リヤドは中東でも有数の世界都市で、サウジアラビア観光の起点となり、高層タワーや高級ホテル、遺跡や巨大な洞窟など多くの見どころがあります。地図で見るとまとまっているように見えますが、実は非常に広い範囲に点在しているので観光には時間がかかります(^^)
「リヤド」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:タクシーで行く
2-2:配車アプリで行く
2-3:空港送迎で行く
3・リヤドの見どころ一覧
4・キングダム・センター
5・アル・ファイサリア・タワー
6・キング・アブドラ・パーク
7・マスマク城
8・ディルイーヤヤ遺跡
9・Ain Heet Cave
10・エッジ・オブ・ザ・ワールド
11・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
リヤドは、サウジアラビアの首都で同国最大の都市です。街としての記録は19世紀に入ってから残るようになりましたが、人々が定住したのは古代にまで遡ると考えられています。人口は約525万人。
最寄りの空港はリヤド空港(RUH)。国内外合わせて約80都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はサウジアラビア・リヤル(通貨コード:SAR)で、補助通貨はハララ。1リヤル=100ハララで、本日のレートはこちら。
空港は市内中心部から北に約35km離れています。市内への移動方法は、タクシー、配車アプリ、空港送迎の3つです。
・所要時間:約1時間
・料金:60~90リヤル
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
リヤドには多くの見どころがありますが、ここは外せないという7ヶ所を厳選しました。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
2002年に建てられた高さ302mの高層ビルで、リヤドでは最も高く、サウジアラビアでは5番目の高さです。内部はショッピングモールや、フォーシーズンズホテルなどが入っていて、77階に「世界一高いモスク」が、99階に「スカイブリッジ」という展望フロアがあります(,,゚Д゚)
頂上部分は栓抜きのような形になっていて、栓抜きの突端部分が展望フロアになっていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 正面からも隣接するモールからも入れるようになっていて、チケットカウンターは2階。一度77階でエレベーターを乗り換えて99階へ上がります。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
こちらがスカイブリッジです。細いので形状を思い出してしまい怖さが増すような気がします(^^;) 夜は美しくライトアップされます。
【キングダム・センター】
■営業時間
・土~木:12時~23時
・金:16時~23時
■料金:63リヤル
■公式HP
ちなみに、上海にはもっと高い「栓抜きタワー」があり、同じように最上階が展望フロアになっています(,,゚Д゚) 詳細は「上海③中心部の見どころ」をご覧ください。
■上海環球金融中心
高さ267mの高層ビルで、中にはショッピングモールやホテルが入っています。特徴的なのは上部に設置された球体です。周辺に高い建物が無いことも相まってリヤドのランドマークになっています。
球体の下には屋外展望台があるので、キングダム・センターとはまた違った眺望を楽しむことができます。本来は有料ですが宿泊客は無料になります(^^)
【アル・ファイサリア・タワー】
■営業時間
・土~木:10時~23時
・金:16時~23時
■展望台:40リヤル
■公式HP
世界の高層建築物については「世界のタワー&高層ビル総特集」をご覧ください。
キング・アブドラ・パーク
photo by:www.greatruns.com
リヤドで最大の都市公園で、高さ37mの位置に国旗が掲揚されています。サウジアラビアで噴水というと、高さ312mに達すると言われるジェッダの「キングファハド・ファウンテン」が有名ですが、こちらではドバイ・ファウンテンのようなカラフルな噴水を楽しむことができます。
世界のすごい噴水については「ドブロブニク②旧市街の見どころ」のページに一覧を載せております。
1902年、後の初代サウジアラビア国王・アブドゥルアズィーズはクウェートに亡命していました。そのとき、マスマク城を居城にしていたのが敵対関係にあったアジュラーン総督。アブドゥルアズィーズはわずか40人の手下を従えて奇襲攻撃を行い、見事勝利してサウード家の復活を宣言しました。
城の入り口には木の扉があって、当時の戦いの跡を見ることができます(,,゚Д゚) 現在は歴史博物館になっていて民族衣装などが展示されています。
【マスマク城】
■営業時間
・土~水:8時~12時/16時~21時
・木:16時~21時
・金:休み
■入場料:無料
リヤドの中心部から北西に約30km離れた場所にある遺跡です。15世紀にサウード家が拠点にして、1744年~1818年の第一次サウード王国では首都として栄えましたが、その後、オスマン帝国の支配下にあったエジプト軍によって破壊されました。
その中でも保存状態が良いのが「トライフ地区」です。アラビア半島独特のナジド様式の建物が残っていて、2010年には世界遺産に登録されました。
■サアド・ビン・サウード宮殿
■サルワ宮殿
近年ではサーキット場が造られていて、サウジアラビア初の女性ドライバーが登場し話題を集めています(^^)
【マスマク城】
■営業時間
・土~木:8時~17時半
・金:16時~17時半
世界のすごい要塞については「デラワールフォート:徹底ガイド」をご覧ください。
リヤドの中心部から南東に約50km離れた場所にある巨大な洞窟です。「Ain」は「目」を意味していて、洞窟の中から見ると入り口が目のように見えることから名付けられました。奥のくぼんでいる部分が入り口です。
スゴイ広さですΣ(゚∀゚ノ)ノ 中国の「天坑」やメキシコの「セノーテ」、またはベトナムの巨大洞窟などを思わせる規模です。
そして、奥には透明度の高い湖があり泳ぐことが出来ます。女性が行く場合は、しっかりしたツアーガイドを付ける方が良いと思います。100%男だけなので(^^;)
世界の洞窟については「世界のすごい洞窟総特集」をご覧ください。
「世界の果て」という意味の場所で、その名にふさわしい壮大な景観が広がっています。リヤドの中心部からは北西に約100km離れていて、アクセスはツアーになります。所要時間は片道約2時間で、道中は何もない荒野をひた走ります(,,゚Д゚)
そしてついに到着です。断崖絶壁の高さは300mにもなりますΣ(゚∀゚ノ)ノ
この壮大な地形は、アラビアプレートが北東へと移動する中で形成されました。まさに地球規模の場所なんですね。1億5千万年前のジュラ紀の地層が露出していて、歩いている中で化石を見ることもできます。ただ、持ち出すことは禁止されているので注意してください。
イスラエルの「ラモンクレーター」と雰囲気は似ています。サウジアラビアでは有名な場所なので多くの観光客で賑わっています。民族衣装を着ているガイドの後ろ姿を壮大な景観と合わせてみると、確かに世界の果てにきたかのようですね(,,゚Д゚)
世界の同様の場所については「世界のパノラマを一望出来る場所総特集」をご覧ください。
以上になります。見どころ満載なサウジアラビアの首都リヤド。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-ドバイ(約11時間)
・ドバイ-リヤド(約2時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 サウジアラビア |
ガイドブック | 中東のガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | -6時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるアラビア語 | ①おはよう。
サバーフ ルハイル
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | サウジアラビア・リヤル(通貨コード:SAR)で、補助通貨はハララ。1リヤル=100ハララ。
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日本大使館 | ・HP |
サウジアラビアの絶景一覧 |
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