スピシュ城への行き方と見どころ

 

スピシュ城はヨーロッパ最大級の城の廃墟で、小高い丘の上に立つ雄大な姿は圧巻です。他の街から日帰りでも行けますが、ぜひ麓の町に宿泊して夜のライトアップされた姿も見てみてください(^^)

 

 

「スピシュ城」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

拠点の街・最寄り空港・宿泊・通貨

スピシュスケー・ポドフラディエ
 

 

拠点の街は、最寄りの街である「スピシュスケー・ポドフラディエ」と、空港がある「コシツェ」をご紹介します。周辺にはいくつも街があるので、自分の旅程に合わせて選ぶで良いと思います。また、周辺には「スピシュスケー・○○○○○」という名前の街がいくつもあるので、バスなど間違えないよう注意してください。

 

スピシュスケー・ポドフラディエはスピシュ城の城下町です。1174年からの記録が残っていて、ルネサンス時代の商人の家などが残されています。また、この地域では珍しいシナゴーグ(ユダヤ人教会)もあります。どこからでもスピシュ城が見えて絶景だらけなので、可能ならここに泊まるのがベストです。人口は約4000人。

 

最寄りの空港はポプラト・タトリー空港(TAT)なのですがロンドンとの就航路線しか無いため、コシツェ国際空港(KSC)をご紹介します。こちらも国外の5都市だけとしかつながってないのですが(^^;) 最新の就航路線はこちら格安航空券はこちらです。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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コシツェはスロヴァキア東部の中心都市で、2013年には欧州文化首都でした。往年の女子テニスプレーヤーのマルチナ・ヒンギスさんの出身地でもあります。コシツェからプレショフを経由してスピシュスケー・ポドフラディエへ行く流れが一般的です。人口は約25万人。

 

宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)

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通貨はユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セントで、現地では「エウロ」「ツェント」と呼ばれています。本日のレートはこちら。

 

 

 

コシツェ空港から市内

 
photo by:Igor Bubin

 

空港は市内中心部から南に約10km離れています。市内への移動方法はバスかタクシーになります。

 

バスで行く

・「23番」の路線バス
・5時半~22時半頃まで運行
・30~60分おきに運行
・所要時間:約20分
時刻表

 

タクシーで行く

・所要時間:約10分
・料金:約10€

 

 

コシツェからプレショフ

鉄道で行く
 
photo by:RickRichards

 

コシツェ駅からプレショフ駅への直通列車が出ています。

・4時頃~21時頃まで運行
・1日10本程度
・所要時間:約45分
・料金:2€~

 

■プレショフ駅
 
photo by:Jozef Kotulič

 

 

コシツェ駅前にあるバスターミナルから、プレショフへの直通バスが出ています。

・5時~2時頃まで運行
・5~20分おきに運行
・所要時間:約45分
・料金:3€~

 

 

プレショフからスピシュスケーポドフラディエ

 

プレショフ駅前のバスターミナルから、スピシュスケー・ポドフラディエへの直通バスが出ています。ただ、終点ではありません。「レヴォチャ(Levoča)」を経由して「ポプラト(Poprad)」へ行くバスなので途中下車する形になります。レヴォチャは旧市街が世界遺産に登録されているので、時間があったら足を伸ばしてみてください(^^)

・6時半頃~22時頃まで
・1日15本程度運行
・所要時間:約40分
・料金:1€~

 

■降車するスピシュスケー・ポドフラディエのバス停
 

 

 

スピシュ城

 

 

スピシュ城は12世紀に建てられた巨大な山城の廃墟で「スピシュスキー城」とも呼ばれます。ヨーロッパ最大級の城で、スピシュスケー・ポドフラディエのどこからでも見ることができます(,,゚Д゚)

 

スピシュ城への行き方と見どころ

 

街からスピシュ城まではグーグルマップには表示されてない道があり、まっすぐ歩いて行くことができます。上記のバス停からの道がこちらです。

 

スピシュ城への行き方と見どころ

 

青い星が駐車場で緑の星に門があります。駐車場から見る景色は壮大の一言です。

 

 

山は標高634m。スピシュ城はこの立地から「天空の城ラピュタ」のモデルではないかとも言われています。城は近くにあるように見えますが駐車場から約700mあり、かつ上り坂になるので非常に疲れます。また太陽を遮るものが無いため帽子やサングラスを忘れないようにしてください。

 

 

シーズンによるかもしれませんが、ミツバチが結構いるので虫除け対策しておくのがオススメです。周辺にはリスもたくさんいます(*´ω`*)

 

スピシュ城への行き方と見どころ
photo by:József Süveg

 

こちらはスピシュ城の模型なのですが、実は頂上の城に対して3重の城壁が組まれています。1つ目の城壁から3つ目の城壁までは城外居住区だったということなので、進撃の巨人の世界みたいな感じだったんですね(,,゚Д゚)

 

入場料は8€。入り口で英語の音声ガイドが借りられます。営業時間は季節により変動があるので公式HPをご覧ください。城壁の上は歩けるところもあり、周囲の絶景を見渡すことができます。

 

 

こちらは2つ目の城壁の入り口です。城は1780年に火災が起こり廃墟と化してしまいました。しかし、その後に価値が見直され1993年に世界遺産に登録されています。

 

スピシュ城への行き方と見どころ

 

ハイライトは屋上の展望台です。画面をグルッと回して周囲を見てみてください(^^)

 

 

内部は博物館になっています。こちらは礼拝堂。城は当初ロマネスク様式で造られましたが、度重なる増改築によってルネサンス様式やバロック様式も混在しています。

 

スピシュ城への行き方と見どころ

 

こちらは拷問室ですΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

スピシュ城への行き方と見どころ

 

イラストで使い方が表示されています(^^;) スピシュ城は12月~3月は営業していないので注意してください。涼しい春と秋がオススメですが冬の雪化粧も見事です。

 

スピシュ城への行き方と見どころ

 

そして、やはり可能ならばスピシュスケー・ポドフラディエに泊まって夜のスピシュ城も見てみてください。「ペンジオン ハルプカ」という宿が、部屋からもスピシュ城が見えるのでオススメです。宿の詳細はこちらからご覧ください。

 

スピシュ城への行き方と見どころ

 

以上が個人での行き方になります。少し高くなりますが、ブラチスラヴァからの1泊2日ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。

スピシュ城への行き方と見どころ

 

 

ヨーロッパの名城

■エジンバラ城(イギリス)

スコットランドの首都であるエジンバラのランドマークで、スコットランド王室の宝物や巨大な大砲などを見ることができます。詳細は下記からご覧ください。

「エジンバラ②エジンバラ城」徹底ガイド

■コンウィ城(イギリス)

コンウィはウェールズ北部にある街で、ハイライトのコンウィ城は日本の姫路城と「姉妹城」になっています。「グレート・ブリテン島の一番小さな家」という珍スポットも必見です。詳細は下記からご覧ください。

「グレート・ブリテン島の一番小さな家」徹底ガイド

■デルモンテ城(イタリア)

八角形が特徴的なお城で世界遺産に登録されています。詳細は下記からご覧ください。

「デルモンテ城」徹底ガイド

■スワローズネスト(ウクライナ)

クリミア半島にあるお城で、高さ40mの崖の上に建てられています。詳細は下記からご覧ください。

「スワローズネスト」徹底ガイド

■プレジャマ城(スロヴェニア)

ポストイナにある城で、岩壁と同化した姿が有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ポストイナ②鍾乳洞とプレジャマ城」徹底ガイド

■セゴビア城(スペイン)

ディズニー映画「白雪姫」に登場する城のモデルとして知られています。詳細は下記からご覧ください。

「セゴビア旧市街とローマ水道橋」徹底ガイド

■チェスキー・クルムロフ城(チェコ)

チェスキー・クルムロフは「世界で一番美しい町」と言われていて、城ではクマが飼われていたり見どころが豊富です。詳細は下記からご覧ください。

「チェスキー クルムロフ」徹底ガイド

■プラハ城(チェコ)

「世界で最も古くて大きい城」で、ミュシャデザインのステンドグラスなどは必見です。詳細は下記からご覧ください。

「プラハ③旧市街以外の見どころ」徹底ガイド

■ローゼンボー城(デンマーク)

コペンハーゲンにある名城で、王室の宝物や衛兵の交代式などを見ることができます。詳細は下記からご覧ください。

「コペンハーゲン②歴史的建造物」徹底ガイド

■ノイシュバンシュタイン城(ドイツ)

カリフォルニアや香港のディズニーランドにある「眠れる森の美女の城」のモデルとして知られています。詳細は下記からご覧ください。

「ノイシュバンシュタイン城③概要と周辺の見どころ」徹底ガイド

■ホーエンツォレルン城(ドイツ)

ドイツの「三大名城」と「三大美城」に数えられるお城で、雲海が出たときの「天空の城」の姿が世界的に有名です。詳細は下記からご覧ください。

「ホーエンツォレルン城②観光の見どころ」徹底ガイド

■ロマンティック・ホテル・シュロス・ラインフェルス(ドイツ)

「スピシュ城」徹底ガイド 【旅の大事典】 1245年に建造された本物の古城がホテルとして使われています。詳細は下記からご覧ください。

「ドイツのすごいホテル3選」徹底ガイド

■ブダ城(ハンガリー)

「ドナウの真珠」と称されるブダペストのランドマークです。詳細は下記からご覧ください。

「ブダペスト③ブダ地区」徹底ガイド

■ロワール渓谷の古城(フランス)

130を超える名城・古城が点在するエリアで、当サイトでは6ページに渡って特集しております。詳細は下記からご覧ください。

「ロワール渓谷②シャンボール城」徹底ガイド

■トラカイ城(リトアニア)

「ガルヴェ湖」にある14世紀のお城で、小ぢんまりとしたフォトジェニックな外観と、城内の重厚感のある建物が魅力です。詳細は下記からご覧ください。

「トラカイ城」徹底ガイド

■フネドアラ城(ルーマニア)

ヨーロッパ最大級の居城で「ルーマニアの七不思議」の1つでもあります。詳細は下記からご覧ください。

「フネドアラ城」徹底ガイド

■ブラン城(ルーマニア)

「ドラキュラ城」のモデルと言われる有名な城なんですが、実際には違います(^^;) 詳細は下記からご覧ください。

「ブラン城」徹底ガイド

■ペレシュ城(ルーマニア)

「ルーマニアで最も美しい城」といわれる名城で、ハーフティンバーのような模様と多くの尖塔、そして美しく装飾された部屋の数々が見どころです。詳細は下記からご覧ください。

「ペレシュ城」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ワルシャワ(約11時間)

・ワルシャワ-コシツェ(約1時間)

ベストシーズン 春と秋
外務省 海外安全情報 スロヴァキア
ガイドブック スロヴァキアのガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄1ページ以上。
時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ 基本的には不要
日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるスロヴァキア語 ①おはよう。

Dobré ráno. (ドブレー ラーノ)

 

②こんにちは。
Dobrý deň. (ドヴリー デーニ)

 

③こんばんは。
Dobrý večer. (ドブリー ヴェチェル)

 

④ありがとう。
Ďakujem.(ヂャクイェーム)

 

⑤さようなら。
Do videnia. (ド ヴィデニャ)

 

⑥はい・いいえ。
Áno・Nie.(アーノ・ニェ)

電圧とプラグ 220~230V

コンセントタイプ

通貨 ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(¢)。1ユーロ=100セント。

 

日本大使館 HP

スロヴァキアの見どころ一覧

スロヴァキアの絶景

 

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