死海は世界的に有名な「体が浮く湖」で、ヨルダンとイスラエル両方からアクセスできます。首都のアンマンからのアクセス方法は5つあるので、それぞれ詳しくご紹介します(^^)
「死海」徹底ガイド:目次
1・拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨
2・空港から市内への移動
2-1:バスで行く
2-2:タクシーで行く
2-3:空港送迎で行く
3・アンマンから死海
3-1:ジェットバスで行く
3-2:路線バス+タクシーで行く
3-3:宿発のツアーに参加する
3-4:タクシーチャーターする
4・死海
5・世界の同様の場所
6・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はアンマン。ヨルダンの首都で、紀元前17世紀からの歴史を持つ世界屈指の古都です。イエスが洗礼を受けたといわれるワディ・ハラールも車で約50分と近いので、キリスト教徒も多く訪れます。人口は約120万人。
最寄りの空港はクィーンアリア国際空港(AMM)。国内外合わせて70都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はヨルダン・ディナール(通貨コード:JOD、記号:JD)で、補助通貨は「ピアストル(Piastre)」と「ギルシュ(Girsh)」、さらに「フィルス(Fils)」があります。1ディナール=100ピアストル=100ギルシュ=1000フィルスです。本日のレートはこちら。
空港から市内への移動
photo by:Allison Meier
空港は市内中心部から約35km離れています。市内への移動方法は、バス、タクシー、空港送迎の3つです。
空港から北バスターミナル(ムジャンマ・シャマーリー)へ直通バスが出ています。
・24時間運行
・30~1時間おきに運行
・所要時間:45~60分
・料金:3.3ディナール
ここから市内中心部へは、タクシー、セルビス(乗り合いワゴン)、路線バスなど様々な移動手段があります。
・タクシー:2.5ディナール
・セルビス:0.5ディナール
・路線バス:「1番」のバス
ただ、ダウンタウンが目的であれば北バスターミナルだと行き過ぎになってしまうため「7thサークル」という円形交差点で下車して、そこからタクシーでダウンタウンへ行くこともできます。タクシーはやはり2.5ディナールです。
■7thサークル
この場合、運転手に告げておいて途中で下車させてもらう形になるので、荷物は全て中に持ち込まなければいけません。また、運転手によっては降ろしてくれないことがあるようです。ただ、いずれにせよタクシーを使うことになるので、あまり気にしないで良いと思います(^^)
・アンマン市内:21.5ディナール
空港送迎は色々あります。詳細は画像のリンクからご覧ください。
ジェットバスは直通なので便利です。乗り場は上記の「7thサークル」か、インターコンチネンタル・ホテル内のジェットバス・オフィスです。
・インター発:8時半
・7th発:9時
・死海発:16時
・所要時間:約1時間半
・料金:12ディナール
料金的には最安値になります。まずアンマンの「Muhajireen bus Station」へ行き「ラーマ (Rama)」行きのバスに乗ります。料金は1ディナールです。戻りのバスは必ず現場で時刻を確認して、余裕を持ってバス停に戻ってください。
ラーマについたらタクシーに乗り「Amman Tourist Beach Resort」へ行きます。料金は約5ディナールです。戻りのタクシーは大通りで拾うか、クラブハウスで呼んでもらいます。
photo by:Ankur Panchbudhe
多くの宿で各地へのツアーを手配してくれます。死海の場合、モーセの終焉の地として知られる「ネボ山」や、モザイク地図で有名な「マダバ」を合わせてめぐる1日ツアーが多いです。料金は40~70ディナールです。
マダバのモザイク地図は、6世紀に聖ジョージ教会の床につくられたもので一見の価値があります(,,゚Д゚) ぜひツアーも検討してみてください。
死海は中東を代表する世界的観光地で、2018年にはヨルダン側に約40万人、イスラエル側に約200万人が訪れています。イスラエル側は「マサダ」に行くときの拠点になる「エン・ゲティ」や「エン・ボケック」からアクセスします。詳細は「マサダ:徹底ガイド」をご覧ください。
プライベートビーチを持つ高級リゾートホテルなども多いですが、普通の旅行客は公共ビーチである「Amman Beach Tourist Resort」などを利用するのが一般的です。
こちらが入り口のクラブハウスです。中はキレイで更衣室やロッカーも完備されているので安心です(^^) ここで入場料20ディナールを支払います。
シャワーやプールもあるので、帰るときは真水でスッキリして帰れます。そして、いよいよ死海に到着。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
奥にボンヤリと見えているのはイスラエル側です。ビーチのイスは自由に使えます。ちなみに、ここは「世界で最も低い土地」で、その海抜は-430mにもなりますΣ(゚∀゚ノ)ノ そして水の中に入っていきます。
