「ポンペイ」(イタリア):旅の大辞典

 

名称

ポンペイ

(Pompei)

場所

カンパニア州

(Campania)

時差

8時間

時期

春と秋

 

ポンペイは、ヴェスヴィオ火山の噴火によって一瞬にして街中に沈んだ古代都市です。ナポリからすぐに行くことが出来るので日帰り旅行先として人気があります。

 

それではご紹介していきます。

 

 

■目次

 

 

■拠点の街・最寄り空港・就航路線

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拠点の街はナポリ。ローマ、ミラノに次ぐイタリア第3の都市で、紀元前6世紀からの歴史を持つ古都です。南イタリア最大の都市でも有り、人口は約300万人です。

 

最寄りの空港はナポリ・カポディキーノ国際空港(NAP)。国内外合わせて約100都市に就航しています。就航路線を知りたい方は、こちらからご覧ください。

 

各地からの航空券はこちらからチェックしてみてください。

 

ナポリは巨大なうえに、一般的に治安も心配される街なので宿泊エリアに悩むところです。2つご紹介しますので、旅程に合わせて検討してみてください。

 

1つ目は「ナポリ中央駅周辺」です。ナポリは近郊にも「ポンペイ」「アマルフィ」「カプリ島」と見どころがあるため、移動の拠点となるナポリ中央駅に近いと便利です。観光客が多いため、治安的にも基本的に大丈夫です。

 

宿はこちらです。(地図に値段が表示されてない場合、少し動かしてみてください)

ナポリ中央駅周辺
Booking.com

 

2つ目は「ナポリ王宮周辺」です。ナポリの旧市街をたくさん観光したい人向けで、やはり観光客が多いので治安も心配ありません。

 

宿はこちらです。(地図に値段が表示されてない場合、少し動かしてみてください)

ナポリ王宮周辺
Booking.com

 

また、ポンペイ遺跡の付近にも多くの宿がありますので、じっくりポンペイ遺跡を見たい方はチェックしてみてください。

 

宿はこちらです。(地図に値段が表示されてない場合、少し動かしてみてください)

ポンペイ
Booking.com

 

 

■ナポリ空港から市内

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ナポリ空港は市内中心部から北東に約7km離れています。移動方法はシャトルバス、路線バス、タクシーのどれかになります。

 

シャトルバスで行く
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アリバス(ALIBUS)という会社が、ナポリ中央駅前の「ガリバルディ広場」を経由して「ムニチーピオ広場」まで直行しています。チケットは空港の到着ロビーにある売店か、ドライバーから直接購入します。

 

■空港~ガリバルディ広場~ムニチーピオ広場(ネプチューンの噴水)

・6:30~23:45
・20~30分間隔で運行
・終点まで約35分
・料金:5€
・90分以内の市内交通機関への乗り継ぎ可能
空港からの時刻表
ガリバルディ広場→空港の時刻表
ムニチーピオ広場→空港の時刻表

 

路線バスで行く

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路線バスの「S3線」が、空港から「ガリバルディ広場」を経て「ヴォルタ通り」までをつないでいます。

・5:20~23:20
・約30分間隔
・料金:1.10€

 

タクシーで行く

 

タクシーは行き先エリア別に定額制になっています。乗車時に「タリッファ・プレデテルミナータ・ペルファボーレ(Tariffa prendereterminata, perfavore)」=「定額料金でお願いします」と伝えてください。

■タクシー定額料金
・中央駅:18€
・カポディモンテ美術館:18€
・フォリグロッタ周辺;25€
・サンマルティーノ国立博物館:25€
・サン・カルロ劇場:21€

 

 

■ローマからナポリへのアクセス

鉄道で行く

■ローマのテルミニ駅
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■ローマのティブルティーナ駅
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ローマの出発駅は2つあり、最も大きな駅がテルミニ駅です。この2つの駅から「ナポリ中央駅」に、主に2つの高速列車が走っています。

 

■ナポリ中央駅
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高速列車は「トレニタリア社」の「フレッチャ」と「NTV社」の「イタロ」です。新幹線と同じで種類があって、最も速い列車が「フレッチャロッサ」といいます。所要時間は最速で1時間10分。料金は最安のもので約40€からになります。

 

■フレッチャロッサ
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■イタロ
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それぞれ公式HPは下記になります。ただ、比較サイトの「omio(旧GOEURO)」を使うと一括検索できます。

 

また「トレニタリア社」には「インターシティ」という列車もあります。時間は倍の2時間かかりますが、10€ほどの格安チケットもありまして、料金面では半額以下になります。

 

