
チチェンイツァはマヤ文明で最も有名な遺跡の1つで、1988年には世界遺産となり、2006年には「新世界の七不思議」の1つに選出されました。こちらのページでは観光の見どころについてご紹介します。各地からのアクセスについては「チチェン・イツァ①」をご覧ください(^^)
「チチェンイツァ②観光の見どころ」徹底ガイド:目次
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チチェン・イツァの建造物は大きく2つの時代に分かれています。6世紀頃から始まる「旧チチェン・イッツァ時代」。そして10世紀以降のトルテカ文明と融合した「新チチェン・イッツァ時代」です。
遺跡も新旧のエリアがはっきりと異なっていて、北が新チチェン、南が旧チチェンになります。ククルカンが現れることで有名なエル・カスティージョがあるエリアは新チチェンです(^^)

出典:https://www.cancuntochichenitza.com ※拡大できます
「チチェン・イツァ」とは「イツァの井戸の入口」という意味です。周辺の広範囲にセノーテなどの水源が豊富にあったことから入植者によって名付けられました。農業が盛んで雨の神「チャック」が崇拝されていたため、遺跡のいたるところでチャック・モールの像を見ることができます。

次の動画はマヤ文明を3Dで再現しているものです。色々な場所が混ざっているのですが、チチェン・イツァは4:30~6:15/7:40~8:05くらいまでにまとまっています。
旧チチェン・イツァ時代は完全なマヤ文化だったのですが、その後次第に衰退してしまいます。そして10世紀頃になると、中央高原を支配していたトルテカ族と同盟を結び国際的な都市として成長します。トルテカ族は好戦的だったため、建物に戦士やドクロなどのモチーフが刻まれるようになります。
その後、約200年ほど繁栄したのですが、13世紀にマヤバン族によって滅ぼされてしまいました。現在、チチェンイツァの遺跡は全て登ることができないので注意してください。
■チチェン・イツァ
・営業時間:8時~17時
・大人:100USドル/子ども:90USドル
・公式HP
マヤの最高神である「ククルカン」を祀るピラミッド様式の神殿です。ククルカンとは「羽毛のあるヘビ」の姿をした神様で、マヤ語では「ケツァルコアトル」といいます。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
基底は55.3m四方、高さ24m。9段の階層からなり、4面それぞれに91段の階段があって、最上段には神殿があります。階段は合計で364段となり、神殿の1段を足すことで365段となります。現代と変わらない天文学知識によって造られた驚異の建造物で「暦のピラミッド」と称されています。

マヤ人は太陽暦の1年を365.2420日と計算しました。そして現代のコンピュータが計算した1年は365.2422日。誤差はたったの17.28秒ですΣ(゚∀゚ノ)ノ なぜそんな計算が出来たのか。本当に不思議です。

北の階段と西の階段は完全に復元されていますが、現在全ての階段は登ることが禁止されています。そして、北の階段下にのみククルカンの顔の像があり、春分と秋分の2日のみ世界が注目する天文ショーが行われます。

ピラミッドの影によってククルカンの胴体が現れました(,,゚Д゚) もちろん、このときは世界中から観光客が押しかけるので大混雑します。この姿を見るだけなら夜に開催される「音と光のショー」で一応いつでも見ることができます。

photo by:Ryan
ちなみに、南の階段下には入口があります。つまりチチェン・イツァには内部があるということです。それがまた驚きの構造なんです。次の動画の1:00~2:10頃にイラスト付きで分かりやすくまとまっていました。
なんと、このピラミッドは2重構造になっていて、小さなピラミッドの外に大きなピラミッドが被せられています。厳密には「神殿が二重構造になっている」という状態で、マヤ文明では「古い神殿の上に新しい神殿を築く」のが通例となっていました。内部の小さなピラミッドも頂上に神殿があり「ジャガーをかたどった玉座」や「生贄の心臓を太陽へ捧げたチャクモール像」が置かれています。

photo by:HJPD
研究の結果、この像の目にはめこまれた「翡翠」が中国製である事が判明しました。当時は交易の記録が残されていないので、一体なぜここに存在するのか。いわゆるオーパーツとして、未だ解き明かせない謎になっています(; ・`д・´)
昔は内部に入ることが出来たみたいですが現在は入れません。この2重構造により、カスティージョの周辺には手を叩くと反響する場所があります。平たく言うと、頂上の窓から入った音が中で反響して「やまびこ」のようになるんです。この動画の00:30~様子が映っています。
ツアーに参加する場合はガイドさんが必ず説明してくれます。参加しなくても、カスティージョの周辺を見渡すと手をパンパン叩く集団がいますから行ってみてください(^^)
マヤ文明には「ポク・タ・ポク(Pok Ta Pok)」というサッカーのような競技がありました。ヒジやヒザや腰で打ったボールを石の輪に通すと得点になるというもので、試合が白熱するほど雨が降って豊作になると信じられていました。
チチェンイツァの球戯場(Great Ball Court)はマヤ遺跡最大のもので全長168m・幅70mにもなります。画面をグルッと回して周囲を見てみて下さい。
左の壁の上に石で出来た輪があるのが見えるでしょうか。これがゴールになります。

