ブレッド湖へのアクセスと見どころ

 

ブレッド湖は「アルプスの真珠」と讃えられる美しい湖で、その中に浮かぶ島には「願いが叶う」と言われる教会があります。湖を見下ろす重厚な城や、美味しいご当地スイーツなど魅力満載です(^^)

 

 

「ブレッド湖」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨

ブレッド
ブレッド湖へのアクセスと見どころ 

 

ブレッドはスロベニアの北西部に位置する町で、すぐ北はオーストリア、西はイタリアになります。1004年からの記録が残る古都ですが、現在湖の周りにある集落は19世紀半ばから造られました。近くにはレスツェ・ブレッド空港がありますが、商業便は就航していません。人口は約11000人。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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リュブリャナ空港から市内とリュブリャナ城 

 

リュブリャナはスロベニアの首都で、スロベニア唯一の国際都市です。約4000年前の人類の痕跡が残されているという歴史ある土地です。人口は約30万人。

 

最寄りの空港はリュブリャナ空港(LJU)。国外の14都市へ就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。空港から市内への移動などは「リュブリャナ①リュブリャナ城」をご覧ください。

 

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通貨はユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セントで、現地では「エウロ」「ツェント」と呼ばれています。本日のレートはこちら。

 

 

 

リュブリャナからブレッド

概要

・赤:ブレッドバスステーション
・青:「Bled Union」のバス停
・黒:「Bled Jezero」駅
・緑:ブレッド城
・紫:聖マリア教会

 

ブレッドはリュブリャナから北西に約52km離れています。移動方法はバスと鉄道がありますが、ブレッドの駅(黒)は町の中心部から大きく離れていて不便なので、特に理由が無ければバスで良いと思います。

 

また、ブレッドのバスステーション(赤)はリュブリャナへのバス乗り場になるのですが、リュブリャナからブレッドに向かう時は、1つ前の「Bled Union」のバス停(青)で下車すると町の中心部なので便利です(^^)

 

 

 

リュブリャナ駅前にあるバスステーションから、ブレッドへのバスが出ています。直行便ではなく色々なバス停で停車します。

・6時~22時まで運行
・1時間に1本程度
・所要時間:約1時間15分
・料金:約7€

 

ポストイナへの行き方 
photo by:Nils Öberg

 

リュブリャナ駅からポストイナ駅まで直通列車が出ています。時刻表の検索はこちらです。出発駅に「Ljubljana」、到着駅に「Bled Jezero」を入れて検索してください。

・4時半頃~22時半まで運行
・1日20本程度
・所要時間:約1時間
・料金:3~10€

 

 

ブレッド湖

概要
ブレッド湖へのアクセスと見どころ 

 

ブレッド観光のハイライトで、全長2120m、幅1380m、周囲約6km、最大水深29.5m、標高475m。遊歩道が整備されているのでノンビリ歩いたり、レンタル自転車で周るのもオススメです(^^) ただ、単に美しい湖というだけなら世界中に無数にあります。観光客の目的はこちらです。

 

ブレッド湖へのアクセスと見どころ

 

おとぎ話の世界のようですね(,,゚Д゚) ブレッド島といって、内陸国スロベニアにおいて唯一の島です。塔を持つ建物は15世紀に造られた「聖マリア教会」で、とにかくロケーションが完璧です。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ クロアチアの「クルカ国立公園」にある「ヴィソヴァツ島」にも似ています。

 

■ヴィソヴァツ島
ブレッド湖へのアクセスと見どころ

 

■インフォメーション裏の乗り場
 

 

アクセスはボートになりまして、ツーリストインフォメーションの裏など、湖周辺に5ヶ所の乗り場があります。もちろん島に近い乗り場の方が移動時間は短くなります。湖の南側の乗り場は島まで約10分なので、そこまでハイキングがてら歩いてからボートに乗るものオススメです(^^)

 

■湖の南側の乗り場
 

 

このボートは「プレトナ・ボート」と呼ばれていて、1人の船頭が2本のオールを漕いで最大20人の観光客をブレッド島へと運びます。1590年頃に運用されはじめ、1740年にハプスブルク家の女帝マリア・テレジアが、ブレッド湖の南側にある「ムリノ(Mlino)」という貧しい土地の22世帯に独占的な営業権を認めました。

 

ブレッド湖へのアクセスと見どころ

 

現在も脈々と受け継がれていて、船頭さんは全て22世帯の子孫になります(,,゚Д゚) 人数が集まったら出発という乗り合いバスシステムで、料金はブレッド島から戻るときに船頭さんに直接支払います。お釣りの無いように渡してください。

・インフォメーション裏から:約30分
・南側の乗り場から:約10分
・料金:24€

 

どんぶらこ…どんぶらこ…と進みます(^^)

 

 

実は他にもアクセス方法はあって、こちらは手こぎボートです。

 

 

真冬には天然のスケートリンクになっている時期もあり、歩いて行けちゃいますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

 

さらに言うと、泳ぐのは自由なので夏には泳いで渡る人もいるそうですΣ(・∀・;) そして島に到着です。教会に向かって真っ直ぐに階段が伸びているのが分かります。

 

ブレッド湖へのアクセスと見どころ

 

 

上から見ると全体像が分かりやすいです。オレンジ屋根の建物が3つあり、塔の奥の建物が聖マリア教会で、左の建物はレストランなどです。人の大きさと比較すると島のサイズ感が分かるので、画面をズームしてみてください。島に船着き場は南北2ヶ所ありまして、上記の「インフォメーション裏」から乗ると北側に到着します。

 

■北側の船着き場

 

