マサダへの行き方と見どころ

 

マサダは中東のシーギリヤ・ロックともいうべき岩山で、頂上には宮殿の跡が残されています。ユダヤ人の歴史的な悲劇が起こった場所でもあり、ユダヤ人の聖地の1つになっています。死海と合わせて訪れるのが一般的です(^^)

 

 

「マサダ」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

 

拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨

エン・ゲティ
 

 

エン・ゲティは旧約聖書に登場するほど古い町です。「エン」は「泉」で「ゲティ」は「子ヤギ」なので「子ヤギの泉」という意味になります。近くには「エン・ゲティ自然保護区」があって、アイベックスが生息しています。ユースホステルなどの安宿が多いです。

 

最寄りの空港はエルサレムのベン・グリオン国際空港(TLV)。国内外合わせて110都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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マサダへの行き方と見どころ 

 

エン・ボケックはイスラエル側の死海遊泳の中心地で、1960年に最初のホテルが建てられた若い町です。死海にプライベートビーチを持つような高級ホテルが多く建っています。

 

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通貨はシェケル(通貨コード:ILS、記号:₪)で、補助通貨は「アゴラ(Agora)」。1シェケル=100アゴラで、本日のレートはこちら。

 

 

 

エルサレムからの行き方

・赤:エルサレムのバスステーション
・青:エン・ゲティ
・黒:マサダ
・緑:エン・ボケック

 

エルサレムのセントラル・バスステーション(赤)から、エン・ゲティ(青)、エン・ボケック(緑)への直通バスが出ています。往復であれば1日券が60シェケルで販売されています。セントラル・バスステーションと旧市街のアクセスなどについては「エルサレム①観光の基礎知識」をご覧ください。

 

■セントラル・バスステーション
 
photo by:Terrazzo

■エン・ゲティ行き
・444番:1日4~7本
・486番:1日約10本(金土は減便)
・487番:1日約3本(金土は減便)
・所要時間:1時間半~2時間
・料金:34シェケル

■エン・ボケック行き
・444番:1日4~7本
・486番:1日約10本(金土は減便)
・所要時間:1時間半~2時間
・料金:37.5シェケル

 

それぞれからマサダまでは乗り合いワゴンになり、所要時間は約30分、料金は20~30シェケルです。

 

また、エルサレムから直接マサダまで行くことも出来ます(^^) その場合は、エン・ゲティを経由して「エイラット」へ行くバスに乗り、途中で下車します。エイラットはイスラエル最南端の町でアカバ湾に面しています。

 

「マサダ」徹底ガイド 【旅の大事典】 

 

 

マサダ

 

 

マサダは、死海の近くの砂漠に突如現れる切り立った岩山で「要塞」という意味があります。紀元前1世紀頃にイェホナターンという大司教が要塞を築き、後にヘロデ王が冬の離宮を建設しました。

 

高さは約400mなのですが、ここは世界で最も海抜が低い「海抜-430m」という土地なので、頂上の海抜はちょうど0mほどになるそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ 登る方法はロープウェーと徒歩があります。

 

マサダへの行き方と見どころ

■営業時間
・夏:8時~17時
・冬:8時~16時

 

■料金
・入場料:28シェケル
・博物館:20シェケル
・ロープウェー:28シェケル(片道)/47シェケル(往復)

 

徒歩だと、登りが1時間~1時間半、下りが約30分です。ロープウェーだと所要時間は約3分で、5分おきに運行しています。暑いですからロープウェーがオススメです。頂上からは死海を一望できます(^^) 画面をグルっと回して周囲を見てみてください。

 

 

まさに絶景が広がっていますが、ここは悲劇の地でもあります。

 

ときは西暦66年。ローマ帝国の圧政に苦しんでいたユダヤ人達は「ユダヤ戦争」と呼ばれる反乱を起こします。しかしエルサレムは陥落し、逃げ延びた967人のユダヤ人がマサダの頂上に立てこもります。

 

マサダへの行き方と見どころ

 

