ワット・プラタート・ソーンケーオは、巨大な五連仏と仏塔があることで有名で、全体的なデザインはスペインのガウディ建築のようになっています。ピンクの花に囲まれた真っ白な涅槃仏など女性に特にオススメです(^^)
「ワット・プラタート・ソーンケーオ」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ペッチャブーンは、バンコク以北のタイ本土で見ると中央部に位置していて、豊かな自然が広がるため「タイのスイス」と呼ばれています。歴史的にはクメール王朝時代の地方都市で、町には11世紀の遺跡も残されています。人口は約21万人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
バンコクは1782年にラーマ1世が遷都して建設されました。11月~2月が比較的涼しい乾季、3月~5月は暑い乾季、6月~10月は雨季になります。日本の福岡県・愛知県と姉妹都市提携しています。人口は約1450万人。
最寄りの空港は2つあります。
■スワンナプーム国際空港(BKK)
・国内外合わせて120以上の都市に就航
・大手の航空会社が乗り入れ
・最新の就航路線一覧
■ドンムアン空港(DMK)
・国内外合わせて80以上の都市に就航
・LCCなどが乗り入れ
・最新の就航路線一覧
空港から市内への移動は「バンコク①2つの空港から市内への移動」をご覧ください。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はバーツ(通貨コード:THB、記号:B)で、補助通貨はサタン(Satang)。1バーツ=100サタンで、本日のレートはこちら。
バンコクからペッチャブーン
photo by:::::=UT=::::
バンコクの北バスターミナル(モーチット)から、ペッチャブーンへのバスが出ています。「ポー1(ป1)」と「ポー2(ป2)」がありまして、「ポー1(ป1)」の方が1時間ほど早く着きます。
・7時半頃~22時半頃まで運行
・1日15本程度
・所要時間:約5時間
・料金:250~410バーツ
■ペッチャブーンのバスターミナル
一帯は「カオコー(Khao Kho)」という高原地帯です。多種多様な植物や雲海などが有名で、国立公園にも指定されています。寺院はペッチャブーンの町から北に約62km離れていて、アクセスはタクシーチャーターやレンタカーになります。所要時間は約1時間15分です。現地はこちら。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
なんかスゴいですねΣ(゚∀゚ノ)ノ もはやテーマパークのようです。面積は東京ドーム3個分に相当する14.5ヘクタールにもなります。しかし、内部はもっとスゴいですよ。早速入っていきましょう。まずはハイライトのこちらから。
マトリョーシカを彷彿とさせる圧巻の五連仏ですΣ(・∀・;) 一番奥の仏像で高さ45mになります。
「一体、なぜ5人も…?」と思いますよね。こちらは「五智如来(ごちにょらい)」という5人の仏様が並んでいる状態なんです。
それぞれが密教における5つの知恵を1つずつ司っていて、中心的存在である「大日如来(だいにちにょらい)」はヒンドゥー教で「ブラフマン」と呼ばれる「全ての根源」「宇宙の始まり」「神様たちの神様」という存在です(,,゚Д゚)
正面の3本に分かれた部分は階段で、2階部分に上がれるようになっています。
ゴージャスですね(,,゚Д゚) タイには面白い寺院が無数にありますが、なかなか珍しいテイストです。そして、周辺はカオコーの大自然が広がっています。
絶景ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ ここで注意点なんですが、この圧倒的なパノラマと五連仏を見ると「もう、ここは十分かな」と思ってしまいがちです。ですが、1階部分は絶対に入ってください。とても珍しいものがあります。それでは早速行ってみましょう。
こちらは階段の下なんですが、こういう目立たないところも細かい装飾がなされています(,,゚Д゚) そして、中に入ると…
出ました!多分、世界一メルヘンというか少女趣味な涅槃仏ですΣ(・∀・;) 真っ白で、その前にはカワイイ鹿がたくさん。しかもピンクの花束で囲まれています。まさに「ベルサイユのばら」に登場しそうな涅槃仏です。
ちなみに、足が揃っていると「涅槃仏(亡くなったブッダ)」で、足が少しズレていると「寝仏(生きているブッダ)」です。信者の方はここで宿泊することも可能です。
背中側はこんな感じで、画面の反対側にはカフェが写っていますが、見てのとおり絶景なのでオススメです(^^) それでは、続いて仏塔に行きましょう。五連仏と仏塔は対角線上に位置します。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