到着したら船頭さんが戻りの時刻を言うので忘れないようにしてください。そして、上記の「湖の南側の乗り場」からだと「島の南側の船着き場」に到着します。一応こちらが島の正面になります。

 

■南側の船着き場

 

階段は全部で99段ありまして、教会で結婚式が行われる際には、新郎が新婦を背負って階段を上るという風習があります。フランスの文学者ボーブナグルは「この世で一番重い物体は、もう愛していない女の体である」と言ったそうですが、愛が100%の結婚式では99段の階段も容易に上れるということですね( ̄▽ ̄;)

 

 

少し上って振り返ると絶景が広がっています。氷河湖なので湖面がキラキラしています(^^)

 

 

そして頂上に到着。かなりの広さがあります。こちらは結婚式の際のストリートビューでしょうか。確かにこれは最高の結婚式になりますね(*´ω`*)

 

 

ズドーンとそびえ立つのは時計塔で、高さは52mにもなります。小さな島ということを考えれば、かなりの高さですよね(,,゚Д゚)

 

 

上部に上がると時計の構造を見ることができます。そして教会に到着です。内部は小規模ですがバロック式なので豪華な感じになっています。

 

 

祭壇の前に、天井から灰色のロープが垂れ下がっているのが見えるでしょうか。このロープは鐘につながっていて、3回(一説には7回)引いて鐘がちゃんと鳴れば願いが叶うと言われています。この鐘にはこんな伝説が残されています。

~その昔、ブレッド城に住んでいた女性が夫を強盗に殺されてしまい、遺体はブレッド湖に投げ込まれてしまった。悲しみに暮れた彼女は鐘をつくり教会に寄贈しようとした。しかし、その鐘も運搬中に嵐に遭い湖の底に沈んでしまった。

 

彼女はブレッドを去りローマで修道女となった。彼女が亡くなった後、その話がローマ法王の耳に入り、新たな鐘が造られ島の教会に贈られることになった~

 

現在では恋愛面でのパワースポットになっていて、「カップルで鳴らせば永遠に結ばれる」とか「新郎が新婦を背負って階段を上った後に鐘を鳴らせば幸運が訪れる」と言われています(*´ω`*)

【聖マリア教会】
■営業時間
・5~9月:9時~19時
・4、10月:9時~18時
・11~3月:9時~16時

 

■料金
6€(時計塔を含む)

 

ブレッド湖へのアクセスと見どころ

 

ブレッド湖へのアクセスと見どころ ブレッド湖へのアクセスと見どころ

 

一般的なベストシーズンは春から秋にかけてです。ヨーロッパでも有名な観光地なので多くの人が訪れます。この時期は馬車や観光トラムなどもあり、歩かなくても湖を一周することができます。ただ、冬は冬で神秘的ですよね。上記のようにスケートリンクにもなり、また別な魅力があります(^^)

 

世界には他にも魅力的な湖がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい湖総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にスゴい113ヶ所を8つのテーマに分けてご紹介しています。

 

 

ブレッド城

ブレッド湖へのアクセスと見どころ 

 

スロベニア最古の城で、1011年に記録が残っています。日本では平安時代ですからスゴいですよね(,,゚Д゚)

 

■徒歩ルート

 

高さ100mの断崖の上に建てられていて、街からは徒歩だと約20分、車だと約5分で到着します。上り道になるので、行きはタクシーで帰りは歩きにするのもありだと思います(^^)

 

 

そして到着。重厚感のある城です。初期の部分はロマネスク様式で、他はルネサンス様式となっています。

 

 

こちらは礼拝堂です。壁画が薄い赤で統一されているので、とてもフォトジェニックです。ただ、城自体はそこまでスゴいものではありません。ここに来る目的はこちらです。

 

 

絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ これぞブレッド湖という感じです。訪れる時間帯は午前中がベストです。昼を回ると混むだけでなく、ブレッド島が逆光になって良い写真が撮れません。

■営業時間
・1~3月、11~12月:8時~18時
・4~5月、9~10月:8時~20時
・6~8月:8時~21時

 

■料金
大人:10€/子供7€

 

ヨーロッパの名城については「デルモンテ城:徹底ガイド」などのページに一覧を載せておりますので興味のある方はご覧ください。

 

 

ブレッド・クレムシュニテ

ブレッド湖へのアクセスと見どころ
photo by:UkPaolo

 

ブレッドの名物ケーキで、パイ生地に生クリームとカスタードクリームがたっぷり入っています(*´﹃`*) 1953年から受け継がれている伝統の味で、上記のインフォメーションの近くにある「ホテル・パーク」のカフェで食べられます。

 

 

以上になります。「アルプスの真珠」と称される美しい湖・ブレッド湖。ぜひ行ってみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

ブレッド湖へのアクセスと見どころ

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ワルシャワ(約11時間)

・ワルシャワ-リュブリャナ(約1時間40分)

ベストシーズン 春~秋
外務省 海外安全情報 スロヴェニア
ガイドブック スロヴェニアのガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上。未使用査証欄1ページ以上。
時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるスロヴェニア語 ①おはよう。

Dober Jutro(ドベル ユトロ)

 

②こんにちは。
Dober Dan(ドベル ダン)

 

③こんばんは。
Dober vecer(ドベル ブチェル)

 

④ありがとう。
Hvala(フワラ)

 

⑤さようなら。
Oprostite(オプロスティトゥ)

 

⑥はい・いいえ。
Ja・Ne.(ヤー・ネー)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。

 

日本大使館 HP

スロヴェニアの絶景一覧

スロヴェニアの絶景

 

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