ダッカはバングラデシュの首都であり最大の都市です。世界で一番カオスな街として有名で、電車の屋根に山程の人が乗っている様子はテレビなどで一度は見たことがあるのではないでしょうか。
こちらのページでは「バングラデシュの概要」「空港から市内への移動」を詳しくご紹介します。観光の見どころについては「ダッカ②」をご覧ください(^^)
「ダッカ①空港から市内への移動」徹底ガイド:目次
1・バングラデシュってどんな国?
2・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
3・空港から市内への移動
3-1:概要
3-2:タクシー
3-3:CNG
3-4:バス
3-5:電車
3-6:空港送迎
4・ダッカの見どころ一覧
5・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
バングラデシュってどんな国?
バングラデシュとパキスタンは元々「イギリス
領インド帝国」に含まれていました。
1947年にインドはイギリスから独立しまし
たが、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立が
深刻になり、ヒンドゥー教徒はインドとして、
イスラム教徒はパキスタンとして独立すること
になりました。
バングラデシュ(赤)は最初インドの「東ベン
ガル州」となりましたが、イスラム教徒が多い
ため、1955年に「東パキスタン」として
「パキスタン(青)の飛び地」になります
Σ(・∀・;)
しかし、あまりに距離があり統治が困難となり
1971年にバングラデシュとして独立しまし
た。photo by:RaviC
面積は日本の4割ほどの14万7千km²。しかし、人口は日本より約4000万人も多い1億6468万人で「世界一人口密度が高い国」となっています。
photo by:thetruesize.com/
市内交通では「CNG」と「リキシャ」をよく使います。CNGは緑の車体の三輪車です。
photo by:Shadman Samee
いわゆるトゥクトゥクですね。これがあるのでタクシーはほとんど走っていないです。リキシャは人力車で、なんとダッカには40万台が走っていると言われていますΣ(゚∀゚ノ)ノ
ちなみに、これは日本の人力車がルーツになっています。人力車は明治3年に和泉要助という発明家が考案しました。明治時代にアジアに輸出されていき、当時のインドには年間で1万台が輸出されて完全に定着しました。
とてもフォトジェニックな乗り物なので、ぜひ一度乗ってみてください(^^)
人口が多く活気もありますが、実はアジアの最貧国として知られています。主な要因としては、モンスーンによって毎年のように引き起こされる洪水があります。1991年の洪水では14万人が犠牲となりました。
■1991年の洪水
貧しさは劣悪な労働環境に直結します。第2の都市であるチッタゴンには世界最大級の「船の墓場」があり、男達が素手素足で危険な作業をしています。詳細は「チッタゴン:徹底ガイド」をご覧ください。
■船の墓場
ただ、近年になって「労働力人口の豊富さ」や「人件費の安さ」が注目され外国企業が進出するようになりました。ようやく経済発展のきざしが見えてきていて、これからは日本からの観光客も増えていくのではないかと思われます(*´∀`*)
ダッカは7世紀からの歴史が残る古都で、ムガル帝国の時代にベンガル州都になりました。1971年に独立してからは積極的な経済発展政策を行うも、急激な人口増加を招いて混乱や負のスパイラルにつながりました。2013年には「世界で最も住みやすい都市」のワースト2位になってしまっています。人口は約1623万人。
最寄りの空港はダッカの「シャージャラル国際空港(DAC)」。国内外合わせて約30都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はタカ(通貨コード:BDT、記号:৳)。補助通貨はポイシャ(p)で1タカ=100ポイシャ。高額になると専用の単位が使われて、10万タカを「1ラーリ」、1000万タカを「1カロール」と呼びます。本日のレートはこちら。
ダッカは空港から市内へのアクセスが悩むところです。まずはエリアの把握が第一で、外国人が主に訪れるエリアは3つです。
・赤:空港
・青:グルシャン&ボナニ地区
・緑:モティジール地区
・紫:オールドダッカ
旅行者のメインの目的地になるのは「オールドダッカ(紫)」で、スターモスクなどの観光地が集中しています。中心地は「グリスタン地区(Gulistan)」で、グリスタン・バスターミナルからは空港を始めとした各地へのバスが発着しています。
ここはもう「バスの森」といった場所で、どこを見てもバス!バス!バス!という感じです。画面を前後に動かして周囲を見てみてください。スゴいですよ(^^;)
■グリスタン・バスターミナル
「モティジール地区(緑)」には「ダッカ中央駅(コムラプール駅)」があるので訪れる機会も出てくると思います。「グルシャン&ボナニ地区(青)」は「新市街」「ビジネス街」といったイメージで、仕事で訪れる人などが利用します。
■グルシャン&ボナニ地区
2016年にイスラム国がダッカでテロを起こし、日本人7人を含む22人が犠牲になりましたが、それが起きたのがグルシャン地区です。渡航の際は必ず「外務省 海外安全情報 バングラデシュ」を確認してください。ただ、「日常的に危ないエリア」ということではなく「外国人をターゲットにしたのでグルシャン地区が狙われた」という感じです。
空港からの手段としては、タクシー、ウーバー、CNG、バス、電車、空港送迎などがあります。ウーバーはダッカ以外の都市では基本的に使えません。
■乗る場所
・空港内:カウンターで前払い
・空港外:交渉制(少し安い)
■グルシャン&ボナニ行き
・空港内:700~800タカ
・空港外:約500タカ
■オールドダッカ&モティジール行き
・空港内:1000~1200タカ
・空港外:約700タカ
■所要時間
・グルシャン&ボナニ:30分
・オールドダッカ&モティジール:60分
・深夜だと半分に、渋滞だと倍になるイメージです
交渉制で、タクシーより100~200タカ安くなるイメージです。空港にもエアポート駅にもたくさんいます。
空港の外の「エアポート通り」に走っている流しのバスに乗ります。バス停などは無く、フロントガラスの表示を見て止めるしか無いのですが、英語表記などは無いため旅行者には厳しいです(^^;) また、基本的に混んでるので大きな荷物は持ち込めません。
photo by:Shadman Samee
そもそも渋滞でスピードが遅いので、車掌が行き先を叫びながら走り、乗りたい人は手を上げてスピードを緩めてもらい乗車します。そんなシステムだから当然スムースな通行は不可能で恒久的な渋滞スパイラルになるという…( ̄▽ ̄;)
本来はバス停システムにして、スムースな交通インフラを整備すべきなんですが、それをするとリキシャやCNGの運転手が失業してしまうので不可能なんですね。難しいものです。
photo by:Anik Sarker
・空港駅からダッカ中央駅(コムラプール駅)まで1本
・30~60分に1本程度
・深夜などは運行していない
・所要時間:約30分
・料金:45タカ
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
ダッカには多くの見どころがありますが、ここは外せないという6ヶ所を厳選しました。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
以上になります(^^) 続きまして「ダッカ②観光の見どころ」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-香港(約5時間)
・香港-ダッカ(約3時間45分) |
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ベストシーズン | 10月~3月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 バングラデシュ |
ガイドブック | バングラデシュのガイドブック |
ビザ | 事前に観光ビザの発給が必要。発行日から6ヶ月有効で、最長90日間滞在可能。 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄3ページ以上。 |
時差 | -3時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるベンガル語 | ①おはよう。
アッサラームアライクム
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | タカ(通貨コード:BDT、記号:৳)で補助通貨はポイシャ(p)。1タカ=100ポイシャ。10万タカを「1ラーリ」、1000万タカを「1カロール」と呼ぶ。
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日本大使館 | ・HP |
バングラデシュの絶景一覧 |
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