フォトジェニックなロケーションですね。ここでぜひ見ていただきたいのがアーチの柱部分や床です。画面をアップにしていただくと、それらには陶器を割ったものやセラミックタイルが貼り付けられていますよね(,,゚Д゚) これが、この寺院の象徴的なデザイン手法で、まるでスペインの「グエル公園」のようになっています。
実は、ここはまだ新しい寺院で2004年に建てられました。キッカケは、あるとき空から大理石のように光る物体が現れ、そのまま山中の洞窟へと飛んでいったことでした。村人たちは、それが仏様の魂であると考え、ここを神聖な場所として「ファソンケオ」と呼びました。
そこから様々な施設が建てられていき、現在の姿になったのは2013年頃のこと。なので、実際にガウディ建築がモデルになっているのかもしれません(^^) さぁ、そしてこちらが仏塔です。
7階建てで、蓮をモチーフにした美しいデザインになっています。全て屋外に出られるので絶景を眺めながら頂上を目指せます。それでは早速上がっていきましょう。まずは、こちらも1階部分からです。
画面は矢印の方向に動かせるので色々見てみてください。右側には黄金の像が並んでいて、左奥には世にも奇妙な七色のナーガがあります( ̄▽ ̄;)
続いて2階部分。既に見晴らしが良いですが、まだまだこんなものではありません。
3階部分です。正面のアーチの下に五連仏がスッポリと収まっていて、全てが計算されたデザインになっているのが分かります(,,゚Д゚)
ここからは細い階段で上がっていきますが、上下左右に無数のセラミックや陶器が貼り付けられています。他にも貝殻・石・ビーズなどが使われていて、その総数は500万を超えるそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ
4階部分です。つまり厳密に言えば、この寺院はまだ完成してないんですね。実際、色んな場所で作業が進められています。
5階部分です。かなり見晴らしが良くなりますね。上記のとおり高原地帯なので、ここも標高は約800mになります。ときには雲海も出る高さなので、必ず羽織るものを持っていってください。
■ワット・プラタート・ソーンケーオの雲海
そして6階部分です。もはやオモチャの城のようというか、ディズニーランド的なメルヘン・テーマパークみたいですね。
7階は仏塔になり、仏舎利が納められています。仏舎利というのは「ブッダの遺骨・遺髪・歯などや、それらに見立てられた宝石など」を意味します。スリランカなどは、ブッダの歯が持ち込まれたときが「仏教の伝来」となっていて、「ブッダの歯がある街が王都」になってきました。詳細は「文化三角地帯③キャンディー」をご覧ください。
残念ながら7階のストリートビューはありませんでした(T^T)/ 敷地内には他にも様々な建物がありまして、じっくり見て回ると丸1日はいられる場所になっています。営業時間は8時から17時で、入場料は無料です。夜のライトアップもスゴイので、時間があったら宿泊するのもオススメです。
以上になります。まるでディズニーランドのような寺院「ワット・プラタート・ソーンケーオ」。ぜひ行ってみてください(^^)
航空便例 | 日本-バンコク(約7時間) |
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ベストシーズン | 11月~2月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 タイ |
ガイドブック | タイのガイドブック |
ビザ | 観光目的の滞在のみビザ不要。
空路入国:30日以内、陸路入国:15日以内の滞在。 |
パスポート残存期間 | 6ヶ月以上 |
時差 | -2時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 001(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるタイ語 | ①おはよう。
สวัสดี(サワッディー)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | バーツ(通貨コード:THB、記号:B)で、補助通貨はサタン(Satang)。1バーツ=100サタン。
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日本大使館 | ・HP | タイの絶景一覧 |
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