ロハガード・フォートへの行き方と見どころ

 

ドービー・ガートは「世界最大の屋外洗濯場」で「ムンバイの洗濯物が全て集まる場所」とも言われています。駅のすぐ近くにあるので簡単に行くことができますし、中に入って見て回ることも可能です(^^)

 

 

「ドービー・ガート」徹底ガイド:目次

 

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

 

 

拠点の街はムンバイ。英語ではボンベイと呼ばれます。インド第2の都市で、紀元前からの歴史が残る古都です。インド映画産業の中心地なため、ハリウッドをもじってボリウッドと称されます。巨大な街ですが、観光の中心地は半島の先端にあたる「コラバ地区」です。人口は約2130万人。

 

最寄りの空港はチャトラパティ・シヴァージー国際空港(BOM)。国内外合わせて約100都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。空港から市内への移動は「ロハガード・フォート:徹底ガイド」をご覧ください。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

通貨はインド・ルピー(通貨コード:INR、記号:₹)で、補助通貨は「パイサ(Paisa)」。1ルピー=100パイサで、本日のレートはこちら。

 

 

 

ドービー・ガート

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ 

 

上でも少し触れましたが、ムンバイ観光の中心地は半島の先端部分です。具体的には、インド門やタージマハル・ホテル周辺の「コラバ地区」や「フォート地区」のことで、例えばタージマハル・ホテルからドービー・ガートであれば、北に約8km離れています。

 

 

車だと約30分ですが、ドービー・ガートは「マハラクシュミ駅」のすぐ近くなので、「チャーチゲート駅」まで行って電車に乗るのもありです。5駅なのですぐ着きます(^^)

 

 

そして、駅から少し歩いたら到着です。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

左の青い電車が停まっている建物がマハラクシュミ駅です。このように上から眺められるようになっていて、おびただしい数の洗濯物が干されている様子を一望できます(,,゚Д゚)

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ

 

ムンバイには、こうした屋外洗濯場が複数あるのですが、その中で最大規模を誇るのがドービー・ガートで、既に100年以上の歴史があります。

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ

 

それにしても「どこからこれだけの洗濯物が…?」という疑問が湧きますよね。もちろん個人の洗濯物もあるでしょうが、多くはムンバイのホテルや病院などから一括して請け負っています。ムンバイは上記のとおり人口2130万人を抱える都市ですから、洗濯物なんて無限に出ますよね( ̄▽ ̄;)

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ

 

すると、例えば「ベッドシーツが50枚」とか「病院患者用の服が100枚」というように同じ種類の洗濯物が並ぶようになり、エリアごとに特徴的な景観が生まれています。

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ

 

こちらは山程のジーンズが並んでますねΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ

 

こちらは一転、カラフルな衣服が集まっています。さて、こんなスゴイ場所を見てしまっては、やはり中に入ってみたくなりますよね。中には…入れます(^^) 「中に入ると法外なチップを要求される」と噂されていますが、実際には入口付近にいる顔役的な人に150ルピー払えば大丈夫のようです。それでは中を見てみましょう。

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ
photo by:cerulean5000

 

山のように積み重なった洗濯物を手洗いする男性たち。ドービー・ガートでは約7000人以上が働いていると言われています。すると、その中に…

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ
photo by:Manish Bansal

 

服を叩きつけてますねΣ(・∀・;)

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ
photo by:Alejandro Arce Herrero

 

こっちにも!なんと、実はこれがドービー・ガートの洗濯方法なんですΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ
photo by:Christian Haugen

 

洗剤を含む水に衣服を十分につけ、それをコンクリートなどに叩きつけることで、衝撃なのか遠心力なのか分かりませんが、汚れを浮かび上がらせているそうです。

 

おそらく「やってみると人力では一番これが効率的」ということなんだと思いますが、洗濯物は痛むでしょうから日本では絶対に見られない光景ですよね。さすがインドという感じです(^^;)

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ
photo by:Jon Connell

 

ただ、全てが人力というわけでもありません。近年になって脱水機なども取り入れられています。しかし、それによって職を追われる人も出てきているそうで、近代化の波が着実にムンバイを飲み込んでいます。

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ
photo by:John Hoey

 

むろん女性もいて、この膨大な洗濯物を最後に「畳む」のが主な役割となっています。生活の場でもあり、子供たちは水遊びなどをしています。大きな一つの家のようなものですから、世界一にぎやかな実家と言えるのかもしれないですね(^^)

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ
photo by:John Hoey

 

ちなみに「ドービー(Dhobi)」は「アウト・カースト(カースト制度の外)」に位置づけられた「不可触民(ダリッド)」と呼ばれる人々の職業の1つです。カースト制度は1950年に廃止されたものの、未だに人々の中に根強く慣習として残っていて、彼らには洗濯や「革のなめし」など「不浄」とされる仕事が大昔から割り当てられています。

 

■革のなめし場
ドービー・ガートへのアクセスと見どころ

 

これらの光景は「たまたま根付いた地場産業」ということではなく、非常に複雑なインドの文化と歴史が生み出したものなんですね。中に入る際は必ず最新情報を確認し、不安があればガイドを雇うなどしてください。

 

今日もドービー・ガートには大量の洗濯物が運び込まれます。

 

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ
photo by:cerulean5000

 

以上になります。世界最大の屋外洗濯場「ドービー・ガート」。ぜひ行ってみてください(^^)

 

ムンバイは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

ドービー・ガートへのアクセスと見どころ

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-デリー(約9時間半)

・デリー-ムンバイ(約2時間15分)

ベストシーズン 11月~5月(乾季)
外務省 海外安全情報 インド
ガイドブック インドのガイドブック
ビザ ビザかeVISAの取得が必要
パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄2ページ以上。
時差 -3時間半(サマータイム無し)
チップ ツアーガイドなど:100~500ルピア
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるヒンディー語 ①おはよう。

スプルバート(ナマステでOK)

 

②こんにちは。
ナマステ

 

③こんばんは。
シュブ・サンデャー(ナマステでOK)

 

④ありがとう。
ダンニャワード(サンキューでOK)

 

⑤さようなら。
ナマスカール

 

⑥はい・いいえ。
ジーハーン・ナヒーン

電圧とプラグ 220~240V

コンセントタイプ
コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 インド・ルピー(通貨コード:INR、記号:₹)で、補助通貨は「パイサ(Paisa)」。1ルピー=100パイサ。

 

日本大使館 HP

インドの絶景一覧

インドの絶景

 

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