ヒリアー湖への行き方

 

ヒリアー湖は、世界に数ある「ピンクレイク」の中でもトップレベルの湖で、季節や状態に関わらず安定のピンク色を見せてくれます。遊覧飛行とクルーズ船ツアーがあるので詳しくご説明していきます(^^)

 

 

「ヒリアー湖」徹底ガイド:目次

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

エスペランス
 

 

エスペランスは美しいビーチが有名で、パースから車で約7時間半離れていますが、マリンスポーツを求めて多くの人が訪れる人気の観光地です。人口は約14000人。

 

最寄りの空港はエスペランス空港(EPR)。パースとのみ就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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パースは西オーストラリア州の州都で、オーストラリア有数の大都市です。実は日本の鹿児島県と姉妹都市になっています。文化・教育・観光の中心で世界中から多くの人が訪れます。人口は約206万人。

 

最寄りの空港はパース空港(PER)。国内外合わせて約40都市に就航しています。2019年の9月から、成田からの直行便が運行しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。パース空港から市内への行き方は「ロッキンハム:徹底ガイド」をご覧ください。

 

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通貨はオーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セントです。本日のレートはこちら。

 

 

 

エスペランス空港から市内

 
photo by:Bahnfrend

 

空港は市内中心部から北に約22km離れています。市内への移動方法はタクシーかレンタカーで、タクシーだと所要時間は約20分、料金は約50A$です。

 

 

ヒリアー湖

 

 

ヒリアー湖は、オーストラリア南西部にある「ルシュルシュ群島」で、最も面積が大きい「ミドル島」にある塩湖です。

 

ヒリアー湖への行き方

 

横幅約600m、縦幅約250mで、衛星写真でも完全に色がついているのが分かります(,,゚Д゚)

 

ヒリアー湖への行き方

 

にわかに信じがたい色ですがフォトショップでの加工などではありません。ピンクレイクと呼ばれる場所は世界に多々ありますが、大きく「塩湖」と「塩田」に分かれ、比較すると下記のようになります。

塩湖 塩田
・自然の産物なので、より価値を感じられる

・色が薄いことが多い
・シーズンに加え、時間帯と天気が超重要
・有名な場所は「ヒリアー湖」

・人工物なので、湖よりは神秘性が下がる

・色が濃く、ピンク以外の塩田もある
・シーズンに行けば基本的に大丈夫
・有名な場所は「メキシコのピンクレイク

 

ピンクになる理由は、水中に生息する「ドナリエラ(Dunalliela)」という藻類が日光を浴びることで「ベータ・カロチン」という物質を出すからです。ニンジンに含まれていることで有名ですよね(^^) そのため、塩分濃度や水深が安定している「塩田」は色が濃くなり、「塩湖」は天気やシーズンに左右されます。

 

■サンフランシスコの塩田
ハットラグーンへのアクセスと見どころ
photo by:dro!d

 

「塩田」は通常「海の近くで、汲み上げた海水を利用し塩をつくる場所」を指します。「塩湖」は言わば「天然の塩田」なのですが、そこで塩の採掘が本格的に行われると、エリアを区切って塩分濃度を一定にしたりするので、色が安定して濃くなります。

 

ヒリアー湖は、完全な塩湖にも関わらず塩分濃度が安定していて常時ピンクになっているという、まさに本物のピンクレイクなんです。

 

ヒリアー湖への行き方

 

周辺はユーカリやペーパーバーグの密林に囲まれています。海に近い場所にあるため青い海とのコントラストが美しいですね(^^) 島は保護区になっているため基本的に上陸は禁止されています。

 

現在のところアクセスの方法は2つです。1つ目は、エスペランスから「ゴールドフィールズ・エア・サービス社(Goldfields Air Services)」が催行している遊覧飛行ツアーに参加すること。

【遊覧飛行ツアー】
・大人:385A$/子供:325A$
・所要時間:約2時間

 

2つ目は、あまり現実的ではないのですが、年に1~2回ほど「エスペランス・アイランドクルーズ社(Esperance Island Cruises)」が特別な許可を取っての上陸ツアーを催行しています。料金は320A$なので手が届く額ではあります。

 

 

ツアーは、エスペランスから東に約100km離れた「オルレアン公爵湾(Duke of Orleans Bay Caravan Park)」からスタートします。…つまり、ここまでは自分で行かなくてはいけないということですΣ(・∀・;) なのでレンタカーが必要になります。

 

6時半に指定場所に集合して7時に出港なので、前日入りしておく必要もあります。60フィート(約18m)の大きな船に乗り、島への所要時間は約2時間。朝食は出ないのですが、コーヒーやマフィンなどは提供されます。

 

ヒリアー湖への行き方

 

島での滞在時間は1時間半で、ヒリアー湖をメインで見学した後に、オーストラリアで唯一記録されている海賊「ブラック・ジャック・アンダーソン」の野営地跡を訪れます。水は無害なので入れますε=ε=ヽ(*・ω・)ノ

 

ヒリアー湖への行き方

 

船に戻ると昼食でサラダロールが配られます。再び2時間かけてオルレアン公爵湾へ戻って解散になります。

 

