ヤロスラブリへの行き方と見どころ

 

ヤロスラブリは1000年の歴史を持つ古都で、17世紀にはロシアの首都として機能していたこともある重要都市です。歴史地区は世界遺産に登録されていて、フォトジェニックな大聖堂が複数点在しています(^^)

 

 

「ヤロスラブリ」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

モスクワ
 

 

モスクワは、ロシアの首都でありモスクワ州の州都です。石器時代の痕跡も残っていますが、歴史に登場するのは12世紀のことでした。人口は約1268万人。そのうち約100万人は中央アジアからの移民です。

 

空港は「ドモジェドヴォ空港」「シェレメチェヴォ空港」「ヴヌーコヴォ空港」の3つで、全て国際空港です。詳細は「モスクワ①3つの空港から市内」をご覧ください。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

 

 

ヤロスラブリはヤロスラヴリ州の州都で、モスクワ市の北東約260km地点に位置します。ロシアの文化や芸術の根幹が形成された「黄金の環」と呼ばれる都市郡の中で最大の都市です。人口は約61万人。

 

最寄りの空港はトゥノシナ空港(IAR)。国内の2都市と就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

Booking.com

 

通貨はルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカで、本日のレートはこちら。

 

 

 

モスクワからのアクセス

 
photo by:Sergey Ashmarin

 

モスクワの「ヤロスラヴスキー駅(Ярославский вокзал)」から、「ヤロスラブリ・クラーヴヌィ駅(Вокзал Ярославль-Главный)」へロシア鉄道(Rzd)が直通列車が出ています。

・1日20本程度
・所要時間:4~5時間
時刻表検索

 

■ヤロスラブリ・クラーヴヌィ駅
 
photo by:Florstein

 

ヤロスラブリには駅が2つありまして、メインの駅は「クラーヴヌィ駅」です。もう1つは「ヤロスラブリ・モスコフスキー駅(Вокзал Ярославль-Московский)」といいます。

 

■ヤロスラブリ・モスコフスキー駅
 
photo by:A.Savin

 

駅は市内中心部から少し離れているので、駅前から出ているトラム(路面電車)の「1番」に乗って、「プロシャジ・ヴォルコヴァ(Площадь Волкова)」で下車します。

 

 

 

ヤロスラヴリの概要

ヤロスラブリへの行き方と見どころ

 

11世紀にキーウ公国のヤロスラフ1世が建設した街で、彼の名前が街の名前になっています。ヴォルガ川沿いに広がる河港都市で、コトロスリ川との合流地点に位置するため昔から交通の要所になってきました。17世紀にモスクワがポーランドに占領された際には、実質的な首都でもありました。

 

 

街には様々な聖堂・教会が残されていて、歴史地区は2005年に世界遺産に登録されました。どの教会もフォトジェニックなので観光地としても大いに賑わっています。ちなみに、街のシンボルはクマです(^^)

 

ヤロスラブリへの行き方と見どころ

 

 

預言者イリヤ教会(聖堂)

 

 

1650年に建てられた教会で、中央広場に位置するヤロスラブリのシンボルです。

 

 

内部のフレスコ画は圧巻で、17世紀に描かれたままの姿で残っています。これは「黄金の環」にある寺院の中で最も評価の高いものです(,,゚Д゚)

 

■預言者イリヤ教会(聖堂)
・8時半~19時半
・料金:120ルーブル

 

 

救世主顕栄大聖堂

 

 

1224年頃に建てられた教会を元に1516年に造られた教会で、別名は「スパソ・プレオブラジェンスキー聖堂」。ヤロスラブリでは最古のものです。左側の3つのドームを持つ建物が「スパソ・プレオブラジェンスキー聖堂」。右には高さ32mの鐘楼があり、上からヤロスラブリの街を一望できます。雄大なヴォルガ川や中洲があるため、ぱっと見は東南アジアのようにもみえます(^^)

 