ヒザくらいの深さになったところで、ゆっくりと身体を水面に倒すと…
浮きましたΣ(゚∀゚ノ)ノ 水はトロリとしていて、スープのような感じです。
死海はヨルダン川が水源になっているのですが、一帯の年間降水量自体が非常に少ないため水の流入が少ないです。同時に気温が高いので蒸発が進み、結果として水中の塩分濃度が33%にもなり、人の身体すら浮いてしまいます。
となると、味はとてもしょっぱいのだろうと思いますが、実は非常に「苦い」です。塩分が「塩化ナトリウム」だけならしょっぱくなるのですが、ここは「塩化マグネシウム」など他の成分も多く含んでいるので非常に苦くなっています。そして、それゆえスープのようにトロミがついています(,,゚Д゚)
この水が目に入ると非常に痛いので注意してください。もし入ってしまったら、すぐに真水で洗わないといけませんが、真水はプールの方にしかなく、地味に遠くて時間がかかります。ただ、そこに行っても日本の水道水ではないので目を洗うのには適しません。
結論としては飲料水で洗うのがベストなので、水は500mlのペットボトルを2~3本持っていくと安心です(^^)
浮いているときにバランスを崩して顔が水につくようなことは多分ありません。かなり安定して浮いていられるので。ただ、現地は暑いので浮いている間にも汗が出てきます。その汗が頭から垂れてきて目に入ったときがピンチです(^^;)
汗自体は日本にいるときと変わりません。少し染みるくらいです。ただ、そのときには既に手が濡れているはずなので目をこすったりすることが出来ないんですね。しかし、目に汗が入るとどうしても手でぬぐいたくなりますよね。そこで軽くでもぬぐってしまうと大変です。想像よりずっと痛いです(T^T)
なので、汗が目に入ったら絶対に手ではぬぐわず、ビーチに戻ってタオルでふいてください。水はキレイなんですが、濃度が高いからか透明度はそこまで高くありません。
そして、死海名物の泥パックも外せません。料金は5ディナールです。
ビーチにも天然の泥はあるのですが、壺に入っている商売用の泥はさすがに濃さが全然違うので、興味がある人は購入して真っ黒になってみてください。確かに肌がツルツルになります(*´ω`*)
以上になります。テレビで一度は見たことがある浮遊湖「死海」。ぜひ行ってみてください(^^)
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。(イスラエル側が多いです)
■アタカマ砂漠の浮遊湖(チリ) |
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アタカマ砂漠には無数の塩湖があり、「セハール湖」「オホス・デル・サラール」「バルティナシュ湖」など浮遊湖も多いです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■ダナキル砂漠の塩湖(エチオピア) |
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「ナメック星」と称されるエチオピアのダナキル砂漠には、死海のように浮遊できる塩湖があります。詳細は下記からご覧ください。 |
世界には他にも魅力的な湖がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい湖総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にスゴい113ヶ所を8つのテーマに分けてご紹介しています(^^)
航空便例 | ・日本-バンコク(約7時間)
・バンコク-アンマン(約9時間) |
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ベストシーズン | 春と秋 |
外務省 | 海外安全情報 ヨルダン |
ガイドブック | 中東のガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。 |
時差 | 夏:-6時間/冬:-7時間 |
チップ | ・ツアーガイドなど:10~25ディナール |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるアラビア語 | ①おはよう。
サバーフ ルハイル
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ |
電圧とプラグ | 220V / A・B・C型など様々
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通貨 | ヨルダン・ディナール(通貨コード:JOD、記号:JD)で、補助通貨は「ピアストル(Piastre)」と「ギルシュ(Girsh)」、さらに「フィルス(Fils)」がある。1ディナール=100ピアストル=100ギルシュ=1000フィルス。
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日本大使館 | ・HP |
ヨルダンの絶景一覧 |
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