ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

ヒエラポリス-パムッカレは、真っ白な石灰華段と、その後ろに広がるローマ遺跡の総称で、トルコでも屈指の世界的観光地です。こちらのページでは観光の見どころについてご紹介します。各地からのアクセスについては「パムッカレ①」をご覧ください(^^)

 

 

「ヒエラポリス-パムッカレ②観光の見どころ」:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

パムッカレの石灰華段

 

 

パムッカレ村から石灰華段までは徒歩で行くことが出来ます。パムッカレ村専用の入口があり、そこでチケットを購入します。

・基本:6時~21時/冬:6時~17時
・料金:50リラ(ヒエラポリスと共通)

 

まず結論としまして「パムッカレは午前中と夕方に2回行くか、午前中から日没までズーッといるのがベスト」になります。それでは順を追ってご説明していきます(^^)

 

村からの道は一本道なので迷うことはありません。

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

石灰華段は約200mに渡って続いていて、その上を歩いていきます。すぐに絶景が広がるので、画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

道が非常に滑るのと、水たまりは入ってもOKなので、基本的には裸足で歩いていきます。ストリートビューには水着の人も写っていますね(^^) ハイライトの石灰華段まで地味に距離がありまして、裸足で歩くのが気になる方はマリンシューズなどを持っていくのがオススメです。上に行けば行くほど絶景になっていきます。

 

 

ナチュラルプールとしても世界トップレベルですね(*´ω`*) そして、ハイライトの石灰華段が登場です。

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

真っ白ですねΣ(゚∀゚ノ)ノ 石灰華段は世界中に存在しますが、これほど白い場所は非常に珍しいです。有名な石灰華段としては、例えば中国の「黄龍風景区」があります。

 

■黄龍
ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

素晴らしくキレイですが白くはないですよね。石灰岩は炭酸カルシウムの比率が高いほど白くなります。パムッカレは地熱に恵まれた場所だったので、石灰質の土壌に染み込んだ地下水が熱水となり、より成分が溶けだして、炭酸カルシウムを豊富に含む温泉になりました。それが地表に湧き出て流れ続けているため、このような純白になっています(,,゚Д゚)

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

うっとりする美しさですよね(*´ω`*) しかし、実はパムッカレの体験談の中には「ガッカリだった」「行く価値がない」という声もあります。理由は「水が全然無かった」「人が多すぎる」「数年前までは水もあったし、人も少なかった」というものです。

 

しかしこれは誤解でして、午前中に行くことで全て解決します。まずは下をご覧ください。ほとんど同じ場所で撮った写真を比較してみました。全て左が午前中の写真で、右が午後の写真です。

 

■午前中                 ■午後
ヒエラポリスとパムッカレの見どころ ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

全然違いますよね。確かに右側の状態だけを見るとガッカリしてしまいます。なぜこうなるかと言うと「水が十分に流されているのは早い時間帯のみ」だからです。

 

パムッカレはトルコの貴重な観光資源なので地下水を枯渇させるわけにはいきません。しかし自然のままダダ流しにしていたら、いつか枯渇してしまうかもしれませんよね。そのため水量は完全に管理されていて、昼頃には栓の多くが閉じられ最低限の水が流れるのみになります。

 

つまり、午後以降は時間が経つにつれて水が少なくなってしまうんです。「ガッカリした」と述べている人は、午前中に到着していない人だと考えられます。例えば、こちらは2019年3月のストリートビューです。

 

 

カラッカラです( ̄▽ ̄;) 時間までは不明ですが、空が少し赤らんでいるので夕方頃だろうと思われます。そしてこちらが同じ場所での2020年11月のストリートビューです。

 

 

水面が輝いてますね(*´ω`*) とはいえ、これも右奥を見ると水が少ないので、太陽の感じをみても、正午を過ぎてから撮影されたものではないかと思います。でも、これで「今はもう水が無い」のではなく「時間帯によりけり」ということは見て取れると思います。

 

また、これはどこの観光地でも同じですが、昼頃になれば多くの観光客がやってきます。パムッカレは世界的観光地なので、遠く離れたイスタンブールからもツアーが出ています。

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

赤いアイコンがパムッカレです。イスタンブールからツアーが出ているということは、それより近くにある都市の全てからツアーや直通バスが出ているわけなので、日中は大混雑します(ノД`)

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

ということで、午前中に行けば今でも問題なく水がたっぷり張った美しいパムッカレを見ることができます。もちろん朝イチであればあるほど人は少なくなります(^^) そして、パムッカレは真っ白な大地なので夕日の名所としても知られています。

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

夕日の時間も人はあまりいません。こんな状態になります。

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

ツアー客は日中にやってきて数時間で帰ってしまうので、いつのまにか人がゴッソリいなくなっています(^^;) パムッカレ村に宿泊している人は午前中には石灰華段に来ているので、夕日までだと時間が余ってしまい、やはり宿に戻ってしまうんですね。

 

再入場できれば夕日を見に戻ってくると思うんですが、今は再入場できなくなっているので、ほとんど戻ってきません。ということで、冒頭に書いたとおり「パムッカレは午前中と夕方に2回行くか、午前中から日没までズーッといるのがベスト」になります。

 