■救世主顕栄大聖堂
・10時~17時
・料金:80ルーブル
・水曜日休み

 

■鐘楼
・8時~19時半
・料金:200ルーブル

 

■クマ
・8時~19時半
・料金:50ルーブル

 

公式HP

 

 

バガヤヴリェーニヤ教会

 

 

1693年に建てられた教会で、中央広場からは少し離れた場所にあります。赤いタイルが敷き詰められた外壁と、5つの小さなドームが特徴です。

 

 

内部は狭いですが、フレスコ画の風化具合が絶妙でカッコいいです(^^)

■バガヤヴリェーニヤ教会
・9時~16時
・料金:100ルーブル

 

ウスペンスキー大聖堂

 

 

こちらも13世紀初頭に建てられた大聖堂だったのですが、1937年に破壊されてしまいました。その後、2004年になって再建が始まり、2010年に完成しました。内部は無料で見ることができます。

 

 

 

前駆受洗イオアン大聖堂

 

 

こちらも中央広場から少し離れていますが、ヤロスラヴリで最も有名な大聖堂の1つです。最大の特徴はドームの数で、ロシア国内で最多クラスの15個もありますΣ(゚∀゚ノ)ノ (最多はキジ島のプレオブラジェンスカヤ教会で22個。) 内部のフレスコ画も見応えがあります。

 

ヤロスラブリへの行き方と見どころ

 

この大聖堂は、50ルーブルコインや1000ルーブル紙幣の絵柄にも採用されています。

 

ヤロスラブリへの行き方と見どころ

■前駆受洗イオアン大聖堂
・10時~17時
・料金:100ルーブル

 

以上になります。ロシアの千年都市ヤロスラブリ。ぜひ行ってみてください(^^)

 

 

世界の外観が特徴的な教会

■ハットルグリムス教会(アイスランド)

アイスランドの首都レイキャビクにあるロケットのような形の教会です。詳細は下記からご覧ください。

「レイキャビク②オーロラ」徹底ガイド

■サンタキアラ教会(イタリア)

ナポリにある教会で、マジョルカ焼の美しいタイルで装飾されています。詳細は下記からご覧ください。

「ナポリ③周辺部の見どころ」徹底ガイド

■カルパティア地方の木造教会群(ウクライナ・ポーランド)

photo by:Elke Wetzig (Elya)

16の木造教会が世界遺産に登録されています。どれもこれも、おとぎ話に出てくる建物のようです。詳細は下記からご覧ください。

「カルパティア地方の木造教会群」徹底ガイド

■ラリベラの岩窟教会群(エチオピア)

巨大な岩をくり抜いて造られた教会群で、地面に突如現れる十字の教会があまりにも有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ラリベラ」徹底ガイド

■サントリーニ島の教会(ギリシャ)

サントリーニ島には、有名な「青い屋根の教会」をはじめとしてフォトジェニックな教会が多数建てられています。詳細は下記からご覧ください。

「サントリーニ島②観光の見どころ」徹底ガイド

■サグラダファミリア(スペイン)

言わずとしれた「未完の大聖堂」で、アントニオ・ガウディが生涯をかけて建設に取り組みました。詳細は下記からご覧ください。

「ガウディの建築群②サグラダファミリア」徹底ガイド

■グルントヴィークス教会(デンマーク)

1940年に完成した教会で「表現様式」という珍しい様式で建てられています。詳細は下記からご覧ください。

「コペンハーゲン③新しい見どころ」徹底ガイド

■ラ・アルタグラシア聖堂(ドミニカ共和国)

モダン建築の独特なデザインと、ステンドグラスに彩られた幻想的な内部が有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ラ・アルタグラシア聖堂」徹底ガイド

■トロムスダーレン教会(ノルウェー)

トロムソは北欧北部の「ラップランド」と呼ばれるエリアにあり、シャチをスノーケリングで見られるスゴイ場所です。その街のランドマークの教会で「北極大聖堂」とも呼ばれています。詳細は下記からご覧ください。

