ル・ピュイへの行き方

 

ル・ピュイは、2つの奇岩の上に礼拝堂とマリア像が建っていることで有名な町で、ヨーロッパにおいては聖地巡礼の起点として知られています。また「黒い聖母像」も必見です(^^)

 

 

「ル・ピュイ」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

クレルモン・フェラン
クレルモン・フェランへの行き方 

 

クレルモン・フェランはピュイ・ド・ドーム県の県庁所在地で、フランスで最も古くからある街の一つです。フランスの中央部に位置していて、北はパリ、東はリヨン、南はベジエ、西はボルドーへ道が延びています。人口は約14万人。クレルモン・フェランへのアクセスは「クレルモン・フェラン大聖堂:徹底ガイド」をご覧ください。

 

最寄りの空港はクレルモン=フェラン空港(CFE)。国内の2都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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リヨン
ル・ピュイへの行き方 

 

リヨンは、フランス第2の都市で1996年にはサミットが行われたこともあります。また、1989年からはルパン三世の銭形警部で有名なICPO(インターポール)の本部があります。人口は約52万人。

 

最寄りの空港はリヨン・サンテグジュペリ空港(LYS)。国内外合わせて約100都市に就航しています。最新の就航路線はこちら格安航空券はこちら。空港から市内への移動は「シュヴァルの理想宮:徹底ガイド」をご覧ください。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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通貨はユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セントで、現地では「ウーロ」「サンチーム」と呼ばれています。本日のレートはこちら。

 

 

 

クレルモン・フェランからル・ピュイ

鉄道で行く

■クレルモン・フェラン駅
クレルモン・フェランへの行き方 
photo by:Vida Nova

 

クレルモン・フェラン駅からル・ピュイ駅へ直通列車が出ています。

・1日4本程度
・所要時間:約2時間15分
・料金:約26€

 

■ル・ピュイ駅
ル・ピュイへの行き方 
photo by:Jojovichy

 

バスで行く

■クレルモン・フェランのバスターミナル
 

 

クレルモン・フェランのバスターミナルから、上記のル・ピュイ駅へバスも出ています。

・1日1本程度
・所要時間:約3時間
・料金:約26€

 

 

リヨンからル・ピュイ

クレルモン・フェランへの行き方 
photo by:Velvet

 

リヨン駅からだと「サンテティエンヌ駅」で乗り換えて「ル・ピュイ駅」まで行きます。

・1日12本程度
・所要時間:約2時間半
・料金:26.20€

 

 

ル・ピュイの概要

ル・ピュイへの行き方 

 

ル・ピュイは「サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼」の起点として有名な場所です。日本人には何のことかさっぱりですが「キリスト教徒にとって極めて重要な聖地巡礼の、スタート地点の1つ」ということです(^^)

 

世界には「キリスト教三大巡礼地」と呼ばれる場所があります。1つ目はイスラエルの首都エルサレム。2つ目はイタリアのバチカン。この2つは日本でも有名です。そして最後の1つがスペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」という街で、「聖ヤコブの遺骸」がまつられています。

 

■サンティアゴ・デ・コンポステーラ
ル・ピュイへの行き方 

 

フランスからも多くの信者が巡礼に向かったわけですが、昔は徒歩なので、日本でいう五街道のように自然と主要な道が出来ていきました。そのうちの1つがル・ピュイを起点とする通称「ル・ピュイの路」なんです。もちろん、ル・ピュイで宿泊することも可能です。

 

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ル・ピュイの見どころ

サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂
ル・ピュイへの行き方 

 

日本語にすると「聖ミカエル礼拝堂」。高さ82mのサン・ミシェル岩山の上に立つ礼拝堂です。この岩山は、なんと休火山の噴火口なんだそうですΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

ル・ピュイへの行き方

 

造られたのは969年。ロマネスク様式の礼拝堂で、1840年にフランスの歴史的記念物に指定されました。268段の階段を登ると、ル・ピュイの町並みを一望することができます(^^) 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。

