アムリットサルはパキスタンとの国境付近に位置し、ラホールとの国境超えルートとして昔から旅人には有名な街でした。こちらのページでは観光の見どころをご紹介します。アクセスや国境超えについては「アムリットサル①」をご覧ください(^^)
「アムリットサル②ハリマンディル・サーヒブ」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
1574年に建造が開始され、30年後の1604年に完成したシク教の総本山です。シク教は、キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教・仏教に次ぐ、世界で5番目に信者の多い宗教で、その数は約2400万人にのぼりますΣ(゚∀゚ノ)ノ
photo by:Global Panorama
ちなみに、インド人といえばターバンですよね(^^) 実はインド人がターバンを巻くわけではなく、シク教徒が戒律としてターバンを巻きます。さらにシク教の中の「カールサー」という宗派は髪(と男性はヒゲ)を切りません。その結果、長いヒゲにターバンという独特のスタイルが生まれ、いつのまにかインド人のイメージとして定着しました。
photo by:Allenwala
全景はこのようになっていて、120m×150mの人工池は「不老不死の甘露の池」と呼ばれます。その中央にある黄金寺院がハリマンディル・サーヒブで、英語ではそのままゴールデン・テンプルと呼ばれます。
■主な建物
1・本殿
2・入口(時計塔)
3・シク教博物館
13・アカル・タフト寺院
18・食堂
入口ではクツを脱いで、預かり所に預けて番号札をもらいます。この寺院はありがたいことに入場料含めて全て無料です。また、男女ともにバンダナなどで髪を隠さないといけません。無い場合はやはり無料で借りられます。そして手を洗って口もゆすいで、さらには足も洗って、いよいよ中へ入っていきます。すると…
スゴいですねΣ(゚∀゚ノ)ノ もはやファンタジーの世界です。午前3時頃から午前1時まで空いているので朝・昼・夕・夜と違った姿を見ることができます。それぞれストリートビューで周囲を見てみてください。夜はもはやテーマパークのようです。
とはいえ、池で沐浴をしている人や、周囲で礼拝をしてる人がいたりして、やはりとても神聖な場所だということが分かります。周囲の回廊は大理石で出来ていて、池と空の青や寺院の黄金とのコントラストが見事です。
本殿も入ることが出来ますが、時間によっては非常に混んでいて1・2時間待たされることもあるので気をつけてください。通路から見る周囲の景色も素晴らしいです。
本殿の中は写真撮影禁止なのですがストリートビューには写っていました(^^;) 見たい人は上のストリートビューをドンドン前に進めてみてください。そして、この寺院で見逃せないのがこちらです。
photo by:shankar s.
なんと「10万人に無料で食事を提供する食堂」なんですΣ(゚∀゚ノ)ノ シク教では「グル」という唯一の神を「師」として、全ての人々を「弟子」と捉え「全員平等」と考えます。これはカースト制度の否定でもあります。
そして「グル」への捧げものとして、さらには「全員平等」の体現として、毎日10万人分もの食事が作られ、立場に関係なく同じ場所で無料で食事することができます。
当然たくさんの人手が必要ですが、シク教徒のボランティア約300人が作業にあたっています。次の動画で料理を作っている様子が映っているので、ぜひご覧ください。
メニューは1日に6回くらい変わるそうです。座っていると皿が渡されて、次々に料理が配られていきます。とにかく量があるからか、皿が空くとドンドンおかわりをくれます(^^;)
味は美味しいと評判なのでぜひ食べてみてください。食器も清潔です。お腹いっぱいになったら手を皿の上にかぶせると分かってくれます。この食堂は2014年に「聖者たちの食卓」という映画にもなりました。
ということで、本当に素晴らしい場所なのですが、100年ほど前には「アムリットサル事件」という悲劇が起きた場所でもあります。ときは1919年、インド政府が「逮捕状無しの逮捕と、裁判なしの投獄を認める」という内容の「ローラット法」を制定しました。
そして、これに反対した市民約12000人が、ハリマンディル・サーヒブ脇の広場で抗議集会を開きました。すると、この集会は非武装だったにも関わらず、イギリス軍の兵士約450人が一斉に発砲を始めます。
その時間は約15分に及び、弾が無くなるまで続けられました。これにより約1500人もの死傷者が出ることになり、イギリスに対する抗議運動は激化することになります。
もちろん、現在は安全なので安心してください(^^) そして、実は地下にも色々ありまして、アムリットサルの歴史を学べるレーザーショーなどを見ることができます。こちらも無料で、オーディオガイドもあります。
実はハリマンディル・サーヒブにそっくりな寺院があります。こちらはヒンドゥー教の寺院で、160m×130mの池の中に白と金のツートンカラーの寺院が立っています。写真だと違いが分かりづらいので、そもそも知らない人が多い穴場です。
2016年に造られたヒンドゥー教寺院で、こちらも広い池の中に建てられています。
中には黄金の聖ヴァルミキ像がまつられていて、外には巨大なハヌマン像がそびえ立っていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 日本人はまずいないのでオススメです。
以上になります。インドの混沌を味わえる穴場・アムリットサル。ぜひ行ってみてください(^^) アクセスや国境超えについては「アムリットサル①」をご覧ください。
アムリットサルは日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-デリー(約9時間半)
・デリー-アムリットサル(約1時間15分) |
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ベストシーズン | 11月~3月 |
外務省 | 海外安全情報 インド |
ガイドブック | インドのガイドブック |
ビザ | ビザかeVISAの取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄2ページ以上。 |
時差 | -3時間半(サマータイム無し) |
チップ | ツアーガイドなど:100~500ルピア |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるヒンディー語 | ①おはよう。
スプルバート(ナマステでOK)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 220~240V
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通貨 | インド・ルピー(通貨コード:INR、記号:₹)で、補助通貨は「パイサ(Paisa)」。1ルピー=100パイサ。
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日本大使館 | ・HP |
インドの絶景一覧 |
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