「入国とビザ取得の方法」徹底ガイド:旅の大辞典

 

名称

入国とビザ取得の方法

場所

トルクメニスタン

(Turkmenistan)

時差

-4時間

(サマータイム無し)

時期

春と秋

 

トルクメニスタンは個人での自由旅行が出来ない国です。旅行代理店を通してツアーに参加するか、またはトランジットビザを取得して5日以内にシレッと観光してしまう方法です。

 

色々手間がかかる国なので、まずはこちらの記事をご覧ください。ただ非常に分量が多いので、一度さーっと目を通していただき、その後に知りたい部分をじっくり読んでください(^^;)

 

また、渡航の際は必ずトルクメニスタン在日本大使館で最新のビザ情報を確認してください。それではご紹介していきます。

 

 

■目次

 

 

■トルクメニスタンとは

 

 

トルクメニスタンは中央アジアでも特に長い間人類が定住してきた土地です。例えば、首都のアシガバート郊外にある「アナウ遺跡」は人類最古の農耕集落跡の1つで、エジプトや中国を凌ぐ紀元前3000年頃のものです。

 

■アナウ遺跡
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出典:https://www.advantour.com

 

しかし世界史においては、ササン朝ペルシア、イスラム帝国、モンゴル帝国、ティムール朝、サファービー朝、ロシア帝国など周辺の大勢力に常に支配されてきました。

 

そんな歴史もあってか、1990年にソ連から独立すると鎖国的な政策がとられ、大統領の権限がとても強く任期も非常に長いことから「中東の北朝鮮」とも称される独裁国家として認識されています。

 

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出典:https://www.globalvillagespace.com

 

国としての特徴は様々で、まず世界4位の資源大国なので国民は「光熱費無料」になっていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 面積は日本の1.3倍ですが、国土の85%は砂漠に覆われていて、人口は約520万人です。「ピラフ」発祥の地として知られていて、農作物ではメロンが400品種にも及びます。

 

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出典:http://guljemals.blogspot.com

 

 

■個人での観光ビザ取得は不可能

2020年現在、トルクメニスタンに入国するにはビザが必要です。ビザは様々なタイプがありますが、観光ビザの取得は「招聘状(しょうへいじょう)」が必要です。

 

この招聘状は「招聘人」がトルクメニスタンの入国管理局に申請するのですが、観光目的の招聘人になれるのはトルクメニスタン大使館などではなく「旅行代理店」で、その旅行代理店のツアーに参加することで申請・許可・発給となります。

 

申請にあたっては、宿、ガイド、移動手段、訪れる観光地など旅程を全て申請する必要があります。また、観光で3日以上滞在する場合は「滞在登録」も必要となり、これも「招聘人」でないと出来ません。

 

簡単にまとめますと「招聘状があれば個人でもビザの申請は出来るが、個人では招聘状が発行されない」ということで、「個人の自由旅行は不可能な状態」ということです(^^;)

 

ツアー参加は日本からでなくても出来るので、ウズベキスタンやイランの旅行代理店を通して、1泊2日や3泊4日などで観光する人もいます。メリットは堂々と観光できるということ。デメリットは費用が高くなるということです。

 

そこで長期旅行者が取得するのが「トランジットビザ」です。

 

 

■トランジットビザ取得の概要

トランジットビザとは「トルクメニスタンの入国目的が第3国へ行くための通過であれば5日以内に限り滞在していいよ」というものです。ただ、日本のトルクメニスタン大使館では発給されないため、周辺国のトルクメニスタン大使館で発行してもらうことになります。

 

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周辺国はこうなっていて、東のアフガニスタンに行く人はまずいないため、北のウズベキスタン、南のイラン、西のアゼルバイジャンが国境超えのルートになります。アゼルバイジャンとは船でカスピ海を往来できます。

 

申請自体は隣国でなくても可能で、例えばキルギスのビシュケク(青)などもよく聞く申請場所です。

 

