イスタンブールは古代から世界史の中心地の1つで、「ビザンティウム」「コンスタンティノープル」と名前を変えながら、東西の交易路として発展し続けました。当サイトでは4ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「イスタンブール②スルタン・アフメット地区」になります(^^)
「イスタンブール②スルタン・アフメット地区」:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
イスタンブールには多くの見どころがありますが、ここは外せないという7ヶ所を厳選しました。こちらのページでは赤のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
1616年に造られたモスクで、イスタンブールのシンボルであるとともに「世界で最も美しいモスク」と称されます。その色合いから「ブルーモスク」とも呼ばれていて、世界で唯一となる6本のミナレットが、高さ43m、直径27.5mという巨大なドームを囲んでいます(,,゚Д゚)
6本になった理由は諸説あります。1つ目は、スルタンが建築家に言った「アルトゥン(黄金)」という言葉を、建築家が「アルトゥ(6本)」と聞き間違えたという説。これはあるかもしれないですね(^^;)
2つ目は「当時6本のミナレットを持つモスクはメッカにしかなくて、それと同格にするために6本にした。しかし、そのままでは怒られてしまうので、メッカに新たなミナレットを1本贈り『メッカは7本・イスタンブールは6本・他は4本』という構図をつくって、自らを別格なものにした」という説です。
内部もすごい空間になっています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
数万枚のブルータイルやステンドグラスで覆われていて圧巻の美しさです(,,゚Д゚) 礼拝の時間は入ることが出来ません。また、肩やヒザが出ている服装はNGですが、入り口で民族衣装を貸してもらえます。
【スルタン・アフメット・ジャーミー】
■営業時間
・4月~9月:8時半~19時
・10月~3月:8時半~17時
■料金:無料
■公式HP
ちなみにマレーシアにもブルーモスクと呼ばれるモスクがあります。詳細は「クアラルンプール②ブルーモスク」をご覧ください。
■マレーシアのブルーモスク
350年頃にキリスト教の大聖堂として建設され、その後、幾度となく焼失・破壊・崩壊・再建を繰り返し、1453年にオスマン帝国のメフメト2世がモスクとして使うことを宣言しました。
そして1934年、トルコ共和国の初代大統領であるムスタファ・ケマル・アタテュルクが「博物館」に転用したことで世俗化され、一切の宗教的使用が禁じられました。このときの改装・修復で、漆喰に覆われていた昔のモザイク画などが再び姿を表しました(,,゚Д゚)
内部は世界のどの教会やモスクとも違う雰囲気になっていて、ドームの一角には大きく聖母マリアが描かれています。
そして「聖母マリアの手形」「すすり泣く柱」と呼ばれる名所があります。柱の小さなくぼみに指を入れて濡れるか、親指をくぼみに入れた状態で残りの指を柱につけて一回転させられれば願いが叶うとされています。
さらに2020年7月24日、アヤソフィアは再びモスクに戻り「アヤソフィア・ジャーミー」となりました。同日、実に86年ぶりとなる金曜礼拝が行われ、トルコ政府の首脳陣も顔を揃えました。礼拝の時間以外であれば引き続き中に入ることが可能です。モスクなので入場料も無くなりました(^^) 夜には美しくライトアップされます。
【アヤソフィア・ジャーミー】
■営業時間
・4月~9月:9時~19時
・10月~3月:9時~17時
■料金:無料
世界のモスクについては「世界のすごいモスク総特集」をご覧ください。
1453年からオスマン帝国のスルタン(君主)が暮らした宮殿で、面積は東京ドーム15個分に相当する70万m²Σ(゚∀゚ノ)ノ 現在は博物館として使用されています。実は「宮殿」に相当する建物は無くて、ハーレム・宝物館・離れ・議会場など20以上の建物を総称して「トプカプ宮殿」と呼びます。
特に宝物館は見ごたえがあり、シンドバッドの冒険やアラジンの中に出てくるような「財宝」の数々が展示されています。非常に人気なので基本的に行列が出来ています(^^;)
こちらは「トプカプの短剣」。3つの大きなエメラルドがはめ込まれ、ダイヤモンドも散りばめられています。
こちらは「スプーン職人のダイヤ」といって、世界で7番目に大きい86カラットのダイヤモンドを、49個の小さいダイヤモンドで囲んでいますΣ(゚∀゚ノ)ノ
しかし、トプカプ宮殿の一番の見どころはダイナミックな眺望です。敷地内には4つの庭園がありますが、第4庭園からは金閣湾と新市街を一望できます(^^)
【トプカプ宮殿】
■営業時間
・4月~9月:9時~18時45分
・10月~3月:9時~16時45分
・火曜日:休み
■料金
・入場料:60リラ
・ハーレム:35リラ
■オーディオガイド
・トプカプ宮殿:20リラ
・ハーレム:20リラ
・トプカプ宮殿+ハーレム:30リラ
宮殿と名がついていますが、正式名称は「バシリカ・シスタン(Basilica Cistern)」といって、東ローマ帝国時代に造られた巨大な貯水槽です。全長143m、幅65m、高さ9mという巨大な空間で、ぼんやりと灯りがともる薄暗い空間に、336本もの大理石の柱が並んでいます(,,゚Д゚)
現在も水が張られていて、水の中には魚がたくさん泳いでいます(^^;) そして最大の見どころは、1985年の改修工事で発見された2つの「メデューサの土台」です。
なぜか2つの柱だけ土台がメデューサの彫刻になっているんですΣ(゚∀゚ノ)ノ 目がギョロッとしているので迫力があります。なぜ2つだけこうなっているのか、その理由は未だに分かっておりません。
ここにもアヤソフィアと同じく、親指を入れて一回転させると願いが叶うと言われている柱があります。「涙目の円柱」と呼ばれていて、観光客が試していると思うので探してみてください。中央の左側にあります。
【地下宮殿】
・営業時間:9時~18時半
・料金:30リラ
・無休
・公式HP
15世紀半ばからの歴史があるバザールで、現地では「屋根付き市場」を意味する「カパルチャルシュ」と呼ばれています。スルタン・アフメット地区に隣接する「ベヤズット地区」にあり、アヤソフィアから徒歩10分です。
4000店が軒を連ねる巨大バザールは、入り口だけで21ヶ所もあり、中には60もの通路が入り組んでいるので、油断すると迷子になります(^^;) 業種ごとにエリアが分かれているので、目当てのものがあるときは便利です。地図はこちらで、下記の色分けになっています。
・金:金製品
・緑:絨毯
・青:衣類
・オレンジ:銅製品
・紫:布関係
・ピンク:お土産・雑貨
・茶:革製品
・赤:骨董品
・灰:銀製品
シーシャや絨毯、チャイのポッドやトルココーヒーなど、トルコの土産物は全部揃っています。
【グランドバザール】
・営業時間:8時~19時
・日曜日:休み
以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。
イスタンブールは日本語で予約出来る現地ツアーも多くあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | 日本-イスタンブール(約12時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 トルコ |
ガイドブック | トルコのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光はビザ不要 |
パスポート残存期間 | 入国時150日以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | -6時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるトルコ語 | ①おはよう。
Günaydın(ギュナイドゥン)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | トルコ・リラ(通貨コード:TRY、記号:TL)で、補助通貨はクルシュ(Kr)。1リラ=100クルシュ。
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日本大使館 | ・HP |
トルコの絶景一覧 |
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