「こんなとこに立て籠もっても、食料はともかく水がどうにもならないじゃないか」と思ってしまいますが、そこは「宮殿」として機能していた場所です。なんとマサダの頂上には砂漠で発生する鉄砲水を導く水路があり、12の貯水槽に4トンもの水が蓄えられていましたΣ(゚∀゚ノ)ノ こちらが貯水槽です。

 

マサダへの行き方と見どころ

 

ユダヤ人達は3年半もの間たてこもりましたが、ついにローマ軍が攻め込むことに成功します。すると、そこにいたのは2人の女性と5人の子供だけ。残りの960人は自決していたそうです…(T^T)

 

ちなみに、このときに造られた斜路やローマ軍の駐屯地は、今もマサダの西側に見ることが出来ます。マサダは2001年に世界遺産に登録されました。

 

これらの逸話からマサダはユダヤ人の聖地の1つになっていて、イスラエル国防軍将校団の入隊式はマサダで行われます。卒業時には生徒が一斉に「マサダは二度と陥落せず!」と唱和するそうです。

 

マサダへの行き方と見どころ

 

遺跡としての見どころはそれほど多くなく「北の宮殿」「西の宮殿」「大浴場」「蛇門」くらいです。大浴場はヘロデ王専用のローマ式浴場でした。

 

■大浴場
マサダへの行き方と見どころ

 

マサダには「トリストラム」という有名な鳥がいます。こいつです(^^)

 

マサダへの行き方と見どころ

 

ムクドリの一種で、地上にいると真っ黒なのですが、飛ぶとオレンジの羽が現れるという粋な鳥ですΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

マサダへの行き方と見どころ

 

また、アイベックスが現れることもあります。

 

マサダへの行き方と見どころ

 

世界の動物の名所については「世界のすごい動物スポット総特集」をご覧ください。

 

 

以上になります。ユダヤ人の魂が宿る砂漠の聖地・マサダ。ぜひ行ってみてください(^^)

 

日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

「マサダ」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

 

世界の巨岩に造られた名所

■ラ・ピエドラ・デル・ペニョール(コロンビア)

コロンビアを代表する観光地の1つで、その威容から「悪魔の岩」や「悪魔のタワー」と呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」徹底ガイド

■シーギリヤ・ロック(スリランカ)

スリランカのシンボルで、元々は僧たちの修行の場として長く使われていました。未だに多くの謎が残る遺跡として知られています。詳細は下記からご覧ください。

「文化三角地帯④シーギリヤ・ロック」徹底ガイド

■麦積山石窟(中国)

後秦の時代から明代まで約1500年に渡って造営されてきた石窟で「中国四大石窟」にも数えられます。詳細は下記からご覧ください。

「麦積山石窟」徹底ガイド

■タウン・カラッ(ミャンマー)

「ポッパ山」の麓にある岩山で、その頂上にパゴタが築かれています。詳細は下記からご覧ください。

「タウン・カラッ(ポッパ山)」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な岩系大自然がたくさんあります。興味のある方は「世界の奇岩・巨岩・柱状節理総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げているものの中から特にスゴい92ヶ所を7つのテーマに分けてご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-エルサレム(約12時間半)
ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 イスラエル
ガイドブック 中東のガイドブック
ビザ 90日以内の観光ならビザ不要
パスポート残存期間 入国時6ヶ月以上。未使用査証欄2ページ以上。
時差 夏:-6時間/冬:-7時間
チップ 基本的に不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるヘブライ語 ①おはよう。

Shalom(シャローム)

 

②こんにちは。
Shalom(シャローム)

 

③こんばんは。
Shalom(シャローム)

 

④ありがとう。
Toda raba. (トダ ラバ)

 

⑤さようなら。
Lehitraot(レヒットラオート)

 

⑥はい・いいえ
Ken・Lo(ケン・ロー)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 シェケル(通貨コード:ILS、記号:₪)で、補助通貨は「アゴラ(Agora)」。1シェケル=100アゴラ。

 

日本大使館 HP

イスラエルの絶景一覧

イスラエルの絶景

 

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