ピンダヤ洞窟は、その中に8000体を超える仏像が納められた洞窟寺院です。ミャンマー有数の観光地であるインレー湖にも近いですが、知名度がそれほど高くないため外国人観光客は多くなく、ミャンマーの人々で賑わっています(^^)
「ピンダヤ洞窟」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:ピンダヤ
1-2:タウンジー
2・空港から市内への移動
3・ピンダヤへのアクセス
3-1:位置関係
3-2:ヤンゴンから行く
3-3:マンダレーやパガンから行く
3-4:タウンジーから行く
4・ピンダヤ洞窟
5・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ピンダヤはシャン州の町で、州都のタウンジーから北西に約30km離れています。名前には「クモを射た」という意味があり、かつて洞窟に住んでいた巨大なクモを王子が退治したという伝説が残っています。人口は約8万人。
最寄りの空港はヘーホー空港(HEH)。国内の2都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
タウンジーはシャン州の州都で、標高約1400mに位置する避暑地として知られています。特に有名なのが「バルーンフェスティバル」。毎年11月の満月の日から一週間開催されます。人口は約20万人。ミャンマー各地からタウンジーへのアクセスは「カックー遺跡:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はチャット(通貨コード:MMK、記号:K)。補助通貨は「ピャー(Pya)」がありますが、現在はインフレの影響でほとんど使われていません。本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Ekyaw
空港は市内中心部から南東に約34km離れています。町への移動方法はタクシーのみで、所要時間は約1時間、料金は約3万チャットです。
・赤:ピンダヤ
・青:タウンジー
・紫:シュエニャウン駅
・黄:ヘーホー空港
・緑:アウンパン
・黒:カロー
ヘーホー空港まで行き、上記のタクシーで移動します。
■バス
「ルンビニエクスプレス」が直通バスを運行しています。深夜の到着になるので、宿を予約しておいてください。ヤンゴンでのバスの乗り方は「カックー遺跡:徹底ガイド」をご覧ください。
・1日1本
・17時半発
・所要時間:約10時間
・料金:約2万チャット
■鉄道
まずはヤンゴン中央駅からカロー駅へ行きます。安い代わりに時間が非常にかかります(^^;)
・所要時間:約26時間半
・料金:4000チャット~
到着したらタクシーやバスを使います。バスは直通は無く、一度アウンパンへ行ってピンダヤ方面のミニバンに乗り換えます。
・1日数本のみ
・料金:3000チャット
■マンダレーからのバス
・所要時間:約6時間
・7000~13000チャット
■パガンからのバス
・所要時間:約6時間
・15000~19000チャット
・ミニバン:4000チャット~
・タクシー:約4万チャット~
一帯は石灰質のカルスト地形になっていて、色々な場所に洞窟があります。ピンダヤ洞窟は町の中心部から約1.5km離れていて、バイクタクシーなどで約5分です。入口はこちら。
何やらツッコミどころが満載ですね(^^;) まず赤矢印の建物はエレベーターです。なので洞窟まで簡単に行くことができます。そして、ど真ん中には巨大なクモ(青)がいて、それを弓で射ようとする人間(緑)がいますね。ここにはこんな伝説が残されています。
あるとき、近くの湖で7人の王女が水浴びをしていた。時が経つのを忘れて遊んでいたら日が暮れてしまい、ついには帰ることができなくなってしまった。彼女たちは近くの洞窟で一夜を明かすことにしたが、奥から巨大なクモが現れて閉じ込められてしまう。
彼女たちが叫び声をあげると、それを聞きつけた王子が駆けつけ、矢でクモを退治することに成功。彼は「ピンドゥーヤ!(クモを射たぞ)」と叫び、それが洞窟や町の名前になった。
その後、王子は王女の1人と結婚したそうです(^^) さて、それでは中に入っていきましょう。基本情報はこちら。
■料金
・入域料:5US$
・入場料:3000チャット
・写真撮影:300チャット
・ビデオ撮影:300チャット
■入場時間
・6時~18時
■エレベーター
・9時~12時、13時~16時
エレベーターを上がると、すぐに絶景が広がっています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
エレベーターを使わない場合は階段を上ってくるのですが、小さい幅の屋根が千本鳥居のように連なっていて面白い景観になっています。画面奥の見えてない部分も同様です。
■奥の部分
タイのチョンブリー県にある「ワット・ブンヤーワート」にも似ています。
■ワット・ブンヤーワート
階段はこんな感じです。これは疲れますね( ̄▽ ̄;)
そして到着です。入口は完全に建物に覆われていて、階段の先に洞窟寺院があります。
既に多くの仏像が見えていますね(,,゚Д゚) それでは洞窟へと上がっていきましょう。
スゴイですねΣ(゚∀゚ノ)ノ まるで仏像の森です。この洞窟は正式には「シュエウーミン洞窟」と言います。大きく3つに分かれていて、そのうちの1つが洞窟寺院になっています。ここだけ見ると、小さな洞窟に仏像が飾られているように見えますが…
広いですねΣ(・∀・;) 奥行きはなんと150mにもなります。そこに8094体もの仏像が立ち並んでいて、油断すると迷ってしまうほどです。これらの仏像は全て寄進されたもので、現在も増え続けています。
寄進されるようになったのは18世紀のことでした。とある僧侶が仏様からのお告げを受け、生涯をかけてここで瞑想修行をしたそうです。すると、いつの間にか寺院のような存在となり、人々が仏像を寄進するようになりました。
そして、最大の見どころが「汗をかく仏像」ですΣ(゚Д゚)
こちらの2体の黒い仏像で、なんと本当に水滴が付いています…(; ・`д・´)
これは洞窟内外の気圧差によってピンポイントで起きている現象で、たまたまその場所にあった仏像がこちらの2体というわけなんです。黒い理由は、単純に濡れていて金箔が貼れないためです。この水滴を自分の体に付けると幸運が訪れると言われています。
ピンダヤは時期によって畑がパッチワークのように色鮮やかになります。また、近くには非常に透明度が高い池があって、こちらも必見です。
以上になります。ミャンマーが誇る洞窟寺院「ピンダヤ洞窟」。ぜひ行ってみてください(^^)
航空便例 | ・日本-ヤンゴン(約8時間)
・ヤンゴン-ヘーホー空港(約1時間15分) |
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ベストシーズン | 11月~2月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 ミャンマー |
ガイドブック | ミャンマーのガイドブック |
ビザ | ビザまたはeVISAの取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上 |
時差 | -2時間半(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるミャンマー語 | ①おはよう。
ミンガラーバー
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220-240V
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通貨 | チャット(通貨コード:MMK、記号:K)で、補助通貨は「ピャー(Pya)」(ほぼ使われていない)。
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日本大使館 | ・HP |
ミャンマーの絶景一覧 |
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