各国の主なトルクメニスタン大使館

■ウズベキスタン(タシュケント)

 

■イラン(テヘラン)

 

■アゼルバイジャン(バクー)

 

■キルギス(ビシュケク)

 

一番多い申請場所はウズベキスタンのタシュケントで、ネットにも多くの情報があります。9時に大使館が開くのですが「朝一の6時に大使館の裏に行ってリストに名前を書いておかないと、営業開始後ひたすら待たされて、下手すると当日に申請が出来ない」という情報が多く、日本人は多くが6時に行きます。ただ「9時に行っても20分程度待たされただけだった」という情報もありますので、そこまで神経質にならなくて大丈夫だと思います。

 

ビシュケクは隣国でないため申請する人も少なく、朝一に行く必要はありません。ただ申請時に支払う10ドルが銀行振込になります。

 

アゼルバイジャンからカスピ海を渡ってトルクメニスタンに行く人は少ないようです。逆ルートは普通にいますが、トルクメニスタンには5日しか滞在できない中、船がいつ出向するか分からないという、中々リスキーな手段になります(^^;) 5日を超えてしまうと1日につき400ドル支払わないといけませんので(T^T)

 

 

■トランジットビザの申請方法(イランver)

申請に必要なもの一覧

※2019年5月の変更後のルールです
①パスポート
②パスポートのカラーコピー×1
③4×3cmの証明写真×1
④VISAアプリケーションでの申請用紙×1(カラー)
⑤入国管理局へのレター
⑥「Personal Information」の書類
⑦申請費用:10ドル
⑧発行費用:45ドル(受取時)
⑨トルクメニスタン後の国のビザ×3(モノクロ可)

 

申請に必要なもの詳細

②パスポートのカラーコピー×1
白黒は不可なのでカラーコピーを用意してください。ただ求められないときもあるようです。

 

③4×3cmの証明写真×1
以前は2枚でしたが、書類がオンラインになったことで1枚に減りました。

 

④VISAアプリケーション
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まずは画像のリンクから、トルクメニスタンの「イミグレーションサービス」のHPにいってください。グーグルクロームで開くと日本語になります。開いたらページ下部の「Visa registration and extension」を押してください。

 

「入国とビザ取得の方法」徹底ガイド:旅の大辞典

 

ページのかなり下の方でPDFファイルをダウンロード出来ます。これはADOBEのリーダーで開かないと開けません。それ以外で開くとこうなってしまいます。

 

「入国とビザ取得の方法」徹底ガイド:旅の大辞典

 

ADOBEのリーダーは無料でダウンロードできます。無事開けるとこんな書類が出てきて記入できるようになりますので、※が付いている項目を記入します。

 

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顔写真はマスの中をクリックするとファイルをアップできるようになります。サイズを4×3cm(大体)にした上でアップしてください。

 

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プルダウンでこのように選んでいきます。このとき日付が重要で5日以内にするのはもちろんなんですが、申請日から1週間以上開けた上で、なるべく近い日付にすると早く発給されるようです。遠い日付の場合は後回しにされるということですね。理屈は分からないでもありませんので、近い日付を書いてください。

 

また「大使館で受け取る場合は、申請した日付どおりに出入国しないといけないが、国境で受け取ると、ビザの有効期間である『発行から3ヶ月』以内の5日間で自由に出来る」という情報が多く見られます。

 

これは違っていて、実際には「どちらで受け取っても、ビザの有効期間である『発行から3ヶ月』以内の5日間で自由に出来る」ということです。

 

そして、宿を書かないといけませんのでアシガバートの安宿を2つご紹介します。

 

■Syyahat(1泊20ドル・汚いと評判)

 

■Dayhan Myhmanhana(1泊30ドル)

 

両方ともWi-Fiはありません。アシガバートの宿はどこも高いです(T^T)

 

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赤で囲んだ部分は出入国の国境と次の国を選択します。主な国境は下記になります。