壁には競技のルールなどが絵で彫られているのですが、その中には試合に参加したチームのキャプテンが斬首される様子などもありますΣ(゚∀゚ノ)ノ 赤で囲んだ部分なんですが、ひざまづいた人が首をはねられ血が噴き出し、その血がヘビに変わる様子が描かれています。

ちなみに、ここにもミステリーがあり、普通に考えると負けチームのキャプテンが首をはねられそうなものですが、一説には「勝ったチームのキャプテンが首をはねられた」とも言われているんですΣ(・∀・;) 「神への生け贄は名誉なことであり天国への道が約束される」ということで、むしろ生け贄志願者が多かったそうです。
ピラミッドの東側にある壮大な建造物です。柱の高さが低いので、アテネのパルテノン神殿やエジプトのカルナック神殿には迫力として及ばないのですが、柱の数はとても多いです。
神殿の上部には、チャック・モールの像があり非常に有名です。チャック・モールはお腹に鉢を持っているのですが、ここには生きたまま胸を裂かれた生け贄の心臓が、太陽に捧げられていたといいます。

正面にとてもかわいいジャガーの像があります(*´ω`*) 建物の内側の壁には10世紀にトルテカ人が侵入した際の戦闘の様子が描かれています。
セノーテといえばユカタン半島の代名詞です。驚異的な透明度の水と光のカーテンが、世界中から多くの観光客を呼び寄せます。ただ、チチェン・イツァのセノーテはイメージとは違って緑色をしていて潜ることもできません。直径60m・水面からの高さ20m・水深80mで、マヤ遺跡にあるものとしては最大です。

濁ってはいるものの考古学的にとても重要なセノーテで、雨乞いや豊穣の祈りを込めて生贄や財宝が投げ込まれました。後にアメリカの探検家エドワード・トンプソンがこのセノーテに潜って、実際にたくさんの人骨や副葬品を発見しています。
チチェン・イツァの近くにある潜れるセノーテは「セノーテ・イキル」といって場所が違うので注意してください。そのほか潜れるセノーテについては「セノーテはこれで完璧!! スゴいセノーテ23選」をご覧ください。
■セノーテ・イキル
ここまでにご紹介した建造物は全て北側の新チチェン時代のものなのですが、この天文台は南側の旧チチェン時代のものになります。高さは約13m。内部の中心には螺旋階段があり、ドーム部分には窓があります。この窓は天体観測において重要な照準になっていて、西側で「春分の日の日没」と「月が最北端に沈むとき」の2つを確認することができるそうです(,,゚Д゚)
以上になります。マヤ文明の代表的な遺跡チチェン・イツァ。ぜひ行ってみて下さい(^^) 各地からのアクセスについては「チチェン・イツァ①」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。
・日本-メキシコシティ(約13時間)
・メキシコシティ-メリダ(約2時間)
※ここでは「バジャドリド周辺のタテ型セノーテ(セノーテ・イキルなど)」と「チチェン・イツァ」について記載しています。「カンクンからトゥルムの東海岸沿い/コスメル島/イスラ・ムヘーレス/ピンクレイク」のベストシーズンについては「グランセノーテ:徹底ガイド」などをご覧ください。
■11~2月
気候的なベストシーズン。日中は24~28度前後。乾季で湿度が低く、チチェン・イツァを快適に観光できる時期。バジャドリド周辺のタテ型セノーテも、雨が少ないため透明度が高い水の中で泳ぐことができる。食べ物では、ユカタン名物の「コチニータ・ピビル」や「ソパ・デ・リマ」を味わえる。
■3月・9月
観光的なベストシーズン。日中は30~34度前後と暑いが、春分と秋分の前後でのみ、チチェン・イツァの「エル・カスティージョ」に「ククルカンの影」が現れる。古代マヤ文明の高度な天文学を体感できる貴重な時期。食べ物では、バジャドリド名物の「ロンガニサ」や、暑さを和らげる「フルーツジュース」が美味しい時期。
■5~8月
セノーテのベストシーズン。日中は32~36度前後で非常に暑いが、この周辺のセノーテは「セノーテ・イキル」のような「タテ型」が多いため、真上から強い日光が差し込むことで、スポットライトや光のカーテンなどの幻想的な光景が生まれる。特に正午前後はタテ穴の底まで光が届くため、多くの人で混雑する。ただ、酷暑なためチチェン・イツァ観光は早朝に済ませるのが鉄則。食べ物では、マンゴーなどのトロピカルフルーツが旬を迎える。
2026年初頭時点での「メキシコ旅行において知らないと詰む or 大損する必須の最新情報」を、ビザやトラベルカレンダー、SIMカードや配車アプリ、言語や喫煙事情まで、29項目で徹底的にまとめましたので「メキシコの基本情報と絶景一覧」のページからご覧ください。日本で一番詳しく実用的な情報になっております。また、当サイトに掲載している129カ国については、全て同じ項目で最新の基本情報をまとめているので、海外周遊旅行や世界一周をする際に、ぜひご活用くださいm(_ _)m
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