ちなみに「Regionale」という路線電車でも行くことはできて、約3時間で約10€です。駅が少ないので、日本の各駅停車のイメージではありません。

 

バスで行く

■Rome Tiburtina Station
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ローマの長距離バスターミナルは「ティブルティーナ駅」の近くにあります。ここからナポリの長距離バスターミナル「Metropark Napoli Centrale」へバスが出ています。

 

■Metropark Napoli Centrale
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旧「メガバス」を引き継いだ「フリックスバス(Flixbus)」という格安長距離バスが良く使われています。

 

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料金はシーズンや混雑具合によって変動がありますので、公式HPからチェックしてみてください。所要時間は約2時間半です。

 

 

■ナポリからポンペイへのアクセス

私鉄(ヴェズヴィオ周遊鉄道)で行く

■ヴェズヴィオ周遊鉄道のナポリ中央駅(Napoli Garibaldi)
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私鉄の「ヴェズヴィオ周遊鉄道」というものがありまして、現地では「チルクムヴェスヴィアーナ鉄道(Circumvesuviana)」といいます。国鉄のナポリ中央駅の隣にありまして、乗り場は地下になります。

・1日20本以上
・所要時間:約40分
・料金:2.8€

 

降車駅は2つの候補があります。「ポンペイ・スカビ(Pompei scavi)駅」と「ポンペイ(Pompei)駅」で、オススメは「ポンペイ・スカビ駅」での降車です。

 

 

赤が「ポンペイ・スカビ駅」、青が「ポンペイ駅(ヴェスヴィオ周遊鉄道)」、緑が「ポンペイ駅(国鉄)」、これらの内側にポンペイ遺跡があります。

 

ナポリは左上にありますので「ポンペイ・スカビ駅」で降りて、ポンペイ遺跡を見ながら東に進み、どちらかの「ポンペイ駅」から帰るという流れが効率が良いです。

 

国鉄(トレニタリア)で行く

■国鉄のナポリ中央駅
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国鉄のナポリ中央駅からもポンペイ駅に列車が出ています。

・1日5本程度
・所要時間:約40分
・料金:2.8€

 

■国鉄のポンペイ駅
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ポンペイ駅からチケット売り場までは徒歩で約10分です。

 

 

 

以上が個人での行き方になります。日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

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また、Wi-Fiのレンタルも日本語で可能です。都市ごとに対応したWi-Fiがあります。詳細はこちらからご覧ください。

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■ヴェスヴィオ火山の大噴火

 

この動画はポンペイのとある1日を描いたものです。西暦79年8月24日の午後1時頃(諸説あり)、ヴェスヴィオ火山が大噴火を起こしました。それから一昼夜に渡ってポンペイの町には灰が降り続き、さらに翌日、火砕流が発生しポンペイの町は一瞬にして地中に埋まりました。噴火は約19時間続き、町に光が指したのは噴火から3日後のことでした。

 

 

こちらは2014年に公開された映画「ポンペイ2」の予告編です。01:20くらいから、噴火が起こって町が溶岩流に飲み込まれていく様子が描かれています。地震前にポンペイには約2万人がいましたが、その1割にあたる約2千人が犠牲となりました。

 

そして1748年にポンペイが発見され、断続的に修復が行われて今に至ります。人類史上未曾有の悲劇ですが、一瞬にして火砕流が全てを飲み込んだことで遺跡は非常に保存状態が良く、当時の文化を知るための極めて重要な手がかりになっています。

 

 

■ポンペイ遺跡の見どころ一覧

 

ポンペイ遺跡は「町が火砕流に飲み込まれた遺跡」なので非常に広いです。「とても広い美術館」とかの比ではなく「1つの町」を観光する感じです。

 

世界遺産に登録されている面積は98ha。そのうち都市遺跡が84.59haにもなるので、あらかじめ見どころを知っておくと効率良く観光できます。上のマップは主な見どころを17ヶ所抜粋したものです。アイコンをクリックすると名前と写真が出てきます。

 

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遺跡はⅠ~Ⅸまで9つの区画に分けられていて、観光する際は、それぞれの見どころを頭に入れておくと分かりやすいです。

 

 

区分けの基準は、ポンペイ南部にある「スタビア門」と、そこから伸びる「スタビア通り」です。ここから反時計回りにⅠ~Ⅸ区になっています。それは順番に見どころをご紹介します。

■ポンペイ遺跡
・4月~10月:9時~17時
・11月~3月:9時~17時
・元旦とクリスマスは休み

 

 

■第Ⅰ区

メナンドロスの家
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多くの金属細工が発見されているほか、色鮮やかな絵画や素晴らしいモザイクが残されています。

