名称 |
キュリーズ島
(Curieuse) |
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場所 | セーシェル
(Seychelles) |
時差 | -5時間
サマータイム:無し |
時期 | 4月~10月
(乾季) |
キュリーズ島は、巨大なアルダブラゾウガメが放し飼いにされていて、しかも触れ合うことが出来るというスゴイ場所です。お隣のプララン島と共に貴重な動植物の宝庫となっていて、海も非常に美しいので多くの観光客が訪れます。
それではご紹介していきます。
■目次
拠点の街はヴィクトリア。セーシェルの首都であり最大都市で、マヘ島にあります。セーシェルの各島へ向かう玄関口であり、世界中からの観光客で賑わっています。人口は約26000人。
最寄りの空港はセーシェル国際空港(SEZ)。国内外合わせて17都市に就航しています。就航路線を知りたい方は、こちらからご覧ください。
宿はこちらです。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
ヴィクトリア

空港は市内中心部から南東に約10km離れています。市内への移動方法は、バス、タクシー、空港送迎の3つです。
空港を出てすぐの幹線道路沿いにバス停があり、ビクトリア方面は道路を渡った反対側です。ただ、スーツケースなどは持ち込みできません。
・「5番」「6番」「9番」など
・所要時間:約30分
・料金:55ルピー(約320円)(一律)
市内のバスステーションは、ランドマークの時計台から徒歩10分ほどの場所にあり、ここから島内各地へバスが出ています。
■バスステーション
タクシーは交渉制で、所要時間は約10分、料金は500ルピー(約3000円)です。日本人からすると遠い遠い謎の島国なのですが、実際には「ヨーロッパ人の人気リゾート地」なので高いです(^^;)
空港送迎は日本語で申し込めます。詳細はリンクからご覧ください。
・赤:マヘ島(Mahé island)
・青:プララン島(プラスリン島)(Praslin island)
・緑:キュリーズ島(Curieuse island)
キュリーズ島はプララン島の上にあります。行き方は様々で「マヘ島からの日帰りツアー」「プララン島からのアイランドホッピング(キュリーズ島・クーザン島・サンピエール島)」「プララン島からボートで個別にアクセス」といった感じです。マヘ島からプララン島まではフェリーで片道約1時間。飛行機だと約20分です。
■マヘ島のクルーズ船発着港
プララン島からだと、キュリーズ島側の町「アンス・ヴォルベール」や「アンス・ポセション」などからツアーやボートが出ています。
■アンス・ヴォルベール
肝心なことは、いずれにせよ予約しておくのがベターということです。セーシェルは日本では馴染みが無いですが、とにかくヨーロッパでは大人気のリゾート地であり、中でもアルダブラゾウガメと触れ合えるキュリーズ島はハイライトの1つです。
ツアーが満員で参加できないということは普通にありますので、予約をしてから行くのがオススメです。また、キュリーズ島の他にも絶景島だらけですので、ベストはアイランドホッピングかと思います。
キュリーズ島は、周辺一帯が「キュリーズ海洋国立公園」に指定されていて、美しさもさることながら、貴重な動植物に出会えるのが魅力です。
アルダブラゾウガメは、セーシェルの「アルダブラ環礁」に生息する固有種のリクガメです。アルダブラ環礁は、セーシェルといっても実は遠く離れていてコモロの方が近いです。
キリバス共和国のクリスマス島(オーストラリアのではありません)に次ぐ世界で2番目に大きな環礁で、1982年には世界遺産に登録されています。
出典:https://www.plants.ox.ac.uk
環礁内には多くの鳥類や1000種以上の昆虫類などのほか、なんと15万頭以上のアルダブラゾウガメが闊歩しているということですΣ(゚∀゚ノ)ノ しかし、それゆえ基本的には研究者しか立ち入ることは出来ず、アルダブラ環礁ツアーとうたわれているものも、船で周辺を巡るだけになります。
1978年から1982年にかけて、アルダブラ環礁から約300頭のアルダブラゾウガメがキュリーズ島へと移されました。その後、研究と繁殖が進められ現在は約700頭になっています。嬉しいことに島に放し飼いにされていて、上陸するとすぐにいます。触っても乗っても良しです(^^)
出典:http://www.seychellesnewsagency.com
世界でキュリーズ島とプララン島にしか生息していない鳥で、セーシェルの国鳥に指定されています。
こちらも世界でキュリーズ島とプララン島にしか生息していないヤシの木で、実の中にある種子がとても面白いんです。こちらです。
女性の股間部分ですね(〃∇〃)
見事ですね(*^^*) 実はココ・デ・メールは複数のギネス記録を持つスゴイ植物でもあります。
■主なギネス記録(他にもあるようです)
・世界最大の種子
・世界最大の野生果実
・世界最長の子葉(約4m)
・世界最大のヤシ科の雌花
実と種はこんな感じになっています。
さらに、雄株はこのような形をしています。
並べるとこうですね(^^;)
現地では次のような伝説が残っています。
満月の夜、雄株は自らを引き抜いて雌株の元へ行き情熱的に愛し合う。そしてその光景を見てしまったものは失明するか死んでしまう。。。
恐ろしいような、かわいらしいような光景です(^^) このような見た目なので、当然古来より「生命の象徴」「子宝に恵まれるアイテム」として珍重されてきました。なにせここでしか手に入らない品ですから、古くは周辺諸国の王様に献上される宝物だったそうです。
19世紀にプララン島を訪れたイギリスのチャールズ・ジョージ・ゴードン将軍は、プララン島を「アダムとイヴの島」「エデンの園」として本国に報告しました。ちなみに、これは購入することも出来て、プララン島で買うと2~3万円しますが、ヴィクトリアなら1万円くらいで売っています。
以上になります。貴重な野生動物の宝庫キュリーズ島。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
マヘ島のツアーはこちらです。
ヴィクトリアにある広大な植物園で、ここでもココ・デ・メールとアルダブラゾウガメは見られるので、キュリーズ島へ行く時間が無い人や、行くつもりだったけどツアーが満員で参加出来なかった人などは、こちらを訪れてみてください。植物が多いせいか、特にカメの周りには蚊が多いので、虫よけ対策を忘れないようにしてください。
・営業時間:8時~17時
・料金:100ルピー(約580円)
プララン島の東にある島で、絶景ビーチが無数にあるセーシェルにおいても、頭1つ抜けたビーチが2つあります。それぞれがトリップアドバイザーなどの「世界の美しいビーチ」によく選ばれるビーチで、ヨーロッパ人の間では非常に有名です。プララン島やキュリーズ島へ行き、さらに時間がある方にはオススメです。
島の南西部にあるビーチで、海やビーチの美しさはもちろんのこと、独特な形をしたフォトジェニックな巨岩が並んでいます。カップルが多く集うので「恋人岩」とも呼ばれています。
島の南端にある「アフリカの秘境ビーチ」と称されるビーチで、こちらも巨岩がゴロゴロしています。「アンス」にはフランス語で「入り江」という意味があり、セーシェルでは多くの土地に「アンス」とついています。
ヴィクトリア
