「シバーム」徹底ガイド:旅の大辞典

 

名称

サナア

(Sanaa)

場所

イエメン

(Yemen)

時差

-6時間

(サマータイム無し)

時期

11月~3月

イエメンは現在「退避勧告」が出ています。渡航はしないでください。

シバームは「砂漠のマンハッタン」「世界最古の高層ビル群」と称される場所で、日干しレンガで造られた高さ30mにもなる高層建築が、荒野のど真ん中に突如として現れる様子は圧巻です。

 

それでは、ご紹介していきます。

 

 

■目次

 

 

■拠点の街・最寄り空港・就航路線

 

 

拠点の街はサユーン(セイユーン)。イエメン中央部のハドラマウト地方の中心地で「100万のヤシの木に囲まれた町」と称されます。スルタン・アル=カシーリー宮殿という立派なランドマークもあります。人口は約45000人。

 

最寄りの空港はサユーン空港(GXF)。現在は内戦の影響でほとんど使われていないようです。

 

 

■空港から市内への移動

 

 

空港は市内中心部から北に約3km離れています。市内への移動方法はタクシーかダッバーブ(乗り合いワゴン)です。

 

 

■シバーム

 

 

シバームは、サユーンから西に約30km離れています。移動方法はタクシーで、所要時間は約20分です。

 

 

衛星写真で見ると一帯はこのようになっています。アイコンがシバームです。

 

「シバーム」徹底ガイド:旅の大辞典

 

大地を這う木の根っこのような模様になっていますが、これは太古の昔に川がつくりあげた大渓谷「ワディ・ハドラマウト」の様子です。全長約60km、幅2km、深さは300mにも及びます。サユーンやシバームは大渓谷の底に造られた街なんですね。少し範囲を広げるとこのようになります。

 

「シバーム」徹底ガイド:旅の大辞典

 

中央一帯は砂漠や荒野が広がります。サナアとは約600km離れていて、車だと約9時間かかります。衛星写真からも見て取れますが、サナアは標高2300mの高地にあるため、夏でも平均気温は27度ほどです。

 

「シバーム」徹底ガイド:旅の大辞典

 

さらに範囲を広げると、アラビア半島がほとんど砂漠に覆われていて、国は沿岸部につくられていることが分かります。アイコンがシバーム、青がサナア、緑がドバイです。

 

 

そして、こちらがシバームです。東西500m×南北400mという狭いエリアにイエメン様式の高層住宅が約500棟立ち並んでいますΣ(゚∀゚ノ)ノ 多くは16世紀に建てられたもので、1982年に世界遺産に登録されています。

 

奥の断崖を見ると谷底の街だということがよく分かります。ただ、規模が大きすぎるので周辺はもはや平地のようになっています。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。

 

 

なんか別な星みたいですね(^^;)「砂漠のマンハッタン」と称されるのも納得です。反対側の奥の方では男の子たちがサッカーをしていて砂煙が巻き上がっています。スゴイ場所で育つ人達がいるんだなーと感じさせられます。

 

 

シバームの高層建築はサナアと少し違います。まず高さですが、サナアが4~7階建てで平均20mほどに対し、シバームは5~9階建てで平均30mほどになります。

 

また、サナアでは1・2階部分を石造りにすることで強固な土台にして、現代のビルのような長方形を実現しているのですが、シバームでは1階から日干しレンガが使われていて強度に不安があるため、上にいけばいくほど細くなる台形になっています。

 

■サナア

 

■シバーム

 

そして最大の違いは、サナアの高層建築は1つ1つが独立しているのに対し、シバームは上層階に連絡通路が造られていて、建物同士を行き来出来るということなんですΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

外出する機会の少ない女性達は上層階に住んでいて、主に女性達の階がつながっているそうです。たしかにエレベーターも無いので上り下りは一苦労ですから、子育てなどで周囲の協力が不可欠な女性にはありがたい構造です。

 

ある意味「未来都市」のような構造になっていますが、それを400年以上前に日干しレンガでつくりあげて、しかも今に残っているというのが本当に驚きです。内部の造りについてはサナアのページをご覧ください。

 

 

奥が旧市街で、手前が新市街です。新市街の裏にある岩山は登ることができて、上にも「コーカバン」という街が築かれています。シバームとコーカバンは兄弟都市で、シバームが農業を、コーカバンは軍事を担っていました。

 

約350mの高低差がありますので登るのは大変ですが、上からはシバームの高層建築を眼下に一望できるのでオススメです。

 

ちなみに、屋根に塗られているのは漆喰です。日干しレンガなので、これを塗らないと雨で崩れてしまうんですね。なので、モスクやお金持ちの家ほど多くの面積が白く塗られています。

 

 

サナアと同じでシバームの歴史も非常に古く、紀元前8世紀頃にはハドラマウト王国の都として存在していたとされています。ちなみに「シバーム」という名前には「シバの女王の息子」という意味があります。シバの女王は旧約聖書に登場する人物で、一説にはシバ国が現在のイエメン西岸にあったとされています。

 

シバ国やシバームは「樹脂からつくる香水の原料」である「乳香(にゅうこう)」の産地として栄えたとされていて、それを狙う遊牧民や盗賊から街を守るために城壁を築き、狭い土地を活かすために高層建築が発展したと言われています。

 

■乳香
「シバーム」徹底ガイド:旅の大辞典
出典:ウィキペディア

 

また「千夜一夜物語」に登場する「船乗りシンドバット」の故郷という説もあります。確かに言われてみれば、シンドバットが大鷲と肉を利用してダイヤモンドを手に入れた谷と似ているのかもしれません。

 

「シバーム」徹底ガイド:旅の大辞典 「シバーム」徹底ガイド:旅の大辞典
出典:https://www.luikerwaal.com

 

以上になります。様々な伝説に登場する砂漠のマンハッタン「シバーム」。イエメンが平和になったら、ぜひ行ってみてください(^^)

 

 

■備考

行き方

■航空便例
日本-カイロ空港(約13時間)

 

カイロ空港-サユーン空港(約3時間半)

 

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「シバーム」徹底ガイド:旅の大辞典
イエメンの設定です。

備考

 

⇒中東のガイドブック

 

 
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