 

■サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂
・拝観時間:9時~19時
・料金:3.5€

 

ル・ピュイへの行き方 

 

1860年に建てられたマリア像で、像だけの高さは16m、台座を含めると22.7mになります。ナポレオン3世がクリミア戦争でロシアに勝利した際に造られました。

 

ル・ピュイへの行き方

 

像が立つコルネイユ岩山の高さは132m。上記の礼拝堂よりも高い場所にあり、まさにル・ピュイを見守る聖母像です。もちろん絶景を一望することができて、ここからのみ礼拝堂の上からの写真を撮影することができます。

 

 

そして、このマリア像は内部が登れるようになっています。

 

ル・ピュイへの行き方 ル・ピュイへの行き方

 

下からだと見えないのですが、実は頭頂部が透明なドームになっていて、そこから周囲を見られるようになっています。

 

ル・ピュイへの行き方

■マリア像の中
・料金:4€

 

ル・ピュイへの行き方 

 

ロマネスク様式の教会でファザードが見応えがあります。しかし、この教会の最大の見どころはこちらです。

 

ル・ピュイへの行き方

 

非常に珍しい漆黒のマリア像です。日本人から見ても何か異質な雰囲気が感じられます(,,゚Д゚) 黒い理由はハッキリとは分かっていないそうで「異端のマグダラのマリアだから」とか「東洋の女神がモチーフだから」などと言われています。そして、こちらにはもう1つ有名なものがあります。

 

ル・ピュイへの行き方
photo by:Espirat

 

「熱病の石」というもので、この上にのると病が治ると言われています。教会内部にはかわいらしいステンドグラスなどもあるので、ぜひ見てみてください(^^)

 

 

「ル・ピュイ」徹底ガイド 【旅の大事典】
出典:公式HP

 

ル・ピュイは人口約2万2千人の小さな町ですが、アップダウンがあるので歩いて回るのは多少体力がいります。観光トラムが走っていて町の見どころを周ってくれるので、興味がある方は公式HPをチェックしてみてください。

・所要時間:約2時間
・20人から運行
・料金:13€(1人)

 

ル・ピュイへの行き方

 

町中を歩いていると、このようなデザインの標識やレリーフなどを随所で見かけます。これらは全て「帆立貝」がモチーフになっています。

 

帆立貝はフランスでは「聖ヤコブの貝」と呼ばれていて「巡礼地や巡礼路のシンボル」として用いられます。かの有名なモン・サン・ミシェルでも見ることができます。ぜひ探してみてください。

 

 

以上になります。世界でも珍しい奇観が見られる聖地ル・ピュイ。ぜひ行ってみてください(^^)

 

 

世界の立地がすごい協会

■ヴィタレータ礼拝堂(イタリア)

美しい丘陵地帯として有名なオルチア渓谷の名所で、ポツンとたたずむ様子が非常にフォトジェニックです。詳細は下記からご覧ください。

「オルチア渓谷②観光の見どころ」徹底ガイド

■ヴェネツィアの教会(イタリア)

大運河沿いには複数の教会が立ち並んでいて、「これぞヴェネツィア!」という景観をつくっています。詳細は下記からご覧ください。

「ヴェネツィア④サン・マルコ広場以外の見どころ」徹底ガイド

■聖アンドリーイ教会(ウクライナ)

様々な教会が立ち並ぶキーウにおいて、ロケーションという面では最高の教会です。詳細は下記からご覧ください。

「キーウ②観光の見どころ」徹底ガイド

■サンタアナの丘の教会(エクアドル)

エクアドルの最大都市・グアヤキルの有名観光地です。詳細は下記からご覧ください。

「グアヤキル②観光の見どころ」徹底ガイド

■ヴィソヴァツ修道院(クロアチア)

クルカ国立公園の湖の孤島に建てられています。詳細は下記からご覧ください。

「クルカ国立公園③ロシュキ滝&ヴィソヴァツ島」徹底ガイド

■塩の大聖堂(コロンビア)

