ドロミテ街道(ドロミーティ)は東アルプス山脈の一部で、石灰石の山塊が生み出す雄大な風景が有名です。広いエリアに見どころが点在しているので、こちらの情報が参考になれば幸いです。
こちらのページでは、拠点の街と各地からのアクセスを中心にご紹介します。観光の見どころについては「ドロミテ街道②」をご覧ください(^^)
「ドロミテ街道①各地からのアクセス」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:ボルツァーノ
1-2:コルティナ・ダンペッツォ
1-3:ヴェローナ
2・ドロミテ街道の概要
3・ヴェローナからボルツァーノ
4・ミラノからボルツァーノ
5・ヴェネツィアからボルツァーノ
6・ヴェネツィアからコルティナ・ダンペッツォ
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ボルツァーノは南チロル地方の中心都市で、ドロミテ街道の西の拠点となる街です。歴史的にオーストリアの領土になったりイタリアの領土になったりしてきて、第1次世界大戦後からはイタリア領になっています。人口は約10万人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
コルティナ・ダンペッツォはヴェネト州ベッルーノ県にあり、ドロミテ街道の東の拠点となります。2026年にはミラノと共同で冬季オリンピックが開催される予定です。人口は約5000人。
最寄りの空港はヴェネツィアのテッセラ空港(VCE)。国内外合わせて70以上の都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ヴェローナはボルツァーノから南に150km離れた場所に位置し、ミラノとヴェネツィアの中間にあります。「ロミオとジュリエット」の舞台であり、街全体が世界遺産に登録されています。ボルツァーノへの移動拠点となりますが、時間があったら滞在しておきたい街です。人口は約25万人。
最寄りの空港はヴェローナ空港(VRN)。国内外合わせて約40都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動は「ヴェローナ①各地からのアクセス」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セントで、現地ではセントを「チェンテージモ(単数形)」「チェンテージミ(複数形)」と呼んでいます。本日のレートはこちら。
・赤:ボルツァーノ
・青:コルティナ・ダンペッツォ
・緑:ヴェネツィア
・紫:ヴェローナ
・黒:インスブルック
ドロミテ街道は非常に広いエリアを指しまして、まずはざっくり「ボルツァーノ(赤)からコルティナ・ダンペッツォ(青)までの道中がドロミテ街道」と認識すれば良いと思います。周辺の大きな都市としてはヴェネツィア(緑)、ヴェローナ(紫)、インスブルック(黒)などが挙げられます。
呼び名は、イタリア語では「ドロミーティ」ですが、日本では「ドロミテ街道」で浸透しています。名前の由来ですが、周辺の土地が「炭酸マグネシウムの含有量が高い石灰石」で出来ていて、そのことを発見した地質学者の名前が「デオダ・ドゥ・ドロミュー」だったことから、それらの石灰石が「ドロマイト」と名付けられ、そこから転じて「ドロミーティ」となりました。
総面積は約9000km²。日本だと鹿児島県くらいの広さです。その中には3つの州と5つの県が含まれていて、標高3000m以上の山は18峰。登山・ロッククライミング・トレッキング・ハイキングなど、山遊びが好きな方にはたまらないエリアとなっています(^^)

photo by:lienyuan lee
ヴェローナの「ポルタ・ヌオーヴァ駅」からボルツァーノまで多くの列車が出ています。ヴェローナには「ポルタ ヴェスコヴォ駅」という駅もあるのでチケットを購入する際に注意してください。市内の中心部にあるのは「ポルタ・ヌオーヴァ駅」です。
そしてボルツァーノにも駅が2つあります。「Bolzano Sud/Bozen Süd駅」と「Bolzano駅」で、市内中心部は「Bolzano駅」になります。
■ボルツァーノ駅
photo by:Vollmond11
・1日20本以上
・料金:13~15€
・所要時間:1時間半~2時間半
■ボルツァーノのバスターミナル
上記の「ポルタ・ヌオーヴァ駅」前にあるバスターミナルからボルツァーノへ長距離バスが出ていて、奥に見える黄緑色の派手な建物がチケット売り場です。旧「メガバス」を引き継いだ「フリックスバス(Flixbus)」という格安長距離バスが良く使われています。料金はシーズンや混雑具合によって変動があるので、公式HPからチェックしてみてください。
・1日7本程度
・所要時間:約2時間半
・料金:5~10€
ミラノからボルツァーノ
■ランプニャーノ・バスステーション
photo by:Guilhem Vellut
ミラノの「ランプニャーノ・バスステーション」からボルツァーノへの長距離バスが出ています。「ランプニャーノ・バスステーション」へは、地下鉄のM1線で行くことができます。M1線はドゥオーモ駅もそうです。
・所要時間:約4時間半
・料金:10~14€
・1日4本程度
ボルツァーノのバスターミナルは上記と同じです。鉄道だと、ミラノからボルツァーノまでの直行便は無くて、ヴェローナで乗り換えます。「ミラノ中央駅」から、上記の「ポルタ・ヌオーヴァ駅」まで頻繁に列車が出ています。
■ミラノ中央駅
photo by:Daniel Case
・所要時間:約1時間15分
・料金:13~27€
ヴェネツィアからボルツァーノ
■サンタ・ルチア駅
photo by:Marc Ryckaert
■メストレ駅
photo by:Tiia Monto
ヴェネツィアからのバスは無く、鉄道も一度ヴェローナへ行き、そこからボルツァーノに向かう形になります。ヴェネツィアには駅が2つありまして、ヴェネツィア本島にある駅が「サンタ・ルチア駅」、イタリア本土にあるのが「メストレ駅」です。
上記のとおり、ヴェローナにも「ポルタ・ヌオーヴァ駅」と「ポルタ ヴェスコヴォ駅」がありまして、ヴェネツィアの2駅からヴェローナの2駅へ、それぞれ頻繁に列車が出ています。
・料金:9.45~25.5€
・所要時間:1~2時間
ヴェネツィアからコルティナ・ダンペッツォ
■コルティナのバスターミナル
ヴェネツィアの「メストレ駅」前のバスターミナルから、コルティナ・ダンペッツォへの長距離バスが出ています。
・1日6本
・所要時間:約2時間半
・料金:18€
以上になります(^^) 続いて「ドロミテ街道②見どころとモデルルート」をご覧ください。
ドロミテ街道は日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | 日本-ミラノ(約13時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 イタリア |
ガイドブック | イタリアのガイドブック |
ビザ | シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。 |
パスポート残存期間 | シェンゲン協定加盟国出国時90日以上 |
時差 | 夏:-7時間/冬:-8時間 |
チップ | ・タクシー:10%程度
・レストラン:基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるイタリア語 | ①おはよう。
Buon giorno.(ボン ジョルノ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 220V
|
通貨 | ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
イタリアの絶景一覧 |
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