ヒリアー湖への行き方

 

以上になります。遊覧飛行ならいつでも出来ますので、ぜひ行ってみてください(^^)

 

 

世界のピンクレイク

■グレート・ソルト・レイク州立公園(アメリカ)

photo by:Susan Popielaski

2002年に冬季オリンピックが開かれたソルトレイクシティの近くにあり、南北ではっきり色が分かれています。詳細は下記からご覧ください。

「ユタ州の細かい見どころ8選」徹底ガイド

■マハールー湖(イラン)

シーラーズ観光のハイライトの1つです。街中にある「ピンクモスク」と共に、インスタ映えスポットとして多くの観光客が訪れます。詳細は下記からご覧ください。

「ピンクレイク」徹底ガイド

■腐海(ウクライナ)

腐海はウクライナ南部とクリミア半島北部の間に広がる「たくさんのピンクレイクがあるエリア」の総称です。当サイトでは5つのピンクレイクを取り上げています。詳細は下記からご覧ください。

「腐海(シュワージュ)①概要とヘニチェスク湖」徹底ガイド

■ハット・ラグーン(オーストラリア)

西オーストラリア州を代表する観光地の1つで、巨大な塩湖に塩田がつくられて奇跡的な絶景が生まれています。詳細は下記からご覧ください。

「ハットラグーン」徹底ガイド

■ビクトリア州のピンクレイク(オーストラリア)

オーストラリアの南部にはたくさんのピンクレイクがありまして、ビクトリア州については4ヶ所を取り上げています。詳細は下記からご覧ください。

「ビクトリア州のピンクレイク①メルボルンのウエストゲートパーク」徹底ガイド

■南オーストラリア州のピンクレイク(オーストラリア)

オーストラリアの南部にはたくさんのピンクレイクがありまして、南オーストラリア州については6ヶ所を取り上げています。詳細は下記からご覧ください。

「南オーストラリア州のピンクレイク6選」徹底ガイド

■サラダ・デ・トレビエハ湖(スペイン)

西ヨーロッパ最大級のピンクレイクなのですが、意外なことにあまり知られていません。街からすぐなので簡単に行くことができます。詳細は下記からご覧ください。

「サラダ・デ・トレビエハ湖」徹底ガイド

■レトパ湖(セネガル)

西アフリカではメジャーな観光地の1つで「ラック・ローズ」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「レトパ湖(ラック・ローズ)」徹底ガイド

■ナトロン湖(タンザニア)

強アルカリ性の塩湖で「生物が石化する湖」としても有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ケニア3大国立公園」徹底ガイド

■ウニアンガ湖群(チャド)

アフリカの秘境・チャドにあります。治安の面からも容易に行ける場所ではありませんが、周辺には素晴らしい大自然が広がっています。詳細は下記からご覧ください。

「エネディ山地②奇岩群や壁画など」徹底ガイド

■ジェリド湖(チュニジア)

北アフリカ最大の塩湖で、高知県や岡山県に相当する約7000km²もの広さがあります。詳細は下記からご覧ください。

「スターウォーズのロケ地②(チュニジア)」徹底ガイド

■トゥズ湖(トルコ)

近年SNSを通して有名になってきたピンクレイクです。季節限定ではありますが、ウユニ塩湖のような鏡面世界を楽しめると人気です。詳細は下記からご覧ください。

「トゥズ湖」徹底ガイド

■ナミブ砂漠の塩田(ナミビア)

ナミブ砂漠の「ウォルビス・ベイ」から10kmほど離れた場所にある塩田です。周辺にはたくさんの見どころがあるのでオススメです。詳細は下記からご覧ください。

「ナミブ砂漠②スワコプムント周辺」徹底ガイド

■ピンク・ラグーン・ラス・コロラダス(メキシコ)

近年のカンクンで1番人気の観光スポットです。塩田になっているのでシーズンに行けば安定してピンク色を見られます。詳細は下記からご覧ください。

「ピンクレイク」徹底ガイド

 

世界の湖については「世界のすごい湖総特集」を、世界のピンク系の場所については「世界のピンクのSNS映えスポット総特集」をご覧ください(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-パース(約10時間)
ベストシーズン 12月~3月
外務省 海外安全情報 オーストラリア
ガイドブック オーストラリアのガイドブック
ビザ ・ビザかETASの取得が必要

・30日まで滞在可

パスポート残存期間 滞在日数分あればOK
時差 ・東部時間:+1時間(シドニーなど)

・中部時間:+30分(ウルルなど)
・西部時間:-1時間(パースなど)
・サマータイム:あり(1時間すすめる)

チップ ・基本的には無し

・タクシーなど:端数を切り上げて渡す
・高級レストランなど:10~15%
・ルームサービスなど:2~5A$

日本への電話 0011(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
0011+81+3+9999-9999

公用語 英語
電圧とプラグ 220/240V

コンセントタイプ

通貨 オーストラリア・ドル(通貨コード:AUD、記号:A$)で補助通貨はセント(c)。1オーストラリア・ドル=100セント。

 

日本大使館 HP

オーストラリアの絶景一覧

オーストラリアの絶景

 

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