使われなくなった岩塩坑に造られた地下220mに位置する大聖堂で、その素晴らしさから「近代建築の宝石」と称されています。詳細は下記からご覧ください。

「塩の大聖堂」徹底ガイド

■ポパ教会(コロンビア)

コロンビアのリゾート地・カルタヘナの絶景ポイントです。詳細は下記からご覧ください。

「カルタヘナ②観光の見どころ」徹底ガイド

■カズベキ村のツミンダ・サメバ教会(ジョージア)

ジョージアの象徴的な場所で、「限りなく天国に近い教会」と称されています。詳細は下記からご覧ください。

「カズベキ村のツミンダ・サメバ教会」徹底ガイド

■カツヒの柱(ジョージア)

高さ40mの巨岩の上に礼拝堂が建てられている場所です。20世紀になってようやく研究が始まり少しずつ解明されていますが、未だ謎も多い神秘的なスポットです。詳細は下記からご覧ください。

「カツヒの柱」徹底ガイド

■サン・フアン・デ・ガステルガチェ教会(スペイン)

2014年にスペインの人々が選ぶ「自然が美しい観光名所」で第1位に輝いた景勝地です。詳細は下記からご覧ください。

「サン・フアン・デ・ガステルガチェ教会」徹底ガイド

■聖マリア教会(スロヴェニア)

「アルプスの真珠」と称えられるブレッド湖の孤島に建てられています。詳細は下記からご覧ください。

「ブレッド湖」徹底ガイド

■スヴァールバル教会(ノルウェー)

人口1000人以上の町としては世界最北端にあたる「ロングヤービーエン」にあります。つまり「世界最北端の教会」ということです。ただ、教会自体は普通です(^^;) 詳細は下記からご覧ください。

「ロングヤービーエン」徹底ガイド

■ペーニャ教会(ブラジル)

リオ・デ・ジャネイロの小高い丘の上に造られた教会で、リオの街並みを一望できます。詳細は下記からご覧ください。

「リオ・デ・ジャネイロ⑩そのほかの見どころ」徹底ガイド

■ヴィエリチカ岩塩坑の「聖キンガ礼拝堂」(ポーランド)

ヴィエリチカ岩塩坑は、1978年に初めて世界遺産に登録された12件のうちの1つです。地下には「岩塩の宮殿」や「岩塩の教会」とも称される空間が広がっています。詳細は下記からご覧ください。

「ヴィエリチカ岩塩坑」徹底ガイド

 

世界には他にも魅力的な教会や修道院がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。当サイトで取り上げている教会や修道院の中から、特にすごい155ヶ所をテーマ別にご紹介しています(^^)

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-パリ(約13時間)

・パリ-リヨン(約1時間)

ベストシーズン 春~秋
外務省 海外安全情報 フランス
ガイドブック フランスのガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上。未使用査証欄見開き2ページ以上。
時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ ・レストラン:基本的には不要

・荷物を運んでもらう:2~5ユーロ

日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるフランス語 ①おはよう。

Bonjour.(ボンジュール)

 

②こんにちは。
Bonjour.(ボンジュール)

 

③こんばんは。
Bonsoir.(ボンソワー)

 

④ありがとう。
Merci.(メルシー)

 

⑤さようなら。
Au revoir.(オゥ ルヴォワー)

 

⑥はい・いいえ。
Oui・Non.(ウイ・ノン)

 

⑦~行きたい。
Je voudrais aller à ~(ジュ ヴドゥレ アレ ア)

 

⑧これがほしいです。
Je veux ceci.(ジュ ヴ ススィ)

 

⑨これはいくらですか?
C’est combien?(セ コンビアン?)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Pourriez-vous baisser le prix?(プリエ ヴ ベッセ ル プリ?)

電圧とプラグ 220V

コンセントタイプ

通貨 ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。

 

日本大使館 HP

フランスの絶景一覧

フランスの絶景

 

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