
銭塘江(せんとうこう)の大逆流は、月が最も地球に近づく「中秋の名月」の頃に起こる神秘の現象です。水郷としても有名な杭州市で見られるので、他にもたくさんの観光を楽しむことが出来ます(^^)
「銭塘江の大逆流」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街は杭州市。中国八大古都(北京、南京、杭州、西安、洛陽、開封、安陽、鄭州)の1つです。隋代以降に発展を遂げ「上に天国あり、下に蘇州・杭州あり」と称され、13世紀には世界最大の都市でした。人口は約1000万人。
最寄りの空港は杭州蕭山国際空港(HGH)。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「千島湖:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。宿泊したい範囲に拡大縮小したら、上の灰色の部分から日付などを選択。「Search」を押していただくと「Agoda」の検索結果に飛びますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
通貨は人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分で、本日のレートはこちら。
正式には「海嘯(かいしょう」と呼ばれる自然現象で「潮津波」とも呼ばれます(,,゚Д゚) 河口が広い三角形になっている場所で見られる現象ですが、大規模な場所は世界でも数えるほどしかありません。一番有名なのはアマゾン川の「ポロロッカ」です。
■ポロロッカ
そして、イギリスのセヴァーン川の「ボア」。
■ボア(イギリス)
さらに、フランスのガロンヌ川の「ボア」などがあります(,,゚Д゚)
■ボア(フランス)
そして、アジアで最もスゴい海嘯が「銭塘江の大逆流」で、中国語では「钱塘江大潮」と呼ばれます。実は毎月旧暦の1日~3日、15日~18日に見ることが出来ますが、一番規模が大きくなるのが中秋の名月の頃で、旧暦の8月18日前後になります。
・黒:老塩倉
・赤:塩官観潮景区
・青:大欠口
地図を少し広域にしていただくと、この場所が、あたかも「漏斗」のように急激に狭くなっていることが分かります。この特異な地形により、海から押し寄せる水が月の引力に最大限に引っ張られたとき、水の勢いが加速度的に増して「大逆流」が発生します。
塩官観潮景区(赤)が最も定番のビューポイントなので、ここへのアクセスを後述します。「大欠口」(青)では旧暦1日や15日前後に「魚鱗潮(ぎょりんちょう)」が見られることがあり、「老塩倉」(黒)では、よりダイナミックな「回頭潮(かいとうちょう)」が見られることがあります。
■回頭潮
「回頭潮」は、押し寄せた潮が川岸や防波堤にぶつかって戻り、後ろから来る潮とぶつかる現象のことです。「魚鱗潮」は、文字通り「魚鱗のように波打って押し寄せる潮」のことで、川幅が広くなる場所や、海底の地形が特殊な場所でのみ発生するそうです。
■魚鱗潮
「杭州東駅」や「杭州駅」から高速鉄道で「海寧西駅」へ行き、バスかタクシーで塩官観潮景区へ向かいます。
■高速鉄道
・1日に多数運行
・所要時間:20~30分
・料金:約20元
■バス
・T109番の路線バス
・「塩官」で下車
・所要時間:約40分
・料金:数元
■タクシー
・所要時間:20~30分
・料金:50元
・料金:約200元
壮大な自然現象の「銭塘江の大逆流」。広範囲で見られるため「わざわざ混雑しているビューポイントに行かなくても、どこでも見られるんじゃない?」と思ったのではないでしょうか。それはそうなのですが、やはり見るときは「より近くで見たくなる」のが心情だと思います。そこで、この動画をご覧ください。全部で1分半くらいなんですが、00:37あたりから注目です。
恐ろしいですよね(((;゚Д゚))) 過去には波の高さが9mを記録したこともあるそうです。ということで、自然現象ですから何が起こるか分かりませんので、ビューポイント以外で見る場合も、ちゃんと安全性が確保された場所で鑑賞してください。その自信が無ければ、ビューポイントに行くのが無難です。
以上になります。月の引力が引き起こす神秘の大逆流。ぜひ行ってみてください(^^)
杭州は日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。
| 航空便例 | 日本-杭州(約3時間半) |
|---|---|
| ベストシーズン | 春~秋 |
| 外務省 | 海外安全情報 中華人民共和国 |
| ガイドブック | ・中国のガイドブック |
| ビザ | 30日以内の観光は不要。 |
| パスポート残存期間 | 60日以上が望ましい。 |
| 時差 | ・全国共通で-1時間
・サマータイム:無し |
| チップ | 無し |
| 日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
| 現地で使える中国語 | ②こんにちは。
你好.(ニーハオ)
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
| 電圧とプラグ | ・220V
・Oが基本でB、Cなどもある。 |
| 通貨 | 人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分。
|
| 日本大使館 | ・HP |
| 中国の絶景一覧 |
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