「ローテンブルク②町の見どころ」徹底ガイド 【旅の大事典】

 

ローテンブルクは「おとぎの国」「中世の宝石箱」と称されるカワイイ町並みが人気の場所です。このページでは町の見どころをご紹介します。各地からのアクセスについては「ローテンブルク①」をご覧ください(^^)

 

 

「ローテンブルク②町の見どころ」徹底ガイド:目次

グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m

 

町の概要

 

 

ローテンブルクは正式には「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー」と言います。10世紀からの歴史が確認されていて、14世紀からは「帝国自由都市」に位置づけられ、1618年に三十年戦争が起こるまで長く繁栄しました。

 

■17世紀のローテンブルク
ローテンブルクの見どころ

 

しかし、1648年まで続いた三十年戦争と、1634年に発生したペストの大流行などで弱体化していき、1650年には全ての兵士が引き上げて町には何も力が無くなります。

 

 

しかし、これによって逆に17世紀の町並みがそのまま残されることになり、今日ではドイツ屈指の観光地になっています。

 

ローテンブルクの見どころ

 

町は城壁に囲まれていて、徒歩だと2時間ほどで一周できます。また、レンタルサイクルで町の外へ行くこともできます。それでは見どころをご紹介します(^^)

 

 

プレーンライン

 

 

「ザ・ローテンブルク」という景色が見られる場所です。写真手前から道が2股に分かれまして、その間にハーフティンバーのカワイイ家が建っています(*´ω`*)

 

 

黄色、薄緑、青、水色、赤…と、非常にカラフルな家が立ち並んでいて、まさに「おとぎの国」のようです(,,゚Д゚)

 

ローテンブルクの見どころ

 

2股に分かれた道の奥には、それぞれ小さな門があります。左が「ジーベル門」で、右が「コボルツェル門」と言います。駅からは地味に歩きますが、そもそもこの周辺にハイライトが密集しているので、まずはここを目指すで大丈夫です。

 

 

 

聖ヤコブ教会

 

 

1311年から1484年にかけて造られた教会で、高さの違う2つの塔が印象的です。(南塔:55.2m、北塔:57.7m)

 

 

こちらは「十二使徒の祭壇」と呼ばれるメインの祭壇です。1466年に造られました。観音開きになっているのですが、宗教改革が巻き起こった16世紀の頃から長い間閉じられていたため驚くほど保存状態が良く、精緻なつくりを見ることができます。

 

また、西側にある「聖血祭壇」にも素晴らしい彫刻が残されています。

 

 

「聖血」とはキリストが磔にされた際に流した血のことで、十字軍遠征が手に入れてローテンブルクに持ち込まれたそうです。これにより、周辺から巡礼者が訪れるようになり町はさらに発展しました。

■聖ヤコブ教会
・平日:9時~12時
・土日:14時~16時

 

世界のすごい教会については「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。

 

 

ブルク公園

 

 

960年に、ここに「シュタウフェン城」という城が造られたのですが、14世紀に地震で倒壊してしまい公園として利用されるようになりました。中には「ドイツで最も美しいパノラマ」に選ばれた庭園が広がっています。

 

 

もちろん植物ですから時期によって見た目は変わってきます(^^;) ただ、ローテンブルクの町を一望できるので時間があったら行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

市庁舎とマルクト広場

 

 

荘厳な市庁舎は、正面のファザードがルネサンス様式、アーケードの部分がバロック様式、白い塔の部分がゴシック様式で造られています。塔は高さ60mで、220段の階段を登り町を一望することができます(^^)

 

 

ただ、塔は11~3月の平日は入れないので注意してください。

■ローテンブルク市庁舎の塔
・料金:2€
・4~10月:9時半~17時
・11~3月の土日:12時~15時
公式HP

 

市庁舎前には「マルクト広場」があります。ストリートビューの真ん中に写っている白い建物が観光案内所です。広場周辺は本当に素晴らしいので、画面をグルッと回して周囲を見てみてください。

 

 

観光案内所の上にある時計は仕掛け時計になっていて、毎正時に時計の両側の窓が開き人形が出てきます。描かれるのは三十年戦争の逸話の1つである「マイスタートゥルンク」。ローテンブルクでは定番の物語で、登場人物である将軍と市長の人形が、グラスのワインをゆっくりと飲み干します(^^)

 

 

そのほか、広場周辺の見どころとしては「ゲオルグの泉」や、次にご紹介する「ケーテ・ウォルファルト」などがあります。

 

■ゲオルグの泉
ローテンブルクの見どころ

 

 

「ケーテ・ウォルファルト」と「ドイツクリスマス博物館」

 
photo by:James Jones

 

右のオレンジ色の建物の1階が「ケーテ・ウォルファルト」で、2階が「ドイツクリスマス博物館」です。ケーテ・ウォルファルトは、年間を通して営業しているクリスマス専門店で、店の前にはクリスマスツリーが常にあるので分かりやすいです。

 

ローテンブルクの見どころ ローテンブルクの見どころ
photo by:alh1                 photo by:alh1

 

言われてみれば日本ではありえないですよね。しかし、クリスマスの本場ドイツとはいえ、一年中需要があるとは驚きですΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

ローテンブルクの見どころ
photo by:LenDog64

 

こちらが、ドイツクリスマス博物館。ヨーロッパの本場のクリスマスを垣間見れるので、なかなか貴重な場所です。夜は完全にクリスマスですね(^^)

■ドイツクリスマス博物館
・料金:4€
・月~土:9時~18時半
・日:10時~18時

 

世界のすごい博物館については「世界の博物館&美術館総特集」をご覧ください。

 

 

夜警ツアー

ローテンブルクの見どころ

 

