業していて、ベストな時間帯は6時~8時です。入場料は50タカで、ボートは1時間300タカになります。アクセスはCNGをチャーターになりまして、滞在2時間含めて1500~2000タカで交渉してみてください。
世界の花の名所については「世界の植物の名所総特集」をご覧ください。
以上になります。知名度は低いですが、世界最高にカオスな街・ダッカ。ぜひ行ってみてください(^^) 空港から市内への移動については「ダッカ①」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-香港(約5時間)
・香港-ダッカ(約3時間45分) |
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ベストシーズン | 10月~3月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 バングラデシュ |
ガイドブック | バングラデシュのガイドブック |
ビザ | 事前に観光ビザの発給が必要。発行日から6ヶ月有効で、最長90日間滞在可能。 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄3ページ以上。 |
時差 | -3時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるベンガル語 | ①おはよう。
アッサラームアライクム
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | タカ(通貨コード:BDT、記号:৳)で補助通貨はポイシャ(p)。1タカ=100ポイシャ。10万タカを「1ラーリ」、1000万タカを「1カロール」と呼ぶ。
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日本大使館 | ・HP |
バングラデシュの絶景一覧 |
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