カプリ島の青の洞窟

 

カプリ島の青の洞窟はイタリアを代表する世界的観光地で、ナポリから日帰りで訪れることができます。天候の影響を大きく受けるので、青の洞窟以外も候補に入れて予定を組むのがオススメです(^^)

 

 

「カプリ島の青の洞窟」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

ナポリ
ナポリの見どころ 

 

ナポリは、ローマ・ミラノに次ぐイタリア第3の都市で、紀元前6世紀からの歴史を持つ古都です。13世紀にはナポリ王国の首都が置かれていました。現在は南イタリアの最大都市になっています。人口は約97万人。

 

最寄りの空港はナポリ・カポディキーノ国際空港(NAP)。国内外合わせて約80都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちら。ローマからナポリへのアクセスや、空港から市内へのアクセスなどは「ナポリ①観光の基本情報」をご覧ください。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

 

 

カプリ島はナポリから南に約30km離れた場所にあります。東京都の千代田区とほぼ同じくらいの面積で、西暦26年にはローマ帝国第2代皇帝ティベリウスが暮らしていました。人口は約7200人。空港はありません。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

通貨はユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セントで、現地ではセントを「チェンテージモ(単数形)」「チェンテージミ(複数形)」と呼んでいます。本日のレートはこちら。

 

 

 

ナポリからカプリ島

■ナポリ港(モロ・ベヴェレッロ港)
 

 

ナポリからカプリ島へは、ナポリ港から高速船かフェリーに乗ります。ナポリ中心部からナポリ港までは、ガルバルディ駅から頻繁にトラムが出ています。所要時間は約10分、料金は1€です。タクシーだと約10分、料金は約11€になります。

■高速船「アリスカーフォ」
・所要時間:約50分
・料金:20.5€

 

■フェリー
・所要時間:約1時間半
・料金:14~20€

 

船の時刻表と料金
オンライン購入

 

フェリーは揺れが大きく、エチケット袋が用意されているほどなので、酔いやすい方は酔いどめを飲んでおいてください。また、カプリ島のトイレは基本的に優良なので、船のトイレで済ませておくのがオススメです(^^)

 

■カプリ港(マリーナグランデ)
 

 

また、各地からカプリ島へのアクセスは下記になります。

■イスキア島から
・高速船:約40分
・フェリー:約1時間半

 

■ソレントから
・高速船で約20分

 

■サレルノから
・高速船で約11時間
・フェリーで約2時間

 

 

カプリ港から「青の洞窟」

カプリ島の青の洞窟 

 

青の洞窟へ行く方法は船(モーターボート・周遊船)・バス・タクシーの4つがありまして、ここではタクシー以外の3つをご紹介します。

 

 

船着き場の目の前の「Grotta Azzurra」「Giro dell’ lsolla」と書かれた受付でチケットを購入します。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

■グロッタ(Grotta Azzurra)
・モーターボート
・直接洞窟へ行く
・洞窟だけでOKという人
・料金:15€
オンライン予約

 

■ジーロ(Giro dell isola)
・島を周遊する観光船
・青の洞窟をオプションで選択可能
・青の洞窟あり:約1時間45分
・青の洞窟なし:約1時間

 

グロッタの場合、洞窟までは約10分で到着するのですが、特にハイシーズンだと洞窟の前で順番待ちが発生し、船の上で1~2時間ほど待つこともあります。こんな感じですね(^^;)

 

 

洞窟内部へは4人乗りの小さな手こぎボートでしか行けないので、洞窟前で乗り換えます。ここで長時間微妙に揺られ続けると、船酔いに強い体質の人でも酔うことがあるので、ハイシーズンは酔いどめを飲んでおくのがオススメです。また、帽子・サングラス・飲料水などは必携です。

 

 

バスで行く場合「マリーナグランデ」→「アナカプリで乗り換え」→「グロッタ・アズーラ(青の洞窟)」という流れになります。所要時間はそれぞれ20~30分なので港からだと約1時間かかります。

 

フェリーでカプリ島に到着したら、まず近くにあるバス乗り場へ移動し「アナカプリ」行きのバスに乗ります。チケットは1回券が1.8€、1日券が8.6€です。カプリ島に滞在する方は1日券を購入してください。ケーブルカーにも乗ることが出来て、山の上にあるカプリの町へ行くことが出来ます。ただ「アナカプリ」→「グロッタアズーラ」は1日券では乗れません(^^;)

 

「カプリ島の青の洞窟」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

アナカプリ行きのバスは20分に1本ほどのペースで運行しています。バスターミナルは終点というわけではないので、皆が降りるバスターミナルで一緒に降りてください。バスのスタッフも「アナカプリ」と言ってくれるので分かると思います。

 

現地に着いたら階段から下に降りて、お金を払い船に乗ります。待ち時間が少なく、陸の上なので船酔いが無いことがメリットと言えます。

 

カプリ島の青の洞窟
photo by:Hardo Müller

 