 

避難者の菜園

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ポンペイで最もショッキングな場所です。2000年前に多くの人々が火砕流に飲み込れた状況が、そのまま残されています。

 

ポンペイにあるこれらの石膏像は、火砕流に飲み込まれた人々の身体が朽ち果てて空洞になった部分に石膏を流し込んで造られたものです。そのため、身体のラインが鮮明に浮かび上がっていて、恐ろしいほどリアルな像になっています。

 

■ポンペイの様々な石膏像
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■第Ⅱ区

円形劇場

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ポンペイ遺跡の東端に位置していて、奴隷や捕虜たちによる闘いや演劇などが行われていました。剣闘士たちが通った舞台裏なども見ることができます。

 

大体育場

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1936年の調査で発見された場所で、ここからも多くの犠牲者が発見されています。

 

ユリア・フェリクスの家

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住居部分、浴室部分、賃貸部分という3つの要素からなっていて、柱廊に囲まれた庭園や美しい壁画なども残っています。

 

貝殻のヴィーナスの家

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ユリア・フェリクスの家の1つ西隣の家で、美しいヴィーナスの壁画が残っています。

 

 

■第Ⅵ区

ヴェッティの家

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残されているフレスコ画や彫刻が「最高傑作」と評価される富裕商人の邸宅です。色鮮やかなフレスコ画は確かに他の壁画と一線を画しています。

 

ファウヌスの家(牧神の家)

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教科書などに乗っている「アレクサンドロス大王」の壁画が残されています。また、入り口にある小さな牧神の像が有名です。

 

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■第Ⅶ区

アポロ神殿

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第Ⅶ区は都市の中心的なエリアで多くの公共施設が残されています。アポロ神殿は、当時の信仰の対象である「アポロ神」が祀られた神殿で、中央に置かれた大理石の祭壇や2本の列柱は見ごたえがあります。

 

ジュピター神殿

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古代ギリシア神話の神ゼウスを祀る神殿で、ヴェスヴィオ火山がバックにあり、ポンペイの典型的な写真を撮ることが出来る場所です。

 

フォロ(フォルム)

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ポンペイの大広場です。東にマーケット、西にアポロ神殿、南にバジリカ、北にジュピター神殿が配置されています。

 

中心部の大通りである「アッポンダンツァ通り 」は車道、歩道の区別があり、雨の日に歩行者が足を濡らさなくてすむように「飛び石」も設けられています。また各所に「馬止め」が設置されていて、広場までは「歩行者天国」になっていました。

 

フォロ浴場

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日本でいう五右衛門風呂も、古代ローマだとオシャレですね(^^;) ひと目で浴場だと分かる場所が2000年前のものだ思うと、改めてスゴい場所なんだと感じさせられます。

 

スタビアーネ浴場

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ポンペイ遺跡の代表的な公衆浴場跡で、男湯・女湯ともに更衣室、微温浴室、温浴室が残されていて、運動競技場やプールもそなえていました。

 

ルナパーレ(娼館)

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2階建ての建物で、並んだ小部屋全てにベッドが残されています。入り口には、言葉が伝わらない外国人の客でもサービス内容が分かるようにメニューが絵で描かれていて、客はそれを指差して注文しました。

 

マリーナ門

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港へ繋がる大通りで、両側にはびっしりと民家が並んでいます。

 

 

■第Ⅷ区

大劇場

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5000人を収容できる劇場で、イシス神殿が隣接しています。

 

 

■秘儀荘

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ポンペイ市の壁外に残されていた館で、内部に「ディオニュソス秘儀」の壁画が描かれていることから「秘儀荘」と呼ばれています。

 

部屋に残された壁画はひときわ鮮やかな赤地に描かれていて、この赤を「ポンペイの赤」と呼びます。ポンペイの絵画は4つの様式に分けられていて、ポンペイの赤を使った壁画は、その中でも最も美しい様式とされています。

 

 

■ナポリ国立考古学博物館

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ナポリ公国を統治していたブルボン家の財宝が展示されている博物館ですが、ポンペイ遺跡で発掘された絵画や彫刻の中で、特に重要なものや移動可能な物はこちらに収蔵されています。

 

 

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いかがでしたでしょうか。2000年前の悲劇を今に伝えるポンペイ遺跡。ぜひ、行ってみてください。

 

 

■備考

行き方

■航空便例
日本-ローマ空港(約13時間、全日空)

 

ローマ-ナポリ(高速列車で約1時間)

 

ナポリ-ポンペイ(電車で約40分)

 

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