 

■黒:Mashhad(マシュハド)
国境へのイラン側の拠点。テヘランのトルクメニスタン大使館でトランジットビザを申請し、マシュハドのトルクメニスタン大使館で受け取れます。

 

■赤:Howden(ホーデン)
イランとトルクメニスタンの国境で、その先に首都のアシガバートがあります。グーグルマップだと「Hawdan」という表記です。

 

■青:Farap(ファラップ)
ブハラへの国境。ブハラは素晴らしいモスクやマドラサが立ち並びます。詳細はこちらのページをご覧ください。

 

■緑:Dashoguz(タシャウス)
ヒヴァへの国境。ヒヴァも「イチャン・カラ」という歴史地区に素晴らしい歴史的建造物が並びます。詳細はこちらのページをご覧ください。の国境

 

■紫:Konye-Urgench(クフナ・ウルゲンチ)
ヌクスへの国境。ヌクスは「船の墓場」として有名なムイナクへの拠点になります。詳細はこちらのページをご覧ください。

 

必要事項を記入し終えたら青で囲んだボタンを押してQRコードを表示させてからダウンロードしてください。

 

⑤入国管理局へのレター
入国管理局へレターのようなものを書かなくてはいけません(^^;) どこの国のトルクメニスタン大使館にも見本がありますので、それを元に書けば大丈夫です。次のような感じで大丈夫なので、コピペして必要事項を変えて使ってください。

 

これは手書きでも大丈夫です。また、用意していかなくても大使館で白紙を渡されますので、それに書けばOKです。現地にボールペンが無い(または足りない)場合があるので持っていくと良いです。

URGENT(必要なら)

To the Embassy of Turkmenistan in【国名】

Subject:Transit visa application
Applicant(s):(申請者の名前)(パスポートナンバー)

 

I would like to apply for transit visa from Iran to Uzbekistan through Turkmenistan. I will cross (入る国境:Howdanなど) and (出る国境:Farapなど) from ( 01/04/2019 ) till ( 05/04/2019 ).

(名前)

(サイン)

(日付)

(和訳)

緊急(必要なら)

【国名】のトルクメニスタン大使館へ

件名:トランジットビザ申請
申請者:(申請者の名前)(パスポートナンバー)

 

イランからトルクメニスタンを経由してウズベキスタンへ行くためのトランジットビザを申請したいです。2019/04/01 から 2019/04/05までで、ホーデンからファラップを通過します。

(名前)

(サイン)

(日付)

 

ちなみに、ウズベキスタン側から入国した人達の情報では「ダルヴァザやヤンギカラに行きたいと書くと観光だとバレてしまいビザがおりない」という情報が多いのですが、イラン側では「ダルヴァザと書いたけど大丈夫だった」という情報があります。まぁ安全のため書かない方が良いとは思います(^^;)

 

⑥Personal Informationの書類
大使館で記入します。飛行機で記入する入国カードのような簡単な内容で、英語で書かれています。

 

⑦申請費用:10ドル
キルギスだと銀行振込になりますが、イランでは大使館で支払えます。

 

⑧発行費用:45ドル(受取時)
上記のとおり、受け取り場所は申請場所と違って構いません。テヘランで申請してマシュハドで受け取れます。

 

⑨トルクメニスタン後の国のビザ×3(モノクロ可)
ウズベキスタンに抜ける場合は日本人はビザがいりません。イランとアゼルバイジャンに抜ける場合はビザを取得してください。ビザ取得にあたっては1枚だけで大丈夫ですが、国境通過時と入国手続き時で合計3枚必要です。

 

 

■トランジットビザの申請方法(キルギスver)

申請に必要なもの一覧

①パスポート
②パスポートのカラーコピー×1
③4×3cmの証明写真×2
④「Visa application form」の書類
⑤入国管理局へのレター
⑥「Personal Information」の書類
⑦申請費用:10ドル+振込手数料
⑧発行費用:45ドル(受取時)
⑨トルクメニスタン後の国のビザ×3(モノクロ可)