「トロムソのシャチ・スノーケリング」徹底ガイド

■ヘルシンキの教会(フィンランド)

ヘルシンキは知る人ぞ知るアーティスティックな都市で、教会や礼拝堂も面白いデザインのものが多くあります。詳細は下記からご覧ください。

「ヘルシンキ③観光の見どころ」徹底ガイド

■ブラジリア大聖堂(ブラジル)

ブラジリアの象徴ともいえる建築物で、内部も教会とは思えない近未来なデザインになっています。詳細は下記からご覧ください。

「ブラジリア②観光の見どころ」徹底ガイド

■リオデジャネイロ大聖堂(ブラジル)

1976年に造られたモダン建築の教会で、リオデジャネイロのランドマークの1つです。詳細は下記からご覧ください。

「リオ・デ・ジャネイロ②セントロの見どころ」徹底ガイド

■タンディン教会(ベトナム)

見事なピンクの教会で、ホーチミンでは「サイゴン大聖堂」に次いで2番目の大きさです。詳細は下記からご覧ください。

「タンディン教会」徹底ガイド

■ポルトの教会(ポルトガル)

ポルトは「アズレージョ」と呼ばれるブルータイルが名産で、教会や駅などが唯一無二の外観になっています。詳細は下記からご覧ください。

「ポルト③6つの教会」徹底ガイド

■キジ島の木造教会(ロシア)

キジ島は木造の巨大建築物であるプレオブラジェンスカヤ教会などが有名で、それらの教会は世界遺産に登録されています。詳細は下記からご覧ください。

「キジ島②観光の見どころ」徹底ガイド

■モスクワの教会(ロシア)

ロシアのシンボルとも言える「聖ワシリイ大聖堂」をはじめとして、魅力的な教会が複数建てられています。詳細は下記からご覧ください。

「モスクワ④市内中心部の見どころ」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な教会や修道院がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。当サイトで取り上げている教会や修道院の中から、特にすごい155ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 日本-モスクワ(約10時間)
ベストシーズン 6月~8月
外務省 海外安全情報 ロシア
ガイドブック ロシアのガイドブック
ビザ 必要
パスポート残存期間 出国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。
時差 ・全部で11のタイムゾーンがある

・サマータイムは無し
・モスクワで6時間、ウラジオストクは1時間

チップ レストランで10%程度
日本への電話 8-10(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
8-10+81+3+9999-9999

現地で使えるロシア語 ①おはよう。

Доброе утро.(ドーブラエ ウートラ)

 

②こんにちは。
Добрый день.(ドーブライ ヂェン)

 

③こんばんは。
Добрый вечер.(ドーブライ ヴェーチェル)

 

④ありがとう。
Спасибо.(スパシーバ)

 

⑤さようなら。
До свидания.(ダスヴィダーニャ)

 

⑥はい・いいえ。
Да・Нет.(ダー・ニェット)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 ルーブル(通貨コード:RUB、記号:₽)で補助通貨はカペイカ(kopek)。1ルーブル=100カペイカ。

 

日本大使館 HP

ロシアの絶景一覧

ロシアの絶景

 

アイコンをクリックすると「名前/写真/ガイド記事へのリンク」が表示され、リンクをクリックすると別ウィンドウで記事が開きます。グーグルマップを使用してリンクを貼っているため「リダイレクトの警告」が表示されるかもしれませんが、全て確実に当サイト内のリンク(http://tabinodaiziten.com~)なのでご安心ください。また、地図にアイコンが表示されていないときはページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

■赤のアイコン
個別のガイド記事です。

 

■その他の色のアイコン
1つの国に同系統の場所が複数あるときや、多くの見どころが集中している大都市などは、1つのページで複数の場所をご紹介していて、それらが同じ色になっています。青、緑、紫…など様々な色がありますが、まとまりを分かりやすくしているだけで、色ごとに意味が異なるわけではありません。

スポンサーリンク