ちなみに、陸からにしても海からにしても「手こぎボート運賃+洞窟入場料」で別途14€かかります。

 

 

青の洞窟

カプリ島の青の洞窟
photo by dr_tr

 

青の洞窟の入り口は、幅が約2m、高さが約1m。船頭の合図で身体を後ろに倒して入っていきます。そして少し進んだら後ろを振り返ります。

 

カプリ島の青の洞窟

 

さすがの絶景ですΣ(゚∀゚ノ)ノ 洞窟は奥行きが約54m、高さは最大で約15mにもなります。小舟はゆっくりと洞窟内を一周しますが、時間はそう長くないので写真はどんどん撮ってください。

 

ただ、「揺れている」「暗い」「他のお客さんもいる」という状況なので、混んでいると良い写真を撮るのは難しいです。例えばGoProで録画しっぱなしにして、良いところをキャプチャして写真にするというのもありだと思います。洞窟から出て船に戻る時には船頭さんにチップで1€あげてください(^^)

 

カプリ島の青の洞窟

 

ここは常に入れるわけではなく、海況によってクローズすることが多々あります。4月頃から確率が上がり、6月~8月は高確率で入れると言われています。また、洞窟内への光の差し込み方で青の度合いが変わってきます。午前中が良いとされているので、できれば青の洞窟は前日入りしておくのがオススメです。

 

ここでポイントになるのが、青の洞窟に入れるか否かは「当日9時」に発表されるということです。こちらのHPでチェックできます

 

カプリ島の青の洞窟

 

「入れる」を前提とするならば「前日入りして朝9時の段階で現地にいて、洞窟に入れることになったらすぐに入ってしまう」というのがベストではあります。しかし、もし「入れない」となったならば「前乗りが無駄だった」と感じてしまいますよね。でも青の洞窟が一番の目的であれば、やはり前日入りの方が良いと思います。

 

カプリ島の青の洞窟

 

もちろん9時に「入れる」と発表されてからナポリを出発してもいいのですが、非常に慌ただしくなるのと「待ち時間」という厄介な敵があるためオススメできません。青の洞窟は世界的な観光地ですから、ピークシーズンは本当に数時間待たされることもあります。

 

カプリ島の青の洞窟

 

そしてカプリ島は青の洞窟だけではないので、その1日は割り切って島内観光をしても良いですし、カプリ島からフェリーで日帰りで行ける「世界一美しい海岸線」こと「アマルフィ」などに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。島の南東に位置する「トラガラの展望台」は絶景を一望出来るのでオススメです。

 

■カプリ島の「トラガラの展望台」

 

カプリ地区の中心である「ウンベルト1世広場」から徒歩15分ほどで行くことができます。画面を左に回していただくと大きめの奇岩が海から出ているのが分かると思います。これらは「ファラリオーニ」と呼ばれていて、カプリ島を象徴する景色として知られています。

 

 

以上になります。イタリアが誇る絶景洞窟。ぜひ行ってみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「カプリ島の青の洞窟」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界の青の洞窟

■メイス島の青の洞窟(ギリシャ)

国としてはギリシャですが、位置的にはトルコの沿岸部で、「メギスティ島」や「カステルリゾ島」とも呼ばれています。カプリ島と同レベルなのに人が少なく、しかも泳げるので一番オススメです。詳細は下記からご覧ください。

「カシュ/メイス島(カステルリゾ島)」徹底ガイド

■ビシェヴォ島の青の洞窟(クロアチア)

アドリア海に浮かぶ小さな島で、カプリ島の青の洞窟より少し規模が小さいものの、その輝きはひけをとりません。詳細は下記からご覧ください。

「ビシェヴォ島の青の洞窟」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な洞窟がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい洞窟総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から、特にスゴい68ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ドバイ(約11時間)

・ドバイ-ナポリ(6時間半)

ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 イタリア
ガイドブック イタリアのガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 シェンゲン協定加盟国出国時90日以上
時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ ・タクシー:10%程度

・レストラン:基本的には不要
・ホテルで荷物を運んでもらう:1~5ユーロ

日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるイタリア語 ①おはよう。

Buon giorno.(ボン ジョルノ)

 

②こんにちは。
Buon giorno.(ボン ジョルノ)

 

③こんばんは。
Buona sera.(ボナ セーラ)

 

④ありがとう。
Grazie.(グラッツェ)

 

⑤さようなら。
Ciao.(チャオ)

 

⑥はい・いいえ。
Si・No.(スィ・ノ)

 

⑦~へ行きたい。
Voglio andare ~.(ヴォリオ アンダーレ~)

 

⑧これがほしいです。
Voglio questo.(ヴォリオ クエスト)

 

⑨これはいくらですか?
Quanto costa?(クワント コスタ?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Un po’ di scont, per Favore?
(ウン ポ ディ スコント ペル ファボーレ?)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。

 

日本大使館 HP

イタリアの絶景一覧

イタリアの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

■赤のアイコン
個別のガイド記事です。

 

■その他の色のアイコン
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

スポンサーリンク