 

イラン側と異なる箇所が太字になっています。とはいえ大きくは変わりません。変更部分の詳細を記します。

 

申請に必要なもの詳細

③4×3cmの証明写真×2
紙での申請のままなので2枚必要です。

 

④「Visa application form」の書類
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これは大使館でもらえますが、キルギスのトルクメニスタン大使館のHPからダウンロード出来ます。画像のリンクからHPに移動して緑で囲んだ部分からダウンロードしてください。また⑥「Personal Information」」も青で囲んだ部分からダウンロード出来ます。

 

⑦申請費用:10ドル+振込手数料
こちらは銀行振り込みになります。銀行は「KICB」といって、場所は下記になります。

 

 

ビザの受け取りはこちらも別な場所で可能です。

 

 

■トランジットビザの申請方法(ウズベキスタンver)

申請に必要なもの一覧

①パスポート
②パスポートのカラーコピー×1
③4×3cmの証明写真×2
④「Visa application form」の書類
⑤「Personal Information」の書類
⑥申請費用:10ドル
⑦発行費用:45ドル(受取時)
⑧トルクメニスタン後の国のビザ×3(モノクロ可)

 

基本的にはキルギスと同じですが、タシュケントではどうやらレターの提出が無くなったようです。もし求められても見本を元に書いていただければ大丈夫です。また、ビザが発給されるとメールが来るはずなのですが、タシュケントで申請するとメールが来ないことが多い、とのことです。不安なまま国境に行くのがイヤで大使館受け取りにする人も多くいます。

 

このメールが来ない件については「メール来なかったけど国境で無事にビザをもらえた」という情報が多いので大丈夫だと思います。ただ、そもそも必ずしも全員のビザが通るわけでは無いようで「通らなかった!(T^T)」という情報も確かにあります。ですので、日程に余裕がある人は大使館受け取りの方が安心かと思います。

 

ただ、一度拒否されたからといって永遠に許可がおりないわけでは無いようです。ウズベキスタンで申請したらおりなかったけど、イランで申請し直したら発給されたという情報もあります。理由はわからないとのことです(^^;) また「昔は発給率が約5割だったけど、英語の情報によると今は7割ほどになっている」という情報もありました。

 

大使館内に電子機器は持ち込めないので、スマホなどは守衛さんに預けます。

 

 

■そのほかトルクメニスタン観光の注意点

ネットが制限されている

Wi-Fiはとんでいるのですが、世界で利用されているフェイスブック、ツイッター、ライン、ユーチューブなどが使えません。

 

国境は比較的ゆるい

独裁国家と聞くと身構えてしまいますが、結果ゆるかったという体験情報がほとんどです。

 

面倒くさい闇レート

同じ社会主義国家のベネズエラもそうですが、トルクメニスタンも闇レートがあります。普通に両替すると1ドル=約3.5マナトですが、闇レートだと1ドル=18マナトになりますΣ(゚∀゚ノ)ノ

 

闇レートについては、最新レートについてもそうですが、突然規制が厳しくなり、闇レートで両替したマナトを全て没収されるようになる可能性もありえますので、必ず最新の情報を確認してください。ベネズエラで2017年にそういう体験をしたという情報があります。

 

その他、日本円は両替できません。カードも使えないところが多く、ATMも故障していたりあてにならないので、ドルの現金を持っていくことをオススメします。

 

■トルクメニスタン・マナト
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以上になります。ぜひ、十分に準備して安心快適な旅を楽しんでください(^^)

 

 

■備考

行き方

■航空便例
日本-北京空港(約4時間)

 

北京空港-アシガバート空港(約7時間半)

 

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外務省

 

「入国とビザ取得の方法」徹底ガイド:旅の大辞典
トルクメニスタンの設定です。

備考

 

⇒中央アジアのガイドブック

 

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