50リラは750円ほどなので、一生に一度のことですから2回行って美しいサンセットを鑑賞するのもありだと思います。最初から1500円の入場料と思えば良いですし(^^)

 

 

パムッカレ温泉

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

パムッカレ名物となっている「本物の遺跡が沈んでいる温泉」ですΣ(゚∀゚ノ)ノ 水中カメラや、防水ケースを付けたスマホを持っていくと、世にも珍しい遺跡温泉の記念写真が撮れます。

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

水温は35度なので温泉というよりも温水プールでです。シーズンによっては寒いので注意してください。また、タオルのレンタルは無いので持参してください。

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

・営業時間:8時~19時半
・料金:50リラ
・ロッカー:5リラ

 

 

ヒエラポリス

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

 

石灰華段の北に位置する都市遺跡で「聖なる都市」という意味があります。紀元前190年頃からローマ帝国の温泉保養地として繁栄しましたが、1354年に大地震があり廃墟と化してしまいました。

 

ハイライトである円形劇場は最大で15000人を収容できたそうです(,,゚Д゚) ここは保存状態も良く見ごたえがありますが、全体的にはパムッカレのオマケという感じです。

 

ヒエラポリスとパムッカレの見どころ ヒエラポリスとパムッカレの見どころ

・夏季:8時半~19時
・冬季:8時~17時
・料金:50リラ(パムッカレと共通)

 

以上になります。世界屈指の美しい石灰華段・パムッカレ。ぜひ行ってみてください(^^) アクセスなどは「パムッカレ①」をご覧ください。

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「ヒエラポリス-パムッカレ②観光の見どころ」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界の変わった温泉

■ブルーラグーン(アイスランド)

世界最大の露天入浴施設で、面積は「50mの競泳用プールが4つ分」の約5000m²にもなります。詳細は下記からご覧ください。

「レイキャビク③ブルーラグーン」徹底ガイド

■ムリーノの滝(イタリア)

温泉が流れている小さな滝で、その下に石灰華段が出来ています。無料で入ることができて「世界一美しい温泉」と言われています。詳細は下記からご覧ください。

「ムリーノの滝」徹底ガイド

■マタランカプール(オーストラリア)

ノーザンテリトリーにある天然温泉で温度は34度くらいです。森の中に澄み切った水が流れる様子は神秘的です。詳細は下記からご覧ください。

「マタランカプール」徹底ガイド

■タバコン温泉リゾート(コスタリカ)

地熱に温められて温水プール状態になった川を利用した温泉施設です。詳細は下記からご覧ください。

「タバコン温泉リゾート」徹底ガイド

■ボヘミアの温泉三角地帯(チェコ)

ボヘミア西部に位置する「カルロヴィ・ヴァリ」「マリアンスケー・ラーズニェ」「フランチシュコヴィ・ラーズニェ」を総称して「温泉三角地帯」と呼びます。入浴よりも「飲泉」がメインです。詳細は下記からご覧ください。

「温泉三角地帯①カルロヴィ・ヴァリ」徹底ガイド

■ブダペスト(ハンガリー)

「ドナウの真珠」と称される美しい街並みと、ヨーロッパ屈指の温泉が大人気の世界的観光地です。詳細は下記からご覧ください。

「ブダペスト②温泉」徹底ガイド

■ヘーヴィーズ温泉湖(ハンガリー)

湖がまるごと温泉になっているスパリゾートで、ブダペストから日帰りで行くことができます。詳細は下記からご覧ください。

「ヘーヴィーズ温泉湖」徹底ガイド

■カルディラ・ヴェーリャ(ポルトガル)

絶景の宝庫「アゾレス諸島」の森の中にある温泉です。詳細は下記からご覧ください。

「カルディラ・ヴェーリャ」徹底ガイド

■トラントンゴ温泉(メキシコ)

メキシコシティから車で約4時間離れた山奥にある天然温泉施設で、本物の温泉川や巨大な温泉滝など、日本では不可能なスケールで温泉を楽しむことができます。詳細は下記からご覧ください。

「トラントンゴ温泉」徹底ガイド

■ハママートマイン(ヨルダン)

ヨルダンの有名な観光地で、なんと滝自体が温泉になっています。詳細は下記からご覧ください。

「ハママートマイン」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-イスタンブール(約12時間)

・イスタンブール-デニズリ(約60分)

ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 トルコ
ガイドブック トルコのガイドブック
ビザ 90日以内の観光はビザ不要
パスポート残存期間 入国時150日以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。
時差 -6時間(サマータイム無し)
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるトルコ語 ①おはよう。

Günaydın(ギュナイドゥン)

 

②こんにちは。
Merhaba(メルハバ)

 

③こんばんは。
İyi akşamlar(イイアクシャムラル)

 

④ありがとう。
Teşekkür ederim(テシェッケル エデリム)

 

⑤さようなら。
Güle güle(ギュレ ギュレ)

 

⑥はい・いいえ
Evet・Hayır(エヴェット・ハユル)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ
コンセントタイプ
コンセントタイプ
コンセントタイプ

通貨 トルコ・リラ(通貨コード:TRY、記号:TL)で、補助通貨はクルシュ(Kr)。1リラ=100クルシュ。

 

日本大使館 HP

トルコの絶景一覧

トルコの絶景

 

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