カリジニ国立公園は、20億年の歴史が生み出した壮大な景色が広がる場所で、多くの渓谷と、その下にある数々の芸術的な天然プールが見ものです。4WDでないと行けないのでレンタカーの方は注意してください(^^)
「カリジニ国立公園」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
1-1:トム・プライス
1-2:パラバードゥー
1-3:ニューマン
2・カリジニ国立公園の概要
3・デールス渓谷
4・ハマースリー渓谷
5・ジョフリ渓谷
6・オクサー展望台
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
photo by:Anna Del Rio
トム・プライスは、カリジニ国立公園の最寄り町です。西オーストラリア州の中では最も高い標高となる海抜747mに位置していて「西オーストラリア州のトップタウン」と呼ばれています。人口は約3000人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
photo by:brett jordan
パラバードゥーは、カリジニ国立公園の最寄り空港がある町で、パースから飛行機で行くことが出来ます。空港から町までは約10km離れていて、移動はタクシーになります。人口は約1380人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
photo by:Michael Sigrist
ニューマンはカリジニ国立公園から東に約200km離れています。こちらにもパースからの飛行機が飛んでいます。こちらも空港から町までは約10km離れていて、移動はタクシーになります。人口は約7200人。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はオーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セントです。本日のレートはこちら。
カリジニ国立公園は西オーストラリア州で2番目に大きな国立公園で、面積は山口県や大分県とほぼ同じ6274km²ですΣ(゚∀゚ノ)ノ 20億年の歳月を経て形成された多くの渓谷と天然プールがあり、壮大な景観が広がります。1つ1つの見どころが結構離れているので車での移動が必須です。
公園内には7つの渓谷がありまして、トレイルコースは4つのレベルがあります。くれぐれも無理はしないようにしてください。
公園の北東部にある渓谷で、スケールの大きな景観が広がります。中でも駐車場から約1時間のトレイルを歩いてたどり着く「フォーテスキュー滝(Fortescue Falls)」は見事の一言。薄い地層が露出した緩やかな崖が滝になっていて、下にはエメラルドグリーンの天然プールが広がります。
すごい場所なので、画面をグルっと回して周囲を見てみてください。右も左も見事です(^^)
周辺には、さらに2つの天然プールがあります。まずは、2本の滝が美しい「ファーン・プール(Fern Pool)」。フォーテスキュー滝から西に約300m歩きますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ
■ファーン・プール
続いて高い崖に囲まれた「サーキュラー・プール(Circular Pool)」。ここは徒歩で往復2時間半かかりますが、絵に描いたような美しい場所なのでオススメです。
■サーキュラー・プール
ちなみに、こーゆー場所に行くときはウォータープルーフバッグがあると便利です。
ダイバーやサーファーにはおなじみなのですが、水から中身を完璧に守ってくれます。通常ジッパーなどは無くて、上の開口部をくるくる折り曲げて行くことで密閉します。補助的な使い方ですが、中に空気を入れて密封することで緊急時の浮き袋にもなったりします。リュックにもショルダーにもなるので大変便利です。
バッグの正面に書いてある「5」「10」「20」は、容積のことで「5L」「10L」「20L」を表しています。ちなみに20Lは非常に大きめのリュックという感じです。小さいサイズの「2L」などもあり、これはこれで重宝します。
中にはカメラ、財布、パスポート、薬など最低限の物しか入りませんが、それら一番大事な物だけを持っていきたい場面で活躍します。ウォータープルーフなので当然スコールでも台風でもへっちゃらですし、ドロなどで汚れても水でガンガン洗えて、タオルでふけばすぐ乾くので、20Lのバッグなどは旅中で非常に活躍します。アウトドア派の人にはオススメです。
公園の北西部にある渓谷で、ここにある「スパ・プール(Spa Pool)」がカリジニ国立公園のハイライトです。小さな天然プールを囲む湾曲した狭い渓谷は、あたかも空間が歪んでいるようで理解が追いつきません(,,゚Д゚)
駐車場からは徒歩で約1kmなのですが、駐車場にたどり着くまでが大変で、未舗装の道を4WDでひたすら走らないといけません。実際、ここの素晴らしさは分かっていてもアクセスで諦めてしまう人も多いそうです。トム・プライスから日帰りツアーが出ているので、ぜひ検討してみてください(^^)
薄い地層が何枚も重なる様子が見て取れる渓谷で、近くにある「カリジニ・エコ・リトリート」というリゾートホテルから歩いて行くことができます。グルっと迂回しますが車でも展望台近くの駐車場まで行けるの便利です。
このホテルはアボリジニの方々が運営していて、アボリジニの伝統料理を味わうことができます(*´﹃`*) 詳細はこちらからご覧ください。
■カリジニ・エコ・リトリート
下まで行くことも出来るのですが、ほぼ未舗装の山道や崖を約1.5km下っていくという難コースで、片道約1時間半かかります。天然プールは他にもあるので、無理には行かないようにしてください。
ウェアノ渓谷(Weano)、レッド渓谷(Red)、ハンコック渓谷(Hancock)、ジョフリ渓谷(Joffre)という4つの渓谷が交わる場所です。グーグルマップでは表示されませんでしたが、上記のマップで大丈夫です(^^)
駐車場から約800mなので簡単に行くことができます。渓谷の底には天然のプールが2つありまして、それぞれトレイルコースを通って行けるようになっています。
■「カーミッツプール(Kermits Pool)」
■「ハンドレイルプール(Handrail Pool)」
世界には他にもスゴい渓谷がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい渓谷&峡谷総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にすごい53ヶ所を5つのエリアに分けてご紹介しています。
以上になります。本格的なトレイルコースばかりなので、準備をしっかりして臨んでください。しかし、大変な思いをするだけの価値がある場所ですので、ぜひ行ってみてください(^^)
航空便例 | ・日本-パース(約10時間)
・パース-パラバードゥー(約1時間45分) |
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ベストシーズン | 5月~10月 |
外務省 | 海外安全情報 オーストラリア |
ガイドブック | オーストラリアのガイドブック |
ビザ | ・ビザかETASの取得が必要
・30日まで滞在可 |
パスポート残存期間 | 滞在日数分あればOK |
時差 | ・東部時間:+1時間(シドニーなど)
・中部時間:+30分(ウルルなど) |
チップ | ・基本的には無し
・タクシーなど:端数を切り上げて渡す |
日本への電話 | 0011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
公用語 | 英語 |
電圧とプラグ | 220/240V
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通貨 | オーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セント。
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日本大使館 | ・HP |
オーストラリアの絶景一覧 |
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