福建土楼は円形や四角形の巨大な集合住宅で、一族の数十世帯・数百人が共同で暮らしています。見どころが点在しているので、しっかりと事前に知識を入れてから観光するのがオススメです。こちらのページでは代表的な土楼についてご紹介します。個人での行き方につきましては「福建土楼①厦門からのアクセス」をご覧ください(^^)
「福建土楼②代表的な土楼」徹底ガイド:目次
1・代表的な福建土楼一覧
2・南靖土楼(総称)
2-1:田螺坑土楼群
2-2:裕昌楼
3・永定土楼(総称)
3-1:承啓楼
3-2:福裕楼
3-3:振成楼
4・初渓土楼群
5・二宜楼
6・塔下村の徳遠堂
7・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
■赤:南靖土楼(総称)
・田螺坑土楼群
・裕昌楼
■青:永定土楼(総称)
・振成楼、福裕楼、承啓楼
■緑:初渓土楼群
アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。個人で公共交通機関を使って行く場合、基本的には「青:永定土楼」に到着します。他の場所に行く場合は、タクシーやバイクタクシーをチャーターします。
福建土楼のハイライトの1つで、黄(ホアン)一族の土楼です。実は比較的新しくて、中央の方楼は1796年に造られましたが、他は1930~1960年頃に造られています。当ページで取り上げている土楼の中では厦門から一番近いですが、それでも山道を約4時間走ってたどり着く距離です(^^;)
・歩雲楼:中央の方楼。
・和昌楼:3階建て。
・振昌楼:3階建てで各階に26部屋。1930年建設。
・瑞雲楼:3階建てで各階に26部屋。1963年に建設。
・文昌楼:3階建てで各階に32部屋。1966年に建設。
昔、アメリカの人工衛星に発見されて「核ミサイルの施設ではないか」との疑惑が持たれたそうです(^^;) しかし、上から見ると花のようになっているので観光客には人気が高いです。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
1308年に劉一族によって建てられた5階建ての土楼で、直径36m。各階に50の部屋があります。
中国全体で見ても最古の土楼の1つで、設計ミスによって最大で15度も傾いていて「東倒西歪楼」と呼ばれていますΣ(・∀・;) しかし、それでも700年以上健在なので、土楼がいかに住居として優れているのかが分かります。
1709年に江(チャン)一族によって造られた4階建ての土楼で、直径は62.6m。各階に72部屋があります。「祖廟」を中心にして、同心円状に4つの円形土楼が並ぶ豪壮なつくりで「土楼の王」と称されます(,,゚Д゚)
現在も約60世帯が暮らしています。入場料は50元で、世界遺産ですが宿泊することが出来ますΣ(゚∀゚ノ)ノ 一泊40元です。
永定土楼の中で最大の方楼で「五鳳楼」とよばれる様式です。1880年にタバコの商売で財を成した林三兄弟によって造られました。彼らは学校なども造って一帯の発展に貢献しました。
こちらも林三兄弟によって1912年に建てられました。風水を元に設計された「八卦楼」の1つで、ギリシャ風の祖廟を中心に2つの円楼が同心円状に並んでいます。西洋の要素を取り入れた現代的な土楼なので「土楼の王子」と呼ばれています(^^)
全部で184部屋あり、宿泊することも可能でシャワーなどもあります。土産屋なども充実していて、近くには「土楼民族文化村」もあるので観光としては一番メジャーな土楼の1つです。
1986年にはロサンゼルスの世界建築模型展覧会に出品され「雍和宮」「長城」と共に「中国3大建築」として知られるようになりました。入場は90元です。
初渓村には一際多くの土楼が立ち並んでいます。ハイライトは、これらの中で最大最古の「集慶楼」。1419年に建てられた土楼で、今は博物館として使われています。
上記の6つの土楼とはかなり距離が離れてまして、漳州市華安県の大地村にあります。他の土楼とは違う特異な構造で、1階から4階までが壁で区切られ、その中に専用の階段があります。
「4階建ての家が円状に並んでいる」という感じです。仏教建築のように壁画や彫刻があちこちに見られるのも特徴です(^^)
ドラクエの曲が聞こえてきそうな場所で、たくさんの巨大な剣が並んでいますΣ(゚∀゚ノ)ノ 一体何なのかというと、この村をつくった一族の廟なんです。先祖の霊を祀るためのものですね。18世紀頃から造られ始め、現在の数は23本。1本につき1人が祀られています。なんとも少年心をくすぐるデザインです。
以上になります。中国を引っ張ってきた客家が造り上げた集合住宅。ぜひ行ってみてください(^^) アクセスについては「福建土楼①厦門からのアクセス」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | 日本-厦門(約4時間半) |
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ベストシーズン | 春~秋 |
外務省 | 海外安全情報 中華人民共和国 |
ガイドブック | ・中国のガイドブック |
ビザ | 15日以内の観光は不要。ビザ取得で30日まで滞在可。 |
パスポート残存期間 | 60日以上が望ましい。 |
時差 | ・全国共通で-1時間
・サマータイム:無し |
チップ | 無し |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使える中国語 | ②こんにちは。
你好.(ニーハオ)
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | ・220V
・Oが基本でB、Cなどもある。 |
通貨 | 人民元(通貨コード:CNY/RMB、記号:¥)で、読み方は「Yuan」。補助通貨は「角(Mao)」と「分(Fen)」。1元=10角=100分。
|
日本大使館 | ・HP |
中国の絶景一覧 |
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