「エチオピアの少数民族③」徹底ガイド:旅の大辞典

 

名称

エチオピアの少数民族

場所

エチオピア

(Ethiopia)

時差

-6時間

サマータイム:無し

時期

10月~4月

(乾季)

 

エチオピア南部の「オモ川流域」には、たくさんの個性的な少数民族が暮らしています。当サイトでは4ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「少数民族③ジンカ/キビシュ」になります。

 

それではご紹介していきます。

 

 

■目次

 

 

■主な少数民族の分布図

※アイコンをクリックすると土地の名前と写真が表示されます。

土地 部族 マーケットの曜日
1:アルバミンチ (拠点の町)
2:ドルゼ ドルゼ族 月・木
3:コンソ コンソ族 月・木
4:カイヤファール バンナ族・ツェマイ族
5:ジンカ ムルシ族・アリ族 火・土
6:アルバ バンナ族
7:ディメカ ハマル族 火・土
8:トゥルミ ハマル族 月・木
9:エルボレ エルボレ族
10:ムルレ カロ族
11:オモラテ ダサネチ族 毎日
12:キビシュ スルマ族

※こちらのページでは黄色いラインが引かれている町・村についてご紹介します。

 

 

■ジンカ

 

 

ジンカは少数民族めぐりのハイライトともいえる「ムルシ族」と出会える場所です。

 

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誰しもがテレビで一度は見たことがあるであろう、下唇に大きな皿をはめた人々…それがムルシ族です。実は皿をはめているのは全て女性…。その昔、奴隷貿易が盛んだった時代、美しい女性は全て奴隷として連れて行かれてしまったので、女性たちは顔を醜くすることで連れて行かれないようにしました。

 

それがいつのまにか「大きな皿を入れられる女性ほど美しい」という概念に変化して、今に受け継がれる風習になりました。「纏足」とはまた少し違う流れではありますが、負の文化が「美の証」に転化してしまったケースではあります。

 

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下唇に切り込みをいれるのは15歳頃で、そこから少しずつ「デヴィニャ」と呼ばれる皿を大きくしていきます。切り込みを入れるとはいえ、日本の病院で使われるメスのような切れ味は無いでしょうし、その切れ味だったとしても麻酔自体が無いでしょうし…。

 

結婚の際には、入れられる皿が大きい女性ほど、男性から結納として贈られる牛の数が多くなるそうです。また、実は耳たぶも同じように穴が空いていて皿が入れられています。

 

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ただ、現在はエチオピア政府が「不衛生で、あまりに現代的ではない」ということで廃止の方向になっています。文化ですから軽々しいことは言えませんが、廃止の方が女性達のために良いとは思います…(-_-;)

 

ムルシ族は一帯で最も有名な部族で観光客も多いため、写真は必ず料金が必要になります。とはいえ安いものですから渋らずに払ってあげてください。貴重な収入源ですからね(^^) マーケットは火曜と土曜です。

 

また、8月~9月には「ドンガの儀式」が行われます。これはムルシ族と、その近縁にあたるスルマ族(スリ族)が行っている儀式で、男達が「村 vs 村」の構図で「ドンガスティック」と呼ばれる1~2mの木の棒を使って戦います。

 

 

見事勝利した男は、村の男達にかつがれて女性が集まる場所へ行き、ドンガスティックを地面におきます。その男を気に入った女性はドンガスティックの上にブレスレットを置くことになっていて、最初に置いた人がその男性を射止めるそうです。

 

この戦いは審判もいて、ギブアップすれば勝敗は決します。しかし、ギブアップすると2年間儀式に参加できなくなるため、男たちは勝利を目指し必死に戦い、ときには死者も出てしまうそうです。2011年には危険性の高さから儀式は禁止されたのですが、部族の人々が望んだため2015年から再開されています。

 

 

■キビシュ

 

 

ムルシ族の近縁にあたるスルマ族が暮らしています。「スルマ族」という言葉は解釈が複雑で、まとめると下記のようになります。

・ムルシ族、スリ族、メエン族という近縁の3部族をエチオピア政府がまとめて
 「スルマ」と呼んでいる
・エチオピアではスリ族単体をスルマ族と呼ぶこともある
・オモ川の東に住むのがムルシ族で、西に住むのがスルマ族(スリ族)

 

特にムルシ族とスルマ族は共通点が多く、上で少し触れたようにスルマ族も「ドンガの儀式」を行いますし、女性は下唇に皿を入れています。そして、さらに様々な特徴があります。まずは「牛」です。

 

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出典:https://www.tokyofotoawards.jp

 

スルマ族の人々は牛の血をそのまま飲む風習が残っています。複数人で牛を抑え、ナイフや弓矢で血管に穴を開けて直接血を抜き取りますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

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出典:https://avax.news

 

それをこのような容器にためて、ゴクゴク飲みます。

 

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出典:https://avax.news

 

いやースゴイですね( ̄▽ ̄;) このほか、儀式の前に血を身体に塗ったり、虫よけとして尿や糞を身体に塗ったりします。これだけでも衝撃的ですが、さらにスゴイのが「スカリフィケーション」という文化です。

 

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出典:https://www.pinterest.jp

 

「入れ墨」や「タトゥー」が「色素を身体に注入してデザインを描くアート」であるのに対し、スカリフィケーションは「意図的にケロイドとよばれる化膿状態をつくって、身体にデザインを浮き上がらせるアート」です。

 

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出典:https://www.dailymail.co.uk

 

ケロイドは「外傷やヤケドなどをキッカケに、瘢痕(はんこん)組織が過剰に増殖した病変」で、本来は、できてしまったら治療を施すべきものです。しかしスルマ族はそれを意図的につくりだします(^^;)

 

デザインを決めた上で身体に切り込みを入れていき、傷が治りかけた頃に再び傷を開きます。そこに樹液や木炭を塗り意図的に化膿させ、大きく膨れ上がらせていきます。1つだけでも考えたくない痛みな気がしますが、それをこれだけの数入れたら、痛みが落ち着くまでは夜も眠れないような気がします…(T_T)

 

これもやはり思春期頃の女の子に「美の証」として施すのが基本です。ただ、アートでもあるので男性で入れている人も多いです。黒い肌の上に規則的に並んだ突起は、確かに異様な美しさを感じさせます。

 

 

以上になります。続きまして下記から他の見どころをご覧ください。

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

 

 

■備考

行き方

■航空便例
日本-ドバイ空港(約11時間)

 

ドバイ空港-アジスアベバ空港(約4時間)

 

アジスアベバ空港-アルバミンチ空港(約1時間)

 

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外務省

 

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エチオピアの設定です。

備考

 

⇒東アフリカのガイドブック

 

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