「夜警」とは、夜に町を見て回り犯罪や火災などを防ぐ役割を意味します。レンブラントの代表作「夜警」は歴史の教科書などにも登場します。

 

 

これを体験することが出来るのが「夜警ツアー」なんです。20時から英語のガイドツアーが、21時半からドイツ語のガイドツアーが始まります。予約は無くて、参加したい人は時間までにマルクト広場に集合します。

・所要時間:1時間
・料金:8€
・4月4日~12月30日まで
公式HP

 

こちらは昼に行われている様子です。

 

 

ぞろぞろと大勢の人が町中を歩く様子は何やら異様な雰囲気です(^^;) ただ、ヨーロッパでも滅多に体験できないツアーなのでオススメです。

 

ローテンブルクの見どころ

 

以上になります。他にも「中世犯罪博物館」や「シュピタール城砦」など様々な見どころがあります。観光馬車もあるので、ぜひゆっくり見て回ってください(^^) 各地からのアクセスについては「ローテンブルク①」をご覧ください。

 

 

世界のすごい城壁都市

都市単位でピックアップしているので、城・要塞・ロシアのクレムリンなどは含めておりません(^^)

■サナア(イエメン)

サナアは世界最古の町の1つとされていて、昔から旅人の中で「城壁をくぐった途端にアラビアンナイトの世界になる」と言われてきました。詳細は下記からご覧ください。

「サナア」徹底ガイド

■チェスター(イギリス)

ウェールズとの境にある街で、極めて保存状態が良い城郭都市として有名です。チェスター様式の建物が並ぶ「ザ・ロウズ」は、映画の世界に入ったようでオススメです。詳細は下記からご覧ください。

「ザ・ロウズ」徹底ガイド

■エルサレム(イスラエル)

エルサレム旧市街は全長4.5kmの城壁で囲まれています。城壁の上は歩けるようになっていて、11の門と43の見張り塔があり、その内部は4つの地区と「神殿の丘」に分かれています。詳細は下記からご覧ください。

「エルサレム③城壁の門と神殿の丘」徹底ガイド

■ルッカ(イタリア)

壮大な城壁に囲まれた街で、日本では「進撃の巨人」の世界観に似ていると人気です。コンパクトながら見どころは多く、丸1日とってノンビリと観光したい街です。詳細は下記からご覧ください。

「ルッカ①アクセスと城壁」徹底ガイド

■ヒヴァ(ウズベキスタン)

中央アジアは城壁によって「イチャン・カラ(内城)」と「デシャン・カラ(外城)」に分けられることが多く、ヒヴァのイチャン・カラは最も有名な場所として知られています。詳細は下記からご覧ください。

「ヒヴァ①アクセスと概要」徹底ガイド

■ドブロブニク(クロアチア)

「アドリア海の真珠」と称される美しい街で、旧市街は世界遺産に登録されています。詳細は下記からご覧ください。

「ドブロブニク①アクセスと城壁」徹底ガイド

■カルタヘナ(コロンビア)

コロンビアの有名なリゾート地で、旧市街がグルっと城壁に囲まれています。出入り口はフォトジェニックな時計台で、この内外で治安が変わるので注意が必要です。詳細は下記からご覧ください。

「カルタヘナ②観光の見どころ」徹底ガイド

■ルツェルン(スイス)

スイスでも屈指の美しい街で、元々は街全体を囲んでいた「ムゼック城壁」が900mほど今に残されています。詳細は下記からご覧ください。

「カペル橋」徹底ガイド

■カルカッソンヌ(フランス)

ヨーロッパ最大の城壁都市で、全長3kmにも及ぶ2重の城壁で囲まれています。詳細は下記からご覧ください。

「カルカッソンヌ②観光の見どころ」徹底ガイド

■マラケシュ(モロッコ)

旧市街のメディナが城壁に囲まれていて、たくさんの門が設置されています。詳細は下記からご覧ください。

「マラケシュ」徹底ガイド

 

 

観光の基本情報

航空便例 ・日本-ウィーン(約12時間)

・ウィーン-ミュンヘン(約1時間)

ベストシーズン 5月~9月
外務省 海外安全情報 ドイツ
ガイドブック ドイツのガイドブック
ビザ シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。
パスポート残存期間 シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄1ページ以上
時差 夏:-7時間/冬:-8時間
チップ ・タクシーやレストラン:10%

・ホテルで荷物を運んでもらう:1ユーロ

日本への電話 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。

例)03-9999-9999へかける場合
00+81+3+9999-9999

現地で使えるドイツ語 ①おはよう。

Guten Morgen. (グーテン・モルゲン)

 

②こんにちは。
Guten Tag.(グーテン・ターグ)

 

③こんばんは。
Guten Abend.(グーテン・アーベント)

 

④ありがとう。
Danke schön. (ダンケ シェーン)

 

⑤さようなら。
Tschüss.(チュース) 

 

⑥はい・いいえ。
Ja・Nein.(ヤー・ナイン)

 

⑦~へ行きたい。
Ich möchte ~ gehen.
(イッヒ メヒテ ~ ゲーエン)

 

⑧これがほしいです。
Ich möchte das.
(イッヒ メヒテ ダス)

 

⑨これはいくらですか?
Wie viel kostet das?
(ヴィー フィール コステット ダス)

 

⑩値下げしてくれませんか?
Konnen Sie~?
(ケンネン ズィー~?)

電圧とプラグ 230V

コンセントタイプ

通貨 ユーロ(通貨コード:EUR、記号:€)で補助通貨はセント(CENT)。1ユーロ=100セント。

 

日本大使館 HP

ドイツの絶景一覧

